ルイヴィトンは特に女性にとって人気のブランドですが、男性側としてプレゼントとして購入することが多いのではないでしょうか?

ただ、ルイヴィトンには残念ながら偽物も多く出回っており、絶対に偽物を掴まされないように注意したいところです。

では、ルイヴィトンの偽物を見極めるにはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか?

ここでは、ルイヴィトンの見分け方をケース毎に紹介します。

 

わたくしブランドレックス鑑定士千藤がご案内させていただきます。

鑑定歴は20年以上となりますので、ルイヴィトンをお持ちの方は参考になる記事になりますので、参考にしてみてください。

 

偽物対策は実施しているが…

ルイヴィトンでは、偽物を撲滅するために多くの対策を施しています。

偽物があるが故に、ブランドイメージの失墜も発生しかねないために、力を入れているのです。

人気ブランドの宿命でもありますが、ルイヴィトンではなんと年間15億円以上と多額の費用を偽物対策に費やしています。

具体的にどのような対策を施しているかと言うと、いわゆるトレーサビリティ情報をすべてQRコードで管理しているという点があります。

原材料に至るまで、ロット管理を行っており使用した材料の履歴を一元管理しているのです。

これによって、単純にシリアルナンバーだけでなくそのシリアルナンバーから材料の情報までを読み取れる仕組みとすることで、偽物であるかをすぐに判別できるようになっています。

ただ、それだけの技術を駆使していても、完全に偽物を撲滅できていないのが実情です。

 

見分け方①シリアルナンバーをチェックする

最も見極めやすい情報の一つに、シリアルナンバーがあります。

もちろん、ルイヴィトンにもシリアルナンバーが付与されており、アルファベット+数字4桁が基本的な法則となっています。

基本的に製造国と製造年月が刻印されているので、これだけ見るだけでもかなりの情報を得ることができます。

また、正規リペアされているアイテムにはDKが刻印されるなど、修理しているかどうかもチェックできるのが特徴です。

その刻印ですが、ヴィンテージモデルでない限りはシリアルナンバーが必ず刻印されているので、シリアルナンバーがない場合はまず偽物と言うことになります。

また、シリアルナンバーの刻印状態というのも見極めるためのポイントとして、文字の組み合わせもチェックするポイントです。

先に紹介した、アルファベット+数字4桁の組合せ以外の刻印がされている場合にも注意が必要です。

他では、刻印のフォントや深さもチェックすべきポイントです

ルイヴィトンの場合は、シリアルナンバーの刻印状態も出荷前にチェックしており、仮に刻印が不均一の場合は不良品として出荷されません。

よって、明らかに文字の一部が欠けていたり見えない場所があるものは、偽物と疑いましょう。

フォントに関しては、そもそも用いられるフォントが違っている場合もありますし、文字によってフォントが不均一というケースも想定されます。

刻印ではなく、プリントされているモデルもあるのですが、その場合も視認性という観点でチェックすることをおすすめします。

 

見分け方②ビスの質感

ルイヴィトンには、よりラグジュアリー感を高めるように所々にビス留めされている箇所があります。

ビスには、ほぼ全てにルイヴィトンの刻印がされているのですが、このビスも偽物かどうかを見極めることができるポイントとなります。

ビスにおいて偽物と見極めるポイントとしては、まずはビスに立体感があるかどうかがポイントです。

上の画像は本物です。

 

こちらは偽物のビスになります。

偽物の場合は、平面で単に留める目的だけで付けられている物が多いのですが、本物の場合は立体感があってスタイリッシュなデザインとなっています。

また、ビスにもルイヴィトンの刻印がなされているのですが、この刻印が雑に彫られている場合は偽物です。

他には、ビスの研磨方法にも違いがあって、本物の場合は若干くすんだヴィンテージ感あふれる仕上げにしているのに対し、偽物は光沢が強くピカピカ光っています。

ルイヴィトンの中では、この光沢は規格外として不良品扱いされるために、このような光沢がある場合は偽物と判断できます。

表面としては、めっき加工の状態もチェックポイントで、本物の場合は隅々までしっかりとめっき処理されているのに、偽物の場合は処理が甘く下地が見えていることも多いです。

 

