ルイヴィトンは「使っても値段が残りやすいブランド」と言われますが、実際の査定現場では“モデル名だけ”で判断すると結果を外します。リセール率を大きく左右するのは、型番・サイズ・素材ライン・状態・付属品の組み合わせです。特に近年は定価改定が繰り返された影響で、新品価格の基準が上がり、それに引きずられる形で中古販売相場・買取相場も底上げされやすい構造になっています。本記事では、話題性ではなく、実際の成約相談・国内中古市場の回転・査定現場の体感をもとに、2026年時点でリセール率が高いルイヴィトンを型番ベースで整理します。

ルイヴィトンのリセール率が高い理由

ルイヴィトンが中古市場で強い理由は、国内外に安定した買い手が存在し、流行に左右されにくい定番モデルが多い点にあります。モノグラムやダミエといったキャンバス素材は評価基準が明確で、相場が作られやすい。一方で、同じモデルでも角スレ・型崩れ・内側汚れ・付属品欠品の有無で、買取価格に数万円〜十数万円の差が出るのがリアルです。

2026年最新 リセール率が高いルイヴィトンランキング(型番別)

第1位:スピーディ 25(M41109)/スピーディ 30(M41108)

リセール重視で安定感を求めるなら、スピーディは外せません。2000年前後の海外定価は数百ドル台でしたが、その後の価格改定を経て、現在の国内新品価格は20万円台後半〜30万円前後が基準になっています。この新品基準の上昇に伴い、国内中古販売相場も上がり、状態良好品は15万円前後〜20万円台で流通するケースが増えています。買取では、ヌメ革のヤケやシミ、角のスレ、ファスナー周りの使用感が評価を左右しますが、付属品が揃い、型崩れの少ない個体はリセール率が非常に安定しています。

第2位:ネヴァーフル MM(M41177)/GM(M41180)

ネヴァーフルは2007年頃に登場したモデルで、発売当初は国内定価が10万円台でしたが、現在は新品で30万円前後が基準となっています。定価が長期的に引き上げられたことで、中古相場の下限も切り上がり、国内中古販売価格では20万円台前半〜中盤で安定する傾向が見られます。買取価格もそれに連動しやすく、特にポーチ付き・持ち手の状態が良好な個体は評価が伸びやすい。ただし、角スレや内側の汚れが強い場合は減額幅が大きくなるため、状態管理が重要です。

第3位:アルマ PM(M53151)/アルマ BB(M53152)

アルマは形が完成されており、流行に左右されにくいモデルです。2010年代後半には国内新品価格が20万円前後でしたが、現在は30万円前後まで引き上げられています。その影響で中古販売相場も上昇し、状態の良いアルマBBは国内で15万円前後〜20万円近い水準で流通しています。底面のスレや金具の傷、型崩れが少ない個体ほど評価が素直に反映されやすく、長期保有後でもリセール率を保ちやすいモデルです。

第4位:ポシェット・アクセソワール(M51980ほか世代別型番)

小型バッグ需要の高まりにより、アクセソワール系は中古市場での回転が非常に良いカテゴリです。2000年前後の国内定価は5万円前後でしたが、現在は新品・復刻モデルで20万円前後が基準となり、中古販売価格も状態良好品で10万円台後半〜20万円前後に達するケースがあります。小物だからこそ状態差が顕著に出るため、ベタつき・匂い・ファスナー不良などがない個体は評価が伸びやすいです。

第5位:オンザゴー(GM M44576/PM M45595 など)

オンザゴーは比較的新しいモデルですが、ビジネス需要とサイズ需要があり、条件が合えば安定した評価が出ます。国内新品価格は40万円前後が基準で、中古市場では状態良好品が25万円前後〜30万円前後で取引されるケースが見られます。色・素材・サイズによる評価差が大きいため、売却時は需要が厚い仕様かどうかの見極めが重要です。

査定額を左右するポイント

  • 角スレ・型崩れの有無
  • 内側の汚れ・匂い・ペン跡
  • ヌメ革のヤケ・雨ジミ
  • 付属品(保存袋・ストラップ・ポーチ・鍵など)の有無
  • 定番モデルか一時的な流行モデルか

より高く売るためのコツ

強いクリーニングや補色は避け、軽い拭き取りと型崩れ防止に留めるのが基本です。付属品は必ず探してから査定に出し、写真査定の金額だけで即決せず、実物査定での評価を一度確認すると判断しやすくなります。定番モデルほど、状態差がそのまま金額差になります。

今回の査定コメント

ルイヴィトンは「ブランド力」で売れる一方、最終的な金額は“型番と状態”で決まります。定番モデルであっても、状態が良い個体とそうでない個体では結果が大きく変わります。相場が安定している今こそ、現在の評価を一度整理しておくことで、後悔のない判断につながります。

まとめ

2026年時点でリセール率が高いルイヴィトンは、スピーディ(M41109/M41108)、ネヴァーフル(M41177/M41180)、アルマ(M53151/M53152)といった定番型番に集中しています。新品価格の上昇により中古相場の基準も切り上がっている今、状態の良い定番モデルは評価がつきやすい状況です。売却を迷われている方も、まずは現在の評価を把握するところから始めてみてください。ブランドレックス 鑑定士 千藤