ブランドレックス銀座
鑑定士 千藤
買取速報
鑑定士プロフィール
- 鑑定士
- ブランドレックス千藤
- ブランド査定歴
- 20年以上
長年、銀座を拠点にロレックス・高級時計・ブランド品の買取査定に携わってきました。
これまで数万点以上の査定経験をもとに、実際の買取現場の相場感や査定のリアルを分かりやすくお伝えしています。
多くの現場を経験する中で、莫大な広告費や一等地の家賃が「買取価格」を圧迫している現状に疑問を感じ、現在は固定費を極限まで削った『鑑定特化型オフィス』を運営しています。
削ったコストはすべて査定額に上乗せし、大手チェーンには真似できない「直通の最高値」をご提示します。
「まずは相場だけ知りたい」「売るか迷っている」という段階でのご相談も大歓迎です。
無理な勧誘は一切ございませんので、プロの視点が必要な際はお気軽にお声がけください。
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鑑定士からのコメント
ロレックス シードゥエラー4000 Ref.116600 最新買取相場コラム
ロレックスのプロフェッショナル・ダイバーズウォッチの系譜において、独自の存在感を放つ「シードゥエラー4000 Ref.116600」。2014年から2017年までのわずか約3年間という極めて短い期間しか製造されなかった歴史的背景を持ち、スポーツロレックス屈指の「短命モデル(ディスコン)」として知られています。サイクロップレンズ(日付拡大鏡)を持たない最後の40mm径シードゥエラーであり、サブマリーナーの完成されたプロポーションに1,220m防水という圧倒的スペックを詰め込んだストイックな仕様が、時計愛好家やコレクターを魅了し続けています。本稿では、2026年6月から過去半年間(2026年1月まで)の実市場データに基づき、Ref.116600のリアルな買取相場推移と査定現場での評価ポイントをテキストベースで分かりやすく可視化しました。
【月別】シードゥエラー4000 Ref.116600 買取相場推移(2026年6月〜1月)
2026年6月
平均相場指数: 1,845,000円
前月比(推移幅): +45,000円
市場の主なトピックス: 年始の国内定価改定(一斉値上げ)に伴い、買取相場も即座にベースアップ。市場在庫の薄さに加え、本格的な夏場を前にダイバーズ需要が一段と引き締まり、底値が切り上がる推移となっています。
2026年5月
平均相場指数: 1,800,000円
前月比(推移幅): +30,000円
市場の主なトピックス: 為替市場における円安傾向が強まり、海外バイヤーの買い付けを巻き込んで続伸。グローバルなセカンダリー相場の押し上げに連動し、堅調な動きを見せました。
2026年4月
平均相場指数: 1,770,000円
前月比(推移幅): +10,000円
市場の主なトピックス: 新年度の相場入れ替え時期ながら、国内の流通在庫不足が表面化。良質な個体が市場から減少したことで相場が下支えされ、ジリ高の展開に。
2026年3月
平均相場指数: 1,760,000円
前月比(推移幅): 横ばい(0円)
市場の主なトピックス: 世界的な金融市場の微調整局面を受け、主要スポーツロレックスの相場が一時的に膠着。しかし、本モデルは希少性の高さから売り急ぐ動きがなく、横ばいをキープ。
2026年2月
平均相場指数: 1,760,000円
前月比(推移幅): 横ばい(0円)
市場の主なトピックス: 1月に見られた定価改定直後の急激な買い気から一転し、売り手と買い手の間で価格の平準化(膠着状態)が進んだ月となりました。
2026年1月
平均相場指数: 1,760,000円
前月比(推移幅): +60,000円
市場の主なトピックス: ロレックス公式の価格改定(定価引き上げ)をトリガーに、生産終了モデルの実勢価格が一斉に急上昇。ディスコンゆえの「手に入らない価値」が再評価されたスタートとなりました。
主要モデルの具体的な買取最高値目安の推移
Ref.116600全体の買取相場は 170万円〜210万円 の間で推移しています。製造期間が短いため大きなマイナーチェンジはありませんが、製造年代(シリアル)やクラスプの仕様、コンディションによって査定額のレンジが明確に分かれます。
高年式・最新型クラスプ(鏡面バックル・最終年式頃)
買取最高値目安: 約 1,950,000円〜2,100,000円