見分け方③ブランドロゴ

ルイヴィトンに限らず、ブランドのロゴはそのブランドの顔ともなるもので非常に重要です。

偽物の場合、ブランドロゴが雑に作られている事が多いので、見極めるポイントとなっています。

また、ルイヴィトンでもロゴに偽造防止技術を取り入れることで、真似されにくいように工夫されています。

ロゴを見極めるポイントとしては、まずはフォントがあります。

※左が偽物で右が本物です※

わかりやすい点でいえばlouis VuittonのOが真ん丸ではないのが確認できます。

本物は真ん丸です。また全体的に左のロゴは細いのがわかると思います。

フォントが一定ではなくばらつきがある場合は、それだけで偽物と判断できます。

また、文字が欠けていたり視認できない物がある場合は、規格外となるはずなのに出回っているということは、偽物という可能性が高まります。

他にも、文字はしっかり刻印されていても、縫製と被ってしまっていて見えないなどの雑な作りとなっている場合が多いです。

ルイヴィトンは、クオリティを最大限重視しているだけにこのようなミスがある場合は疑いましょう。

 

見分け方④ボタンやファスナー

ビスだけでなく、ボタンやファスナーの質感も重視すべきポイントです。

ボタンであれば、本物は先端が三角形となっているのに対し、偽物ですときのこのような丸みがある形状となります。

※左が本物で右は偽物です※

真ん中の2本線を見てもらいたいのですが、偽物は横にずれています。

また、磨きの状態が悪く雑な印象がある場合は偽物であると判断できます。

 

左が偽物で右が本物です。

ファスナーには、基本的にルイヴィトンの刻印がされているケースが多いのですが、LVのマークがしっかりとエッジまで明確に刻印されているのが本物で、偽物はメリハリがなく雑な刻印がされているケースが多いです。

また、めっき自体も全体的にムラで不均一な場合は偽物となります。

またLVの刻印をよく見てもらいたいのですが、左の偽物はⅤが均等の大きさです。

本物は左側のⅤの刻印が太いです。

 

見分け方⑤縫製

左が本物で右が偽物です。

左の縫製をよく見れば雑なのがわかります。

ルイヴィトンでは、いつまでも長持ちさせるアイテムをモットーとして、縫製一つとっても妥協していません。

対して、偽物の場合は縫製自体が非常に雑なものが多いです。

縫製で偽物と見極める場合は、縫製の間隔や糸の太さをチェックするようにしてください。

本物の場合、縫製の間隔が一定で見ていても美しさを感じるものとなっていますが、一方で偽物の場合は不均一でいかにも素人が作った事がわかる出来栄えとなっています。

また、糸の太さについては本物の場合は太い糸でがっちりと縫い上げているのに対し、偽物は細い糸でただ縫い付けているだけです。

少しでも安価に偽物を作り上げようという魂胆が見えますね。

 

見分け方⑥材質

ルイヴィトンにはシリアルナンバーが付与されており、そこから製造年なども割り出すことができるのですが、そのモデルでマイナーチェンジ等によって使用している材質を変更していることもあります。

例えば、明らかにその年代に製造したモデルには採用されていない材質が使われている場合は、偽物と判断できます。

 

見分け方⑦臭い

意外と初歩的な偽物の見極め方法として、臭いという要素があります。

偽物の場合は、短時間で雑に仕立てようとして接着剤を多用しているケースが多いです。

接着剤を多用していると、アイテムに接着剤特有の臭いが発生しがちです。

よって、臭いを嗅いで接着剤の臭いがきつい場合は偽物と判断することができます。

実際に、空港の関税検査で検査員が大量のブランド品を発見して、それの臭いを嗅いで偽物と判断して没収したというケースもあります。

このように、意外と素人でも手軽に判別できる方法としておすすめできます。

 

本物のルイヴィトンのアイテムを入手しよう!

今回はルイヴィトンの偽物の見極め方について紹介しました。

中には非常に精工で見極めがつきにくい偽物もありますが、その場合はブランドレックスにご相談ください。

ブランドレックスでは、経験豊かなスタッフが親切丁寧に査定を行い、お客様のアイテムが偽物であるかを判断します。

また、購入する場合においても偽物は一切取り扱っていませんので、安心して購入していただけます。

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