ルイヴィトン定番商品の相場をご紹介

ルイヴィトンのブランドグッズには定番となっている商品が存在します。

定番商品とは、数あるモデルのうち最もポピュラーなもので、ベストセラー商品と言い換えられます。それらのベストセラー商品の買取価格の相場はどうなっているのでしょうか。

この記事ではルイヴィトンの提供する製品のうち、バッグ、時計、服装品、財布・小物の4部門に分けて紹介します。はたして、あなたの持っているブランドグッズは出てくるでしょうか。

ブランドレックス 鑑定士千藤がご案内させていただきます。

ルイヴィトンの定番商品の買取相場は高く買取率もいいので是非参考にしてみてください。

定番商品とは？

本記事では、ルイヴィトンの定番商品とは、メジャーであるために取引されている量が多い商品と定義づけます。

ルイヴィトンの提供するブランドグッズには様々な品目がありますが、今回は数あるブランドグッズの中でも以下の4品目に絞って価格相場を紹介します。

価格相場は販売形態によって違うため、店舗買取、インターネットオークションサイト（ヤフオク！）、フリマアプリ（メルカリ）の3つの販売形態での価格を記載します。

バッグ

ルイヴィトンといえばバッグを連想する人が多いように、ルイヴィトンが販売するブランドグッズのうちバッグは最も重要な品目です。

バッグの中で定番の商品は、ルイヴィトン創業時からの主要売り上げモデルであるモノグラムで、特にその中でも「モノグラム・ネヴァーフル」を取り上げます。

モノグラムは発表後100年以上経過しているにもかかわらず、今に至るまでニューモデルが続々と作られている超定番商品で、モノグラム・ネヴァーフルは「ネヴァーフル（never full、いっぱいにならない＝物が多く入る）」という意味の通り日常使用している人も多いモデルです。

モノグラムと同時期に発売された超定番商品としてダミエがありますが、今回は割愛させてください。

店舗買取の場合のモノグラム・ネヴァーフルの買取価格

は、12万円弱～17万円超です。買取価格は定価に左右されますが、ネヴァーフルは買取率が75～85%と高い点が特徴です。

中でも特に高い商品はネヴァーフルMM（M44364）で、参考定価220,000円に対して170,000円の買取価格がつけられていました。

面白いことに、ネヴァーフルではPM（小型モデル）やGM（大型モデル）と違うサイズの商品が作られていますが、最も定番と言えるのはMM（中型モデル）です。おそらく、使い勝手が関係しているのでしょう。

モノグラム・ネヴァーフルのヤフオク！での価格相場は、30,000円前後～278,000円でした。中古品なども含んでいるためこの価格で、20万円前後から限定品など特殊な商品が入ってきます。

ノーマルモデルのモノグラム・ネヴァーフルのうち状態の良いものは150,000円超で販売されていました。

メルカリでは、モノグラム・ネヴァーフルが10,000円超～300,000円で取引されています。メルカリでも、200,000円を超すあたりから草間彌生とのコラボ作品など特殊な商品が入ってきており、ノーマルモデルの状態の良い物は150,000円前後です。

以上のことから、モノグラム・ネヴァーフルの買取ではヤフオク！やメルカリを利用すれば底値を上げられますが、店舗買取の場合はさらに高値で売れる可能性があると分かります。

実際に売却をする場合はまずグッズの定価を調べ、状態が良ければ7～8割の値段で売れるよう取引を進めましょう。

時計

ルイヴィトンが時計に参入した時期は比較的新しく、2002年からです。一時期は老舗のブランド時計メーカーと競合できるか危ぶまれもしましたが、ヴィトン独自の高級感を打ち出すことにより人気を確立できるようになりました。

ルイヴィトンの時計で定番の商品は「タンブール オトマティック クロノグラフ」です。タンブールとはルイヴィトンの時計の代表的なモデルで、タンブール オトマティック クロノグラフは2002年の時計分野の参入以来作られ続けているモデルです。

タンブール オトマティック クロノグラフの店舗買取価格は中古品で状態の良いものならば250,000円程度です。参考定価は600,000円弱なので、参考定価の4割ほどが相場であると分かります。

ヤフオク！では、状態の良いものが538,000円で販売されていました。

メルカリでは未使用に近い品物が673,500円で販売されています。

腕時計に関しては、買取率がバッグ以上に低いという特徴がありました。腕時計を売却したい時は、店舗買取よりもヤフオク！やメルカリを使用した方が良さそうです。

服装品

服装品でもルイヴィトンは洋服や靴など多くの商品を手がけています。服装品の中で定番の品物の1つはベルトです。ルイヴィトンは皮革製品製造から始まったメーカーなので、皮革を使った小物に強いという特徴を持っています。

ルイヴィトンの手掛けるベルトはバッグと同じようにモノグラムとダミエの柄が定番です。今回は、ベルトもモノグラム柄のものを取り上げて紹介します。

ベルトの店舗買取価格の相場は高くても2万円前後に落ち着いている場合が多いようで、「サンチュール・LV イニシアル 40MM “モノグラム”（M9821S）」の場合は22,000円という買取金額がつけられていました。なお、M9821Sの参考定価は51,450円です。

ヤフオク！ではM9821Sは30,053円で出品されており、状態はそこそこ良い品です。

メルカリでは全く同じ品物は出品されていませんでしたが、同系統のベルトで保存状態が多少悪いものでも23,000円ほどでも販売されていました。

ベルトの分野でも買取店舗よりもインターネットオークションなどの方が高値で取引されているようです。ベルトは日常的に着用するため傷つきやすいという点が、店舗買取の安値につながっているのかもしれません。

財布・小物

ルイヴィトンの財布・小物を使っているユーザーも多く存在します。ファッション性に加えて機能性も充実しているルイヴィトンの財布は世界中で今も愛され続けるジャンルです。ルイヴィトンの財布では、ジッピーウォレットが定番です。

ジッピーウォレットとはジッパーで封をするタイプの長財布で、ジッパーを全開にすると扇形に開く特徴があります。ジッピーウォレットは容量も大きく使い勝手に優れているため、広く使われています。

今回はジッピーウォレットの中でもポピュラーな柄であるモノグラムに絞って買取価格を紹介します。

店頭買取では、「モノグラム ジッピーウォレット（M42616）」には73,000円ほどの買取価格がつけられており、参考定価は90000円ほどでした。

ヤフオク！ではM42616には最高で90,790円が、メルカリでは85,000円の値段がつけられています。

財布に関しては、腕時計やベルトよりも店頭買取とヤフオク！およびメルカリでの価格の差が少ないことがわかります。

価格相場からわかること

買取価格の相場を見てみると、定番商品のうちバッグや財布といった特にポピュラーなものは店舗買取でもインターネットオークションサイトなどとの差がなくなることがわかりました。

数値の上ではヤフオク！およびメルカリの売価が勝っているようですが、両サービスでは売上の最大10%が手数料として引かれます。手数料を加味すると、バッグや財布のような定番商品との買取価格の差はあまりありません。

少しでも高く売却したいなら、インターネットオークションサイトやフリマアプリを使うことはブランド品買取の常識と言えます。しかし、バッグや財布のようなポピュラーな定番商品なら、時間が取れない時などには店舗買取で済ませても良いのではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか？

ルイヴィトンについては鑑定歴20年以上の千藤までお問合せくださいませ。

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