エルメスオータクロアの魅力を鑑定歴20年以上のプロが紹介
エルメスのバッグと言えば、まず思い浮かべるのがケリーやバーキンではないでしょうか?
確かにおしゃれで永遠の憧れと言っても過言ではないバッグですが、実はケリーやバーキンのルーツとなるバッグがあるのをご存知でしょうか?
その名は、オータクロアです。
では、オータクロアとは一体どんなバッグなのでしょうか?
ここでは、オータクロアの歴史や魅力などについて詳しく解説します
わたくしブランドレックス 鑑定士千藤と申します。
エルメスについては鑑定歴20年以上ありますので自信がございます。
オータクロアは私も好きで所有しています。参考になる記事を書きましたので是非読んでみてください。
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オータクロアについて
まずはじめに、オータクロアというモデルについてより詳しく紹介していきます。
オータクロアの歴史
オータクロアは、馬の鞍を入れるバッグとして1892年に誕生しました。
当初は、鞍入れとして活用されていたのですが、手頃なサイズ感ということもあり徐々に旅行バッグとして活用されるようになりました。
オータクロアが売れたことによって、シャネルは馬具を中心とした商品ラインナップではなく、徐々にファッション志向の高いアイテムを多く販売し始めます。
その過程において生まれたのが、ケリーやバーキンです。
デザインとしては全く同じではなく、ハンドル部が若干スクエアなデザインになっていることと、ベルトを通す留め具が、輪になっている違いがあります。
オータクロアの特徴は?
オータクロアは、鞍入れのために若干縦長のデザインを採用しています。
そして、重い鞍を収納することを想定して、頑丈な素材を使用しているのが特徴となります。
メインで使用されているのが、ボックスカーフとアルデンヌです。
※左がボックスカーフ右がアルデンヌ※
ボックスカーフは、上品な光沢があってエレガントな印象を与えることができます。
落ち着きがあるだけに、ビジネスシーンでも活用することが可能です。
また、使用することによって徐々に変化が生まれてきて、また違った印象を与えることができます。
素材自体が長持ちするものですので、一生モノのバッグとしても使用できます。
すでに100年以上の歴史があるオータクロアのヴィンテージなデザインにもよくマッチする素材としておすすめです。
アルデンヌは、アルデンヌ地方で生まれたメスの子牛のレザーを使用しています。
残念ながら、今では廃盤となっているために見ることができないのですが、硬さがあって型くずれしにくい特徴があります。
オータクロア自体が縦長で独特なデザインとなっており、なかなか自立させにくいものですが、アルデンヌの硬さもあって自立させやすくなっています。
型押しされていて、デザイン的にも秀逸、そして頑丈なこともあって中古市場でも未だに高い人気を誇っています。
どのモデルも、基本的に頑丈に作られており、使用している素材を含めて長持ちさせることを重視して作られています。
サイズラインナップは?
オータクロアは、基本的に大きなサイズのバッグですが、サイズラインナップとして28から60まで存在しています。
数字が大きくなればなるほど、サイズ的には大きくなります。
最も小さなサイズの28ですが、それでも十分すぎるサイズ感となっています。
実は、この28というサイズは以前は存在していなかったのですが、デイリーバッグとして使用したいというニーズが高まったことで、ラインナップに追加されました。
ビジネスシーンで使用するにちょうどよいサイズとなっていて、また軽量で持ち運びやすい点も評価されています。
もう少し大きめのサイズが欲しい場合は、32もあります。
オータクロアの中でも最も人気が高いモデルであり、種類も多くより自分好みのものを見つけやすいです。
また、底面には足となる金具がついており、自立させやすいデザインも好評を博しています。
スクエアなデザインとなる40は、バランスの良さが魅力的です。
これより大きな45となると、大きな書類を持ち運ぶ際などに向いています。
また、このサイズ以上となると男性にも好まれるものが増えていきます。
50サイズ、そしてレアな60サイズは旅行バッグとして人気です。
見た目でも大きさを感じさせますが、それでもスタイリッシュでスーツなどにもマッチすることができます。
また、ある意味で誕生した当初のオータクロアに近い存在のバッグであるとも言えます。
カラーバリエーションは?
オータクロアは、基本的にフォーマルなシーンで活用したいというニーズが多くあります。
よって、カラーリングとしてはブラックが最も高い人気があります。
ただ、季節柄のカラーリングも多く揃えており、例えばグリーンやブルーなどの特定の季節を連想させるものも人気です。
他では、オレンジやブラウン、イエロー、ピンクなどのカラーリングも存在しています。
オータクロアの価格は?
オータクロアは、定価を見てみるとなんと100万円を超える設定となっています。
よって、購入する際にはかなり思い切りが必要です。
また、買取という観点で見ても高額での買取が実現することが多いです。
特に、40サイズでレアなモデルの場合は、100万円以上の買取金額となった事例も多くあります。
基本的に、大きなサイズは需要という意味では高くないのですが、逆に希少価値という観点で見れば高いものがあって、特にコレクターの方に注目されています。
よって、100万円を超えるような高額での買取が可能なのです。
他のサイズについても、状態次第ですが50万円前後での買取実績が多数あります。
オータクロアのおすすめバッグ!
数多いオータクロアの中でも、特におすすめのバッグを紹介します。
オータクロア 32 ブラック ○W刻印
ブラックのボディでシックな印象を与えるバッグです。
アルデンヌを使用していることもあって、上品な光沢を楽しめます。
その中に、ハイセンスなゴールドの金具が良いアクセントとなっています。
南京錠が付いており、大切な書類を入れて持ち運ぶのにも向いています。
内部にはポケットがないのですが、大型のノートパソコンを入れて持ち運びも可能です。
程よいサイズ感によって、様々なシーンで活躍間違い無しのバッグです。
オータクロア 32 ルージュアッシュ シェーブル
こちらも32サイズのモデルですが、ルージュアッシュのカラーリングで女性向きなアイテムです。
ハンドル部分の手馴染みがよく、使い込むことでより魅力的なバッグに変身します。
オータクロア50 ヴァッシュ ナチュラル〇S刻印
ちょうどバブル期に発売されていたモデルであり、時代背景が手にとってわかるような派手めなカラーリングとなっています。
底に行くにつれて膨らむ独特なデザインですが、多くの荷物を収納してもスマートさをキープできます。
旅行バッグとしても最適で、様々なシーンで活用可能です。
オータクロア28 トゴ ブルージン □I刻印
近年特に人気の28サイズのバッグです。
ターンロック開閉式で、カナデでロックすることができます。
ブルージーンというカラーリングで、他のバッグとの違いを明確にできます。
ちょっとしたお出かけ時に大活躍間違い無しのバッグとしておすすめです。
オータクロアを売りたい場合はブランドレックスにおまかせ!
今回は、エルメスのオータクロアについて解説しました。
元々は鞍入れ用のバッグとして登場したこともあって、大型のサイズが主流です。
その中で、コンパクトサイズのオータクロアが増えており、特に若い女性に人気です。
そのオータクロアは、買取市場でも非常に人気で、高値買取が可能です。
ブランドレックスでも、お客様の大切なオータクロアをより高い金額で買取対応させていただいております。
また、ブランドレックスでは、店舗買取以外でも出張買取や宅配買取にも対応しており、好評を博しております。
スタッフ一同、皆様のオータクロアを買取させていただくのを楽しみにお待ちしております。
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