金や貴金属には、相場の変動で価格が変わるものです。日によって買取金額が異なるため、相場のチェックが欠かせません。

 

「いつでも売値は同じでしょう」と考えていると、あなたが損してしまうリスクがあります。

 

ここでは、自分で金・貴金属の買取価格を調べる5つの方法、計算方法・3つの買取方法のメリットやデメリットを紹介します。

 

金・貴金属の買取価格における5つの知識

金買取についての知識

金・貴金属の買取価格は、経済や為替などいろいろな原因で変わります。そのため、私たちができるのは、金・貴金属の価格と高価買取できる商品のリサーチです。

 

金や貴金属の買取をする前に、知っておきたい知識を知ってください。

 

 貴金属の相場を調べる

金 貴金属の買取相場を確認する

金・貴金属を売却するときは、相場を調べるのは基本です。金を扱っているブランドでは、金・プラチナ・銀の値段が調べられます。

 

小売と買取の2種類の金額を表示していますが、売りたい人は「買取価格」をチェックしてください。

 

1gあたりのおおよその売却価格がわかります。

 

買取サイトの「買取価格相場表」を見る

金買取相場を確認して価格を知る

「小売と買取価格があって紛らわしい」と考える人は、貴金属買取業者や質屋の「買取価格相場表」を見てください。

 

ここでは、ジャンルごとの買取価格だけが表示されています。手数料なども考えなければいけませんが、売却時の値段を調べられるでしょう。

 

買取価格がアップする「純度」を学ぶ

買取価格が高い純度を調べる

金・貴金属を売却するときは、買取金額がアップする「純度」を知りましょう。基本的には、純度が大きくなれば1gあたりの価格が高いです。

 

順位 純度 1gあたり価格
第1位 24K(24金)

インゴット500g

約4904円
第2位 24K(24金)

インゴット100g

約4869円
第3位 23K(23金) 約4541円
  • プラチナ

 

順位 純度 1gあたりの価格
第1位 Pt1000

(純プラチナ)

インゴット500g

約3,204円
第2位 Pt1000

(純プラチナ)

インゴット100g

約3,172円
第3位 Pt999~1000

(純プラチナ)

約3,072円

 

 

順位 純度 1gあたりの価格
第1位 Sv1000

(999)

約46円
第2位 Sv1000

(純シルバー)

約34円
第3位 Sv925

(スターリングシルバー)

約31円

 

金については、24kのインゴット(金のかたまり)、シルバーは、Pt1000のインゴット(純プラチナ)、シルバーはSv1000(銀のかたまり)の買取価格が高いですよね。そのため、純度の高いチェーンが壊れたネックレスは、高値で売却できます。

 

 インゴットは「グラム数」によって価格が変わる

インゴットはgが重ければ買取価格も高くなる

金・プラチナ・シルバー・パラジウム(プラチナに似ている素材)で買取金額が高いのは、インゴットです。しかし、重さによって価格が変化しています。

 

例えば、金のインゴットでも100gよりも500gが高いです。同じ純度であれば、重量のある貴金属の買取価格が高いです。

 

そのため、同じ純度でも重さで値段が変わるのです。

 

 「パラジウム」は「金」よりも高く売れる

金買取パラジムの価格の確認

虫歯の治療で使う「銀歯」や結婚式ではめる「リング」に使われるパラジウム。2013年1月の平均価格は、パラジウム(2,120円)が金(4,812円)よりも低かったです。

 

しかし、2019年1月の平均価格では、パラジウム(4,775円)で金(4,545円)を上回っています。2019年2月27日現在では、金よりもパラジウムのインゴットが高く売られているため、検討してみてはいかがでしょうか。

 

2019年1月のチャートでは、金が上昇トレンド(安値と高値を切り上げ)のため、パラジウムよりも買取価格が高くなる可能性もあるため、最新の相場をチェックしながら売るタイミングを考えてください。

 

金買取価格の計算方法を知ろう!

