動かないオメガ腕時計は高く買取ができる?
オメガの時計は、正確に時を刻むことができることで有名ですよね。
また、壊れにくいという点も魅力的なのですが、仮に壊れているオメガの時計であっても買取してもらえるというのをご存知でしょうか?
では、どんなケースにおいてオメガの壊れた時計を買い取ってもらえるのでしょうか?
ここでは、故障したオメガの時計について解説します。
わたくしブランドレックス鑑定士千藤と申します。
オメガの時計は壊れていても買取はできますが、状態や症状によって価格は変動しますので詳しく説明させていただきます。
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オメガの特徴と壊れたオメガの買取価格
まずはじめに、オメガの特徴について解説します。
正確性や精度が高い
オメガと言えば、なんと言っても精度の高さがあります。
確実に時を刻むという能力に長けており、コーアクシャルという技術も見どころの一つです。
コーアクシャルとは、独立時計師として名を馳せているジョージ・ダニエルズが開発した技術です。
機械式時計の心臓部となる調速機構との動力伝達を担当している脱進機機構における摩擦を大幅に低減することによって、
約10年間オーバーホールなしでも精度を保てるようになりました。
オーバーホール自体が費用が発生してどうしても敬遠されがちなのですが、時計の精度を保つためには重要なものです。
そのオーバーホールの手間を省けるということで高い注目を集めました。
但し、量産が難しくてコストが高くなるため当初は積極的に導入されていませんでした。
契機となったのが、1999年にデ・ビル・コーアクシャルのCal.2500に採用されたことで、今ではスタンダードな技術となっています。
このように、オメガではより高い精度を保つために日々技術革新を続けています。
イベントには欠かせないブランド!
オメガを語る上で、一大イベントとの関連性も欠かせないポイントです。
オメガは、オリンピックの公式スポンサーを長く続けています。
例えば、オリンピックで陸上競技を見ているとタイムが表示されますが、その文字盤を見るとオメガの文字が見えます。
また、選手が身につける腕時計もオメガというケースが多いです。
1932年から公式スポンサーを務めていて、もちろん最新の2020年東京オリンピックも担当しています。
他にも、オメガでは夏季オリンピックを記念して記念モデルを販売しています。
腕時計の裏にはオリンピックの文字とモチーフが描かれており、ひと目で限定品であることがわかります。
オリンピックでは、アスリートがコンマ1秒を短縮するために日々努力を重ねていますが、正確に時を刻むという能力に長けたオメガが選ばれるのは必然的な流れであると言えます。
また、1969年のアポロ11号の月面着陸で使用されていた腕時計という点も欠かせないエピソードです。
ムーンウォッチとして大きな評判を呼び、オメガの名前が世界中に知れ渡りました。
壊れたオメガの買取価格一例
一例にはなりますが壊れたオメガの買取価格を紹介いたします。
オメガ シーマスター300 2531-80
通常買取価格160,000円 ※壊れてない場合の買取価格※
こちらは不動オメガになります、不動の場合は通常買取価格よりも1万円~5万円前後マイナス査定になります。
その為動いてない場合の買取価格は10万円前後でないかと思われます。
オメガ スピードマスター トリプルカレンダー 3523-30
通常買取価格100,000円※壊れてない場合の買取価格※
こちらはリューズ不良のオメガになります、リューズ不良の場合は~3万円前後マイナス査定になります。
そのため7万円前後での買い取り相場になります。
オメガ スピードマスターデイト 3513-50
通常買取価格100,000円※壊れてない場合の買取価格※
こちらのオメガはブレス破損になりますが、簡単に修正ができた為
千円程マイナス査定になるだけでした。
そのため買取価格98000円~99000円前後になります。
オメガ デヴィル コ・アクシャル 431.33.41.21.01.001
通常買取価格280,000円
こちらは壊れていませんが、革ベルトにかなりの使用感があります。
その場合は1万円前後マイナス査定になる可能性があります。
その為270,000円前後が買取相場になります。
オメガ デビル SS 付属品なし
通常買取価格15,000円 ※壊れてない場合の買取価格※
こちらは本体のみのオメガデビルになります。
ガラスにも傷があります。この場合は5000円前後マイナス査定になります。
よって買取価格としては1万円前後になります。
オメガは修理する内容で買取価格は変動します、原因がわかればより正確な買取価格の提示ができます。
オメガが壊れる原因は?
