ルイヴィトン買取価格の推測方法を教えます
ルイヴィトンのブランドグッズの買い取りの際には、商品の状態の違いによって価格が違ってきます。具体的には、どのような状態の違いによって値段が違ってくるのでしょうか。 買い取る価格には大きく分けて、保存状態、付属品の有無、素材の価値、年式の4つの要素が関係しています。これらの4つの要素が買い取る価格にどのように関係するか、さっそく見ていきましょう。
ブランドレックス 鑑定士千藤と申します。
ルイヴィトンの買取価格は安定はしていますが、常に変動いたします。
その変動する理由を鑑定歴20年以上の千堂がご案内させていただきます。
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ダメージで買取価格は変動する
ルイヴィトンの売却を希望する方が最も気にする部分だと思います。一般的によく知られている通り、ブランドグッズは傷が無く未使用状態に近い品物ほど高く取引されます。
ただ、どのような傷がついていたらどれだけ値引きがされるのか、詳しく知っている方も少ないでしょう。実際に傷と値引きの関係については明確な基準が存在せず、買い取る担当者のさじ加減に任されています。
買い取る担当者はルイヴィトンのブランドグッズのダメージを確かめる時に、どれくらいの値段なら売れるか計算し、その売価から買い取る価格を決定しています。
買い取りの価格を推測しよう
実際に買い取られる価格を見てみれば、ダメージによる値引きの実態がわかりそうです。
ショップの買取率の数値を参考に楽天市場を見れば大まかな買い取られる価格を計算できるため、おすすめです。例えば、「エピ ネヴァーフルMM ブラック(M40932)」の状態が良い品は参考定価が230,000円弱に対し買い取られる価格は130,000円超であるため、買取率は60%程度です。
ここで楽天市場を見てみると、101,000円で売られている「中古品 可」のM40932があります(https://item.rakuten.co.jp/auc-brand7-tokyo/a-8905/)。楽天市場で売られているこのM40932は「多少の使用感、薄汚れ、スレ、ベタ」などの但し書きがつけられており、ランクBに相当すると書かれています。
もしもこのBランクの商品と同じダメージ状態のM40932を買い取ってもらおうとしたら、最大でも101,000円の6割くらいにしかならないでしょう。
あるいは、ショップ側が負担する修理工賃を含んでさらに低い価格で買い取られるおそれもあります。このように、買取率の数値を控えて実際に売られている商品を見れば、ダメージ状態から買い取られる価格をある程度推測できます。
どんな傷がつく?
ショップの担当者は日常的に使っていてできやすい傷を探します。
日々使う中でできる傷のうち代表的なものが、スレです。スレとはバッグや財布などが何かにこすれることでできる傷のことです。バッグや財布では糸のほつれやメッキのはがれなども問題になります。
また、海外で使用された接着剤が日本の気象条件の中で劣化してベタベタになる「ベタ」と呼ばれる状態も値引きの原因です。加えて、皮革製品は専用クリームなどで手入れをしていないとヒビ割れてしまい、やはり値引きの原因になりかねません。
自分で修理してから持ち込んでいい?
原則として、修理せずにそのまま持ち込みましょう。
インターネットオークションなどで売る時には自分で目立たないように修理して高値で売る人も存在します。しかし、そのような作業にはそれなりの技術が要求されますし、失敗すればかえってグッズの値打ちを下げることにもなりかねません。
ブランドグッズを書いとるお店の大半は修理を行うルートを持っているので、どんな状態でも諦めずに持ち込んでみましょう。
付属品の有無
ブランドグッズによっては付属品がついてくることがあります。この付属品の有無によって買い取られる価格は大きく変わってきます。例えば「アルマPM モノグラムヴェルニ(M90170 )」には、「カデナ」と呼ばれる南京錠が付属しています。
その他のにもミニポーチや予備ストラップがついてくるバッグもあり、やはり重要な付属品となります。 前述のM90170はカデナ単体でも5,000円以上で取引されているため、カデナがなければ最低でもその価格分は安価になってしまうわけです。
付属品には、購入時についてくる箱や紙袋、レシートなども含まれます。特にルイヴィトンはギャランティカード(保証書)が商品に付属していないため、レシートが本物であることを示す重要な証拠です。商品についてきたものは捨てずに大事にとっておきましょう。
素材の価値
買い取られる価格には素材の価値も加味されます。一般的に、高級な素材を使っている品物は定価も高く設定されており、買い取られる価格も高くなります。また、高級な素材を使った品物は誰しも持ちたいと思うため人気を得やすく、価格が下がりにくいという面もあります。
例えば、人気商品の「アルマBB(M44368)」は150,000円超で買い取られることもありますが、「アルマBB オーストリッチ(N91234)」は310,000円で買い取られたこともありました。
オーストリッチとはダチョウのことで、ダチョウの革は羽毛の生えていた穴が皮革製品として面白い風合いを出すことから、希少素材として使われています。
他の高級素材としてはパイソンやアリゲーターといった希少動物の革を使ったものがあります。こうした希少動物の革はエキゾチックレザーと呼ばれており、特に人気があります。
ただ、「カプシーヌPM(N92801)」のように高級素材の吟味を重ねた挙句、逆に買い取られる価格を落としてしまったモデルも存在します。N92801は特別な牛の革を使い一部にヘビ革を使った高級モデルでしたが、定価が上がりすぎたために買い手がつきにくいモデルです。
年式
古いものは安い
最後に、年式の古い品物は基本的に安価になります。ルイヴィトンのブランドグッズには、アルファベット2文字と数字4文字の刻印がしてあり、これが年式を知る上での手がかりとなります。刻印がなければ本物かどうか疑われてしまうので、年式を偽ることはできません。
アンティーク・限定品・廃版は例外
ただ、古いものは安いと言っても、プレミア価値のついたものは例外です。極端な例を挙げれば、ヤフオク!で1900年中期頃に作られたトランクに2,200,000円の値段が付けられて出品されていたことがありました。
ここまで古くなくても、 限られた年度しか発売されていなかったものにはプレミア価値がつきます。これも例を挙げれば、コラボ商品や毎年のクルーズコレクション(発表会)でお披露目された商品などがあります。
ルイヴィトンの商品ではこれらの品物はその年しか発売されず、復刻品も全くと言っていいほどありません。必然的に高値で取引がなされます。
また、アンティーク商品や限定品ほどではないものの、廃版商品も高めの値段がつきやすいです。ただ、高値がつく廃盤商品は人気商品に限られるので、注意しましょう。
高く売るためには?
ここまで買い取られる価格に関係する4つの要素を解説してきました。買い取られる価格を高く保つためには、文中で述べたことに日々気をつけましょう。
もしもこれからヴィトンの商品を買う機会があれば、あらかじめ値が上がりそうなものを選んで買えば将来得をするかもしれません。投資家になったつもりで買い物を楽しんでみましょう。
いかがでしたでしょうか?
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