腕時計は、日常生活において不可欠存在です。
定期メンテナンスの重要性を理解することで長く使用することができます。
このコラムでは時計の取り扱いに注意すべきポイントを解説します
いくつかの重要なポイントを紹介します。

1. メーカーによる定期点検

腕時計は、内部の精密な部品が正確に動作することで時間を正確に計ることができます。
機械式であれば、シンプルな物でも160以上ものパーツで構成されており、メーカーでしか修理が出来ないパーツも存在します。
街中の時計屋でも修理できることもありますが、モデルによっては正規のパーツを使用しないで修理するので、コストはかかりますが正規店でオーバー
ホールをすることをおすすめいたします。
正規以外の部品を使用した場合は正規店で修理ができない場合がある為です。

2. 汚れの除去

ケースやバンドには汚れや汗、皮脂などが付着しやすいです。
これらの汚れを定期的に除去することは、素材によっては錆びや腐食の予防にもなります。
柔らかい布や歯ブラシを使用して、汚れを優しく取り除きましょう。

3. 防水性の確認

防水腕時計を所有している場合は、定期的に防水性を確認することが重要です。
防水機能が付いている物には内部に水分が入らないようにゴム状のパッキンが挟まれています。
これが経年劣化を起こして硬くなり、割れてしまう事があります。
この状態で入水すると、防水性がないので故障の原因になります。

4. バッテリー交換

クオーツ時計の場合、バッテリー寿命が尽きたものはすぐに交換することが重要です。
バッテリーが切れたまま放置すると、液漏れによる内部部品の損傷を引き起こす可能性があります。

電池交換だけであれば数千円で済みますが、部品が損傷していた場合はムーブメン
ト交換になるので数万円の修理費がかかります。
使用していない物も電池が切れて場合電池を抜くようにしましょう

5. 保管方法

時計を保管する際は、湿気や急激な温度変化を避けましょう。

特に湿気は腐食の進行をすすめる原因になります。

長期間時計を使用しない場合は、乾燥した環境で保管、時折動かして潤滑油の固着を防ぐことが望ましいです。

6.やってはいけない事

定期メンテナンスの中には絶対に自分でやってはいけない事があります。
それは磨く事です。

傷が付くと磨いて綺麗にしたくなりますが、これはお勧めしません。
メーカーによりモデルに合わせた磨き方がマニュアル化している為です。
マニュアル以外の磨き方をすると、カスタム扱いになってしまいメーカーでの修理が受け付けが出来ない場合があります。

ご自身で磨いた場合査定では、綺麗な状態でもマイナス評価になります。

まとめ

腕時計の定期メンテナンスは、より長く楽しむための重要な要素です。
そして、綺麗な状態を保つことで高額査定につながります。

鑑定歴10年の岡田です。査定についてのご相談はお任せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。