壊れにくい腕時計が多いオメガですが、故障するリスクがまったくないわけではありません。
主なオメガが壊れる原因としては、以下があります。
時計が遅れたり止まる
新品時には正確な時間を刻むことができるオメガの腕時計ですが、使用し続けることで徐々に内部のギアなどの部品が摩耗したり油が変質して動きが悪くなり狂い出すことがあります。
これは、他のブランドの腕時計も同様で腕時計の宿命でありますが、オメガではコーアクシャルによってオーバーホールの間隔を伸ばすことができるようになりました。
それでも、やはり劣化するので定期的なオーバーホールが必要なのです。
また、他の要因としては防水性能が薄れてしまい内部に水分が侵入して腐食したり、異物が侵入してギアに噛み込むことで動作不良を引き起こします。
よって、パッキンなどを交換して本来の防水性を取り戻すことも重要となります。
プッシャーやリューズの破損
時間やデイト機能の調整、そしてねじ巻きという重要なポイントを担うのがプッシャーやリューズです。
プッシャーやリューズはかなり精密にできているので、ちょっとした衝撃で意外と簡単に破損してしまいます。
また、汗汚れが溜まりやすい場所なので、塩分によって腐食が進行して強度不足を引き起こすこともあります。
定期的な掃除が必要になりますが、それでも思わぬ形でぶつけて破損することもあるので、破損した場合は修理しなければなりません。
バックルの破損
バックルの破損も多い故障要因となっています。
主にスライドネジの破損や内部バネのサビが原因となりますが、経年劣化によって破損することもあります。
消耗品というイメージもあるので、通常定期オーバーホールで交換されます。
ただ、オーバーホールを怠ると交換されずに破損して初めて交換するということになります。
ブレスの破損
重厚なモデルの場合、その重さに耐えきれなくなりブレスの破損が発生します。
正確には、ピンパイプの破損が発生するのですが、こちらも経年劣化によって発生するものです。
無駄な衝撃を与えてしまうことによって破損リスクが高まりますので、いくら頑丈なオメガの腕時計であっても丁寧に扱うことが重要です。
故障したオメガの腕時計は買取してもらえる!
様々な要因で故障リスクがあるオメガの腕時計ですが、たとえ故障していたとしても買取してもらえる可能性があります。
故障したオメガの買取条件などは、次のようになっています。
殆どの故障でも買取可能!
故障にも程度がありますが、ちょっとした動作異常や破損等であれば、問題なく買い取り可能です。
なぜ故障していても買い取ってくれるのかが不思議に感じますが、仮に故障していても修理すればそのまま利用できるという点があり、修理費用を加味して買取するのです。
また、ヴィンテージモデルの場合は仮に動作していなくてもコレクションしたいというニーズもあります。
よって、故障していても買取が実現するのです。
もしガラスの一部が欠けていたり、部品が欠品している場合でも買取してもらえる可能性があるので、まずはお気軽に査定を受けてみることをおすすめします。
買取不可となるケースは?
ただ、どんな故障でも買い取ってもらえるわけではありません。
基本的に、オーバーホール不足による動作異常レベルであれば問題ないのですが、明らかに大きな外傷を負っていて修復不可能である場合は買取ができません。
また、表向きは問題ないように見せても、内部に水分が侵入して基盤全体が腐食していて完全移植しないといけない場合は買取してもらえないケースもあります。
買取価格がつかないといっtことはありませんが、かなり安い買取価格になります。
気になる買取金額は?
仮に故障していても買い取って貰える場合は、買取金額が気になります。
基本的に、修理費用と手数料などを差し引いた状態で査定額が提示されるのが一般的です。
それならば、先に修理した上で査定を受けたほうがお得に感じるかもしれませんが、修理歴のあるオメガの腕時計は査定額が大きく下がる可能性がありますので、一概に修理したほうが良いとは言えません。
故障の程度や買取業者によって、修理すべきかそのまま買い取ってもらうかを判断して買取してもらうことが重要です。
壊れたオメガの時計もブランドレックスにおまかせ!
今回は、故障したオメガの腕時計について紹介しました。
頑丈にできているオメガの腕時計でも、故障のリスクは存在しています。
もし壊れた腕時計の場合でも、ブランドレックスではしっかり査定した上で買取対応させていただいております。
査定時には、お客様にしっかりと説明することをモットーとしており、その対応については高い評価を得ております。
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