ティファニー 主要モデル別 リセール率ランキング【2021–2026】
ティファニーのジュエリーは長年「定番」「贈答用」というイメージで語られてきましたが、2021年以降、その評価軸は大きく変化しています。定価改定の頻度増加、金・プラチナなど貴金属価格の高騰、そして海外需要の拡大が重なったことで、主要モデルを中心にリセール率が明確に上昇しました。特に2025年から2026年にかけては相場の“底”が一段切り上がった状態となっており、数年前に購入したジュエリーでも、売却時に想像以上の評価が出るケースが増えています。本記事では鑑定士の立場から、2021年〜2026年の国内相場推移を前提に、ティファニー主要モデルをリセール率順に整理し、どのモデルが資産性を持ち、どの条件で「今売る判断」が有効になるのかを具体的に解説します。
ページコンテンツ
ティファニー相場が変わった背景(2021–2026)
現在のティファニー相場は一時的なブームではありません。2021年以降、ほぼ毎年のように定価改定が行われ、特に2025年は累計で約15%前後、2026年1月にも平均約5%の値上げが実施されました。定価が上がることで中古市場では「旧定価購入品」が有利になり、買取相場が連動して上昇します。さらに金(K18)やプラチナ価格が歴史的高水準を維持していることで、ブランド価値に加えて地金価値が査定を下支えしています。この二重構造が、ティファニー主要モデルのリセール率を押し上げている最大の要因です。
ティファニー 主要モデル別 リセール率ランキング【2021–2026】
第1位 ハードウェア(K18)
ハードウェアは2021年以降、最も資産性が強くなったシリーズです。2021年時点では定価約75万〜85万円に対し、買取相場は30万〜38万円前後、リセール率は40%台に留まっていました。しかし2024年以降、海外市場での需要増加と定価改定が重なり、2026年初頭には定価が100万円超、買取相場は60万〜75万円前後まで上昇しています。5年間で買取価格は約2倍、リセール率は60〜70%水準まで改善しており、ティファニーの中で最も“時計的な資産評価”に近づいたシリーズといえます。特にリンクブレスレットやボリュームのあるネックレスは出口が多く、査定が安定しやすい傾向があります。
第2位 Tスマイル(K18)
Tスマイルは安定感という点で非常に優秀なシリーズです。2021年頃の定価は約45万円、買取相場は17万〜22万円前後で、リセール率は40%前後でした。その後の定価改定により、2026年初頭の定価は約60万円前後まで上昇し、買取相場も28万〜35万円前後に切り上がっています。上昇幅は約10万〜13万円、リセール率は45〜60%前後まで改善しました。ハードウェアほどの爆発力はありませんが、国内外で需要が安定しており、サイズ・素材違いでも評価がブレにくい点が強みです。
第3位 ビクトリア(ダイヤモンドジュエリー)
ビクトリアはダイヤモンドジュエリーの中では比較的リセールが成立しやすいシリーズです。2021年時点では定価に対して30%前後の評価に留まることが多く、資産性は限定的でした。しかし2026年時点では、定価改定とハイブランドダイヤ需要の回復により、状態・カラット・デザイン条件が揃えば40〜50%前後のリセール率が成立するケースが増えています。特に現行モデルは評価が安定しやすく、古いモデルとの差が出やすい点には注意が必要です。
第4位 オープンハート(K18)
オープンハートは流通量が多いため爆発的な上昇はありませんが、2021年以降は確実に底上げされています。2021年頃は買取相場が10万円台前半に集中していましたが、2026年時点では15万〜22万円前後が中心となり、リセール率は35〜45%前後まで回復しています。定番ゆえに価格が崩れにくく、「大きくは伸びないが落ちにくい」安定型のモデルといえます。
第5位 シルバー(SV925)
金額は小さいものの、伸び率という点で注目すべきがシルバー製品です。2021年時点では数千円〜1万円台が一般的でしたが、2026年初頭には3万〜6万円前後で成立するモデルも増えています。過去比で2〜3倍、率にして100%超の上昇となるケースもあり、「昔に買ったシルバーほど差が出る」傾向が顕著です。若年層需要の再燃と、金価格高騰による価格帯分散が背景にあります。
ブランド品全体の買取相場がどのように形成されているかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ ブランド品の買取相場について
リセール率を最大化するための実務的ポイント
ティファニーを高く売るためには、単に「人気モデルかどうか」だけでは不十分です。まず素材は重要で、シルバーよりもK18やプラチナは地金価値が評価に加算されやすく、相場が安定します。次に付属品です。箱・保存袋・保証書が揃っている個体は、真贋リスクが低く見られるため、査定レンジの上限で評価されやすくなります。状態も極めて重要で、微細な傷や歪みの有無で数万円単位の差が出ることも珍しくありません。売却前に無理な研磨を行うと、かえって評価を下げるケースもあるため注意が必要です。
鑑定士視点での売却判断
2026年時点では、2023年以前に購入したハードウェアやTスマイルを保有している方は「売却判断を取りやすい」局面にあります。一方で現行定価で直近購入した方は、短期売却益を狙うよりも、使用価値とのバランスで判断する方が合理的です。重要なのは、購入価格と現在相場の差を正確に把握し、自分の個体がどの評価ゾーンに属するかを知ることです。
まとめ
2021年から2026年にかけて、ティファニー主要モデルのリセール構造は明確に変化しました。ハードウェアやTスマイルは資産性という観点でも評価できる水準に到達し、シルバー製品ですら再評価が進んでいます。売却を検討される際は、シリーズ・素材・状態・付属品を踏まえ、相場の位置を正しく理解した上で判断することが重要です。ブランドレックス 鑑定士 千藤
相談料・査定料が無料!
はじめての方でもお気軽にご連絡ください!
お電話でお問い合わせ
03-6361-1433