仕様特徴: バックル内側の折りたたみ部分が、ザラザラした梨地仕上げから、美しい光沢を持つ「鏡面仕上げ」へと変更された後期個体、および2017年の生産終了間際に製造された個体です。
推移傾向: コレクターズアイテムとしての側面が強まっており、箱・保証書が完全に揃ったミントコンディション(極上品)であれば、200万円台の大台に乗る査定事例が継続的に確認されています。市場流通量が極めて少ないため、上限値付近での高値安定が続いています。
初期〜中期型クラスプ(梨地バックル / 2014年〜2015年頃)
買取最高値目安: 約 1,700,000円〜1,900,000円
仕様特徴: 製造初期に見られる、クラスプ内部が艶消し(梨地)仕様になっている個体です。
推移傾向: 後期の鏡面仕様に比べると実勢相場は一段下がりますが、ディスコンモデルとしての資産価値は共通して高く評価されています。コンディションが良く、日常的な使用キズ程度に留まっている個体であれば、180万円前後の安定した査定価格を維持する推移を辿っています。
プロの鑑定士による市場動向・査定コメント
シードゥエラー4000(Ref.116600)は、ロレックスの長い歴史の中でも「失敗作ではなく、早すぎた名作」と称されるほど、今やセカンダリーマーケットでの評価が逆転しているモデルです。査定現場において、当店のプロ鑑定士が特に注視する実務的なポイントは以下の通りです。
製造期間の短さに伴う「個体のオリジナリティ」
わずか3年ほどの製造であったため、すべてのパーツが当時のオリジナル(交換されていない状態)を保っているかが最重要視されます。例えば、メーカー修理等でベゼルや文字盤が後の世代のものに交換されていると、コレクション価値の観点から最高値目安からの減額対象となる場合があります。
ケースの厚み(15mm)とエッジのコンディション
1,220m防水を保証する肉厚なステンレスケースは、日常使用においてぶつけやすく、ラグの角やケースサイドに打痕が残りやすい傾向にあります。過去のポリッシュ(研磨)によってケースが痩せておらず、エッジが鋭く立っている個体は、海外のシリアスコレクターからの需要も重なり、相場上限のプレミア査定を提示することが可能です。
為替の波と世界的な「40mm径」の再評価
後継機のRef.126600が43mm径へと大型化したため、手の馴染みが良い「40mmサイズの本格プロダイバーズ」を求める声が世界中で高まっています。円安トレンドが強まる局面では、このサイズ感を狙うアジア・欧米のバイヤーが一気に買い付けを強化するため、相場指数以上の高価格をご提示できるケースが多々あります。手放すタイミングとしては、ディスコン価値が完全に定着し、定価改定と円安の恩恵をダイレクトに受けている現在が、まさに最高のリターンを期待できる売り時と言えます。
実務の視点から答えるSEO・FAQ
Q. 同じ116600でも、バックルの「梨地」と「鏡面」で買取金額にはどのくらい具体的な差が出ますか?
A. バックルの折りたたみ部分の仕上げの差(年式の新旧)により、買取金額には「約5万円〜15万円」ほどの具体的な価格差が生じます。当然、製造年が新しく「鏡面バックル」を搭載している高年式個体の方が市場での希少性が高いため、最高値目安のレンジに届きやすくなります。
Q. わずか3年で廃盤になった116600ですが、今後の資産価値や将来性はどうですか?
A. 将来性は非常に有望であると鑑定士の間でも評価されています。ロレックスにおいて「製造期間が極端に短いモデル」は、将来的にヴィンテージ・アンティーク化した際、流通量の圧倒的な少なさから価格が爆発的に高騰するケースが歴史的に証明されているからです(過去の「赤シード」など)。現時点でも値崩れのリスクが極めて低い確固たる資産価値を築いています。
Q. 116600は「サブマリーナ」や後継の「126600」と比べて、査定で有利な点はありますか?
A. 「サイクロップレンズがないセラミックベゼル仕様の40mm」という、唯一無二のアイデンティティが最大の強みです。サブマリーナーのルックスでありながら、より武骨でプロ仕様なスペックを持つため、他人と被りたくない時計愛好家からの指名買いが絶えません。後継の126600(43mm径)はサイズが大きすぎるというユーザーの受け皿にもなっているため、独自の需要層を完全に確立しています。