金買取の計算方法

金・貴金属の買取価格に関する知識を紹介しました。しかし、知識だけでは金の買取価格はわかりません。

 

ここからは、金買取価格・貴金属買取価格の計算方法を解説します。

 

「買取価格」と「重さ」で計算

金の査定はg×相場で算出する

金・貴金属の買取価格は、売りたい商品の純度・重さで計算してください。業者によって手数料は異なりますが、以下のような計算式で求められます。

 

【買取価格の計算式】

「リサイクル価格」×「商品の重さ」=「買取価格」

 

さらに、純度や買取手数料によって金額が変わるでしょう。例えば、金で24Kのインゴット(500g)の買取価格は、以下のとおりです。

 

【K24で500gの貴金属を売るときの買取金額】

4,794円(2019年2月27日のリサイクル価格)×500g(重さ)=239万7,000円

 

※実際の買取では、買取手数料が必要です。

鑑定で測った金額が違うと、買取金額が変わります。

 

金・貴金属買取の長所と短所

金買取について

金・貴金属を買取方法には、店舗型・宅配買取・ネットオークションといった3つの方法があります。ここでは、それぞれのメリットとデメリットをご紹介。

 

店舗型

金を売る場合店舗によって異なります。

大手の質店・ブランド販売店・リサイクルショップでは、全国に店舗を設置。コンビニエンスストアのような「フランチャイズ店」と会社が運営する「直営店」の2種類があります。

 

あなたが住んでいるエリアにも店舗型の買取店があるでしょう。このような店舗型のメリットとデメリットはこちらです。

 

【店舗型のメリットとデメリット】

 

メリット

  • 査定した日にお金がもらえる
  • ターミナル駅に多い
  • カフェのような店舗もある

 

デメリット

  • 買取金額が低い
  • 査定する商品が多いと大変
  • 働いていると休みの日しか売れない
  • お店がないと買取ができない
  • 買取スタッフがアルバイト(リサイクルショップ)

 

宅配買取

金買取を宅配査定する

宅配買取は、ダンボールがあれば買取ができるサービス。鑑定士の顔を見えないため、査定額の高い業者を選ぶのが大切ではないでしょうか。

 

宅配買取のメリットとデメリットはこちらです。

 

【宅配買取のメリット・デメリット】

メリット

  • 空いているときに査定ができる
  • 地方でも鑑定しやすい
  • 店舗と同じ買取価格(※1大手質店)
  • 査定料・キャンセル料・送料がかからない(※1)
  • 配送キットがある(※1)

 

デメリット

  • 荷造りと配送業者の集荷依頼が必要
  • 査定から支払いまでの時間が長い
  • 買取価格の値上げ交渉ができない
  • 小見出し:ネットオークション

 

宅配買取は「仕事が忙しくて店舗にいけない」や「近くに買取店がない」といった人におすすめです。

 

出張買取

出張で査定をする

出張買取は、あなたの自宅に鑑定士が訪問するサービス。鑑定に時間はかかりますが、宅配買取のような荷造りもいらないため、ラクをしたい人におすすめです。

 

また、買取する気のない商品も売りやすいです。例えば、捨てようとしていた金・プラチナ・シルバーのネックレスやイヤリングに高値が付くかもしれません。

 

出張買取のメリットとデメリットはこちらです。

 

【出張買取のメリット・デメリット】

メリット

  • まとめて買取してくれる
  • 梱包する必要がない
  • 自宅で買取ができる
  • すぐにお金が手に入る

 

デメリット

  • 査定の時間が長い
  • 自宅を物色される
  • 査定後のキャンセルがしにくい

 

金・貴金属の知識を付けて、買取価格を上げよう!

金の計算方法をしっかり知ろう

金・貴金属の知識を学ぶことで、自分が持っている商品の特徴や相場がわかるでしょう。貴金属の買取金額も、リサイクル価格×商品の重さで計算ができます。

 

計算がめんどくさい人は、ホームページにある「シミュレーションツール」を利用してください。

 

買取方法については、価格交渉をしたければ「店舗型」、仕事が忙しい人は「宅配買取」、自宅で査定したい人は「出張買取」がおすすめです。