ロレックスやオメガなどの高級時計を手放すとき、「なるべく高く売りたい」と誰もが思うものです。しかし、売る前のちょっとした行動が、査定額を大きく下げてしまうことがあります。この記事では、買取現場で実際によく見かける「やってはいけない3つのこと」を解説します。

1. 自分で無理に磨いたり、研磨してしまう

見た目を綺麗にしてから査定に出そうと、家庭用クリーナーや研磨剤で磨いてしまう方がいますが、これはNG。メーカーや専門店の研磨とは違い、仕上げの角や鏡面を削り落としてしまうことがあります。ロレックスなどは“オリジナルポリッシュ”が重視されるため、むしろ磨き跡が査定減点になるケースもあります。

簡単な汚れは柔らかいクロスで拭く程度にとどめ、プロによるメンテナンスは査定後に任せるのがベストです。

2. 付属品を後で探せばいいと思って出してしまう

箱・保証書・コマ・タグなどの付属品は、査定額を左右する重要な要素です。「あとで見つかるだろう」と本体だけで査定に出すと、付属品込みの正確な評価ができません。そのまま仮査定で価格が固定されてしまうことも。

査定に出す前に、一度保管場所を確認し、付属品をすべて揃えておくのが理想です。特にロレックスやAP、パテックフィリップなどは、付属品が揃っているだけで数十万円以上の差が出ることもあります。

3. オーバーホールに出してから売る

「売る前に整備してから出そう」と考える方も多いですが、これも注意が必要です。正規メーカーのオーバーホールは高額で、費用をかけた分だけ査定が上がるとは限りません。むしろ、査定後に店舗側でメンテナンスを行う方が効率的です。

査定時に「現状渡し」のまま提示すれば、専門店が状態を正確に見極め、必要な整備コストを考慮して適正な価格を提示します。先に費用をかけてしまうより、まずは見積もりを取ることが先決です。

まとめ:正しい準備で資産価値を守る

高級時計の売却は「状態」「付属」「タイミング」で価格が大きく変わります。自己判断で磨いたり整備したりする前に、まず専門店に相談することが大切です。ブランドレックス銀座店では、現物確認をもとに最適な査定方法をご案内しています。初めての方もお気軽にご相談ください。