Q. 保証書(ギャランティ)がありません。ディスコンモデルだと減額は大きいですか?
A. 製造期間が短い希少モデルであるからこそ、当時の保証書の有無はコレクション価値に直結します。本体のみでお持ち込みいただいた場合、完品状態と比較して「約15万円〜30万円」ほどの減額となるケースがございます。しかし、時計本体が持つ「3年しか作られなかった歴史的価値」そのものが消えるわけではないため、当店では本体のポテンシャルを極限まで評価し、高価買取をお約束します。
116600の査定ポイントを画像で解説
傷
着用によるスレや小傷は個体ごとに差があり、その程度によって査定評価も変動します。
実際の査定では、ラグ周りやブレス接続部など接触が多い箇所を中心に確認していきます。今回の個体は細かなスレが見受けられる程度で、目立つ打痕や深い傷はなく、全体的には良好なコンディションでした。
現場で多いのは「この程度の傷でも影響があるのか」というご相談ですが、軽微なスレであれば大きな減額にはなりにくく、仕上げで整うレベルであれば評価は大きく崩れません。一方で、深い打痕やエッジの崩れがある場合は再研磨が必要となり、その分査定に影響します。
裏蓋については保護シールの有無も確認ポイントになりますが、剥がれている場合は評価対象にはならず、通常使用品として判断されます。
ブレスレットの状態
ブレスレットは使用に伴い負荷がかかるため、長期間の使用でコマの摩耗や緩みが出てくる部分です。
持ち込みで多いのはブレスの垂れに関するご相談ですが、今回の個体は伸びや緩みもほとんど見られず、しっかりとした状態が保たれていました。ブレスの状態は見た目の印象にも直結するため、伸びが少ない個体は安定した評価につながりやすいです。
一方で、明らかな垂れや緩みが確認できる場合は調整や修正が必要となるため、その分査定に影響が出るケースもあります。全体の使用感と合わせてバランスを見ながら評価していきます。
ロレックスのリセールや価格について
高級時計全体のリセール率については
【時計 リセール率ランキング|1年・5年の価格推移でわかる“本当に強いモデル”5選】
の記事も参考になります
ロレックス全体の価格帯を知りたい方はこちらもぜひご覧ください。
シードゥエラーの価格を知りたい方はこちらも参考になります
ロレックスのスポーツモデルは相場が見えやすいと思われがちですが、実際の査定現場では「どのモデルか」「どの個体か」で評価の仕方が大きく変わります。シードゥエラー 116600は、サブマリーナーと並べて語られることが多い一方で、現場では明確に別枠として扱われやすいモデルです。理由は、人気や話題性よりも、プロフェッショナルダイバーズとしての設計背景と“実用時計としての残り方”が評価軸になるためです。その結果、外装の輪郭、ブレスレットの伸び、ベゼル周りの当たり、付属品の揃い方など、いわゆる「使われ方の癖」がそのまま査定額に反映され、同じ116600でも価格差が出やすくなります。
なお、同ブランド全体のリセール傾向や、どのモデルが評価されやすいかについては、別記事で詳しくまとめています。→ リセール率ランキングはこちら
今回の鑑定士コメント
シードゥエラー 116600は、ロレックスの中でも現場評価が割れやすいモデルです。派手な人気や流行ではなく、道具としての設計背景が評価軸になるため、外装の輪郭やブレスの状態といった“実用の残り方”がそのまま価格に反映されます。逆に言えば、条件の良い個体は相場が落ち着いた局面でも評価が崩れにくく、状態が良いほど価値を拾いやすいモデルでもあります。売却を検討される際は、単純に「ロレックスだから高い」という見方ではなく、116600というモデルの性格に沿って、どの要素が評価されるかを踏まえて判断されると納得感が出ます。特に、研磨の有無と付属品の揃い方は結果に直結しやすいので、事前に整理しておくだけでも査定の精度が上がります。ブランド品全体の買取相場がどのように形成されているかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。→ ブランド品の買取相場について
まとめ
ロレックス シードゥエラー 116600は、短期的な話題性よりも、個体状態と付属品によって評価が決まるモデルです。派手に相場が跳ねるタイプではない一方、条件の良い個体は市場で選ばれやすく、相場が静かな時期でも評価が残りやすい特徴があります。売却を迷われている方は、まずご自身の個体の強み(輪郭、ブレス、付属品)と弱み(当たり、研磨、欠品)を把握し、その上で比較や相談先を選ぶのが最も合理的です。焦って結論を出すより、評価の論点を整理してから判断すると、後悔の少ない売却につながります。売却のタイミングによって評価が変わる理由については、下記の記事も参考になります。→ ブランド品を売る時期・タイミングについて ブランドレックス 鑑定士 千藤