エルメス バーキン30の価値は今どう評価されているのか|25との価格差と資産性の現実
エルメスのバーキンの中で、長く「王道サイズ」とされてきたのがバーキン30です。かつては25よりも流通量・人気ともに上回っていた時期もありましたが、現在の評価はサイズごとに明確な役割分担が生まれています。本記事では、バーキン30が現在どのような位置づけで評価されているのかを、バーキン25との違いを軸に整理します。
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バーキン30が定番とされてきた理由
バーキン30は、収納力と見た目のバランスが良く、仕事・日常・フォーマルまで幅広く使えるサイズとして支持されてきました。以前は30サイズが最も入手しやすく、エルメスを象徴するサイズとして多くのユーザーに選ばれてきた背景があります。
この「使いやすさ」が、長年バーキン30を主流サイズに押し上げてきた要因です。
定価改定による価格の変化
バーキン30も他サイズ同様、定価改定の影響を大きく受けています。過去には定価が120万円前後で案内されていた時期もありましたが、現在では定価ベースで180万円前後まで引き上げられています。定価ベースで見ると、おおよそ1.5倍前後の上昇となります。
この定価上昇により、中古市場の基準価格も底上げされましたが、25サイズほどの急激な評価上昇には至っていない点が特徴です。
中古市場における現在の評価
中古市場でのバーキン30は、素材や色、状態によって差はあるものの、概ね170万円前後から200万円前後のレンジで取引されるケースが多く見られます。25サイズと比べると、価格の上下幅がやや広く、相場は比較的緩やかに動きます。
これは需要が安定している一方で、流通量が一定数あるため、買い手が選べる余地があることが要因です。
バーキン25との価格差が生まれる理由
バーキン25と30の価格差は、単なる人気の違いではありません。最大の違いは「持つシーン」と「買い手層の広さ」にあります。25はファッション性と資産性の両立が評価され、世界的に需要が集中しています。
一方30は、実用性が高い反面、持つ場面が限定されるため、需要が分散しやすくなります。その結果、25と比べて数十万円単位の価格差が生まれるケースも珍しくありません。
素材・色による評価の違い
バーキン30でも、トゴ・トリヨンクレマンスといった定番素材、ブラック・ゴールド・エトゥープなどのベーシックカラーは評価が安定しています。これらは需要が読みやすく、売却時のブレも比較的少ない傾向があります。
一方で、明るいカラーや限定色はファッション性が高い分、評価が個別化されやすく、相場は一定しにくい傾向があります。
資産として見たバーキン30の立ち位置
バーキン30は、バーキン25のように「価格が上がり続ける資産」というより、「大きく崩れにくい安定型」として評価されるサイズです。定価改定により価格帯は引き上げられましたが、その分、購入価格によっては利益幅を感じにくい場合もあります。
そのため、資産として考える場合は「いつ買ったか」「どの条件か」が重要になります。
鑑定士としてのまとめ
バーキン30は、今もエルメスを代表するサイズであることに変わりはありません。ただし現在の市場では、25サイズが資産性の象徴として位置づけられる一方、30は実用性と安定性を重視する層に支持されるモデルとなっています。
価格が大きく崩れにくい点は魅力ですが、資産としての伸びしろを重視する場合は、25との違いを理解したうえで判断することが重要です。
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鑑定士 千藤
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