ティファニーは今売るべきか?主要モデル別に見る相場推移と売却判断軸【2026年視点】
ティファニーのジュエリーは「定番ブランド」という印象が強い一方で、近年は資産価値・リセールという観点でも無視できない動きを見せています。特に2025年から2026年にかけては、定価改定の頻度が高まり、素材価格の上昇も重なったことで、中古市場の買取相場が明確に底上げされました。そのため「今売るべきか、それとも持ち続けるべきか」で判断に迷われる方が増えています。本記事では鑑定士の立場から、2026年時点の国内相場を前提に、ティファニー主要シリーズの相場推移と、どの層が“今売る判断”になるのか、逆にどの条件なら保有も検討できるのかを整理して解説します。
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ティファニー相場が上がっている背景
まず前提として、現在のティファニー相場は偶発的に上がっているわけではありません。複数の要因が同時に重なった結果として、相場全体が一段切り上がっています。最も分かりやすい要因が定価改定です。2025年には複数回の値上げが実施され、年間累計で約15%前後の定価上昇が確認されています。さらに2026年1月にも平均約5%の価格改定が行われ、主力ジュエリーの定価水準は数年前と比べて明確に変わりました。定価が上がると、中古市場では「以前の購入価格との差」が縮まりやすくなり、結果として買取相場が連動して上昇します。加えて、金(K18)やプラチナといった貴金属価格が高水準を維持していることも、査定額を押し上げる要因となっています。ブランド価値によるプレミアと、地金価値の下支えが同時に効いている点が、現在のティファニー相場の特徴です。
主要シリーズ別 相場推移と評価
Tスマイル(T Smile)
Tスマイルは、現在のティファニーを象徴するシリーズのひとつです。特にK18素材のネックレスは、相場の上昇が最も分かりやすく表れています。2023年頃の国内買取相場は、ミディアムサイズでおおよそ18万〜22万円前後が中心でした。当時の定価は約47万円前後で、リセール率は40%台後半という評価でした。その後、2024年以降の定価改定を経て、2026年初頭の定価は約60万円前後まで上昇しています。これに伴い、買取相場も28万〜35万円前後まで切り上がり、2〜3年でおよそ10万〜13万円、率にして45〜60%前後の上昇が見られます。Tスマイルが強い理由は、国内外での需要が非常に安定しており、サイズ違い・素材違いでも出口が多い点にあります。定価改定が中古相場に反映されやすい構造を持つため、「売り時」を判断しやすいシリーズと言えます。
ハードウェア(HardWear)
近年、最も伸び幅が大きいのがハードウェアシリーズです。特にリンクブレスレットやネックレスは、資産性という観点でも評価が一段上がりました。2022〜2023年頃の買取相場は35万〜45万円前後が中心で、当時の定価は80万円前後でした。それが2026年初頭には、買取相場が60万〜75万円前後まで上昇し、定価は100万円を超える水準に達しています。上昇額は20万〜30万円、率にして50〜70%前後と、ティファニーの中でも突出した動きです。背景には、海外需要の強さがあります。北米や中東を中心にボリューム系ジュエリーの需要が高まり、ハードウェアはその流れに完全に合致しました。加えて男女兼用で使えるデザインのため、中古市場での回転が非常に速く、査定が安定しやすい点も評価されています。
シルバー(SV925)
意外性という意味で最も注目すべきなのが、シルバー製品の再評価です。2020年頃までは、シルバーの買取価格は数千円〜1万円台が一般的で、「値段がつかない」と扱われるケースも少なくありませんでした。しかし2023年頃から状況が変わり、2026年初頭には3万〜6万円前後の買取が成立するモデルも増えています。モデルによっては過去比で2〜3倍、率にして100〜200%超の上昇です。理由としては、若年層や海外市場でのシルバー人気の再燃、金価格高騰による価格帯分散、そしてTスマイルやハードウェアへの“入口商品”としての需要増加が挙げられます。単価は高くありませんが、「昔買ったものほど伸びている」という点では非常に象徴的な存在です。
ブランド品全体の買取相場がどのように形成されているかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ ブランド品の買取相場について
今売るべき人・持つ選択肢がある人
2026年時点での判断を整理すると、「今売るべき人」は、数年前に購入したTスマイルやハードウェアを保有している方、または使っていないシルバー製品をお持ちの方です。定価改定と素材高の恩恵をほぼ取り切れる局面にあり、売却時の納得感が高くなります。一方で「持つ選択肢がある人」は、現行定価で購入したばかりの方や、使用頻度が高く、価格以上に満足感を得ている方です。相場は上がっていますが、短期的な売却益だけを狙うと、期待値はやや下がります。重要なのは、購入価格と現在相場の差を正確に把握することです。
鑑定士としての見解
現在のティファニー相場は、一時的なブームではなく、構造的に底上げされた状態にあります。定価改定、素材価格、海外需要という三要素が揃っているため、2026年前半は「売却判断として非常に取りやすい」タイミングです。ただし、すべてのモデルが同じ評価になるわけではありません。シリーズ、素材、サイズ、付属品の有無によって、実際の査定額には大きな差が出ます。数字だけに引っ張られず、「自分の個体がどの評価ゾーンにいるのか」を把握したうえで判断することが重要です。
まとめ
ティファニーは2026年時点で、明確に“売却を検討しやすい相場環境”にあります。Tスマイルやハードウェアは過去数年で40〜70%前後の上昇が見られ、シルバー製品も再評価が進みました。今売るべきか迷われている方は、定価推移と現在の買取水準を冷静に比較し、自身の購入価格との差を確認することが第一歩です。納得感のある判断をするためにも、相場を正しく整理したうえで進めることをおすすめします。ブランドレックス 鑑定士 千藤
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