「金や貴金属の買取をしたいけど、買取相場がわからない」

「どんなお店で売っても、価格は変わらない」

「買取相場が高い金を知りたい」

 

金や貴金属を売りたい人なら、一度は考えたことはありませんか?

ここでは、買取価格についての特徴・買取相場を調べる2つのポイント・金(ゴールド)・銀(シルバー)・プラチナの「小売価格」と「買取価格」をお伝えします。

 

金や貴金属の買取価格における3つのポイント

金や貴金属は、買取販売店や買取専門店で買取価格が決められています。しかし、何を基準にして値付けされているのかわかりませんよね?

 

ここでは、金や貴金属を売るときに知りたい「3つのポイント」を紹介します。

 

相場と買取価格は違う

金や貴金属の「相場」とブランド買取店が紹介する「買取価格」は違います。あなたも駅や街の買取販売店や専門店で「本日の金は1g:〇〇〇〇円」というポップを見かけたことはありませんか?

 

しかし、買取店の提示する価格と金や貴金属相場の価格は違うのです。例えば、執筆日(2019年3月18日)の買取相場は、以下のような金額となりました。

 

【金やプラチナの相場(某貴金属メーカーのデータ、2019年3月18日現在)】

 

 

貴金属名

 

小売価格
(相場)

 

買取価格

(店舗の査定金額)

金(ゴールド) 5,079円 4,993円
銀(シルバー) 62.10円 58円
プラチナ 3,308円 3,179円

 

金の小売価格(5,079円)と買取価格(4,993円)を、86円も差がありますよね。これが買取業者の手数料になります。

 

業者によって手数料の比率が違うため、買取販売店や買取専門店の査定額が違うでしょう。

 

ここでは、架空のA店とB店で24金(K24|24K)の査定を例に紹介します。A店とB店では、手数料の差がありました。

 

A店とB店の査定結果(架空)】
A

1gあたり500円の手数料査定結果:1gあたり4,800円。

 

B

1gあたり1,000円の手数料査定結果:1gあたり4,700

 

1gでは、査定額が約1,000円の差ですけど、100gあたりでは、約10,000円も買取金額の差がありました。(A店:480,000円ーB店:470,000円=10,000円)

 

この結果からわかることは

 

買取金額が安い業者の利益が多い

買取金額が高い業者の利益が少ない

 

といった結論になるでしょう。

 

ホームページに書かれていませんが、査定額の安い業者は、利益率が高いと考えられます。

 

1日ごとに相場は動く

金や貴金属の買取価格は、日によって変わります。なぜなら、金や貴金属の価格はいつでも変動しています。

 

2019年3月18日と3月15日では、「金(ゴールド)」「銀(シルバー)」「プラチナ」の買取価格は違います。(※3月16日~17日は、値動きがない休日のため除外)

 

【2019年3月15日と3月18日の買取相場(某貴金属メーカーのデータ、2019年3月18日現在)】

 

 

貴金属名

 

買取価格

3月15日(金)

 

買取価格

3月18日(月)

 

前日比

金(ゴールド) 4,983円 4,993円 +11円
銀(シルバー) 57.89円 58円 +0.11円
プラチナ 3,170円 3,179円    +9円

 

金・銀・プラチナともに、3月15日よりも3月18日に約10円ほど買取価格がアップしていますよね?

 

先週の金曜日よりも執筆日(3月18日)に買取をすれば、査定額が上がるのです。(※業者による)

 

買取価格は、日によって変動があります。金や貴金属を売りたい人は、朝9:30に発表される「貴金属の価格」をチェックしてくださいね。

 

種類によって価格が異なる

金や貴金属の価格は、種類によって違います。買取販売店や専門店の価格は、金(ゴールド)・銀(シルバー)・プラチナの含まれている比率で決められているのです。

 

そのため、カラット(例:24K)によって買取価格は異なります。

 

【金の買取価格(某買取専門店の価格)】

 

 

査定額の高さ

1gあたりの買取価格

3月18日(月)

 

24金(K24|24K)のインゴット

500g以上:4,853円

100g以上:4,818円

24金(K24|24K、金:99%) 4,743円
23金(K23|23K、金:95.8%) 4,493円
22金(K22|22K、金:91.6%) 4,383円
20金(K20|20K、金:83.5%) 4,029円
18金(K18|18K、金:75%) 3,699円

 

金の含有量が多い24金と少ない18金では、1gあたり1,044円の買取金額の差です。しかし、100gになると、104,400円も価格が違います。(24金:474,300円ー18金:369,900円)

 

高く売るためには、純度の高い金や貴金属を仕入れましょう。

 

買取相場を調べる方法

みなさんは「買取相場を知りたいけど、サイトがわからない」といった経験はありませんか。初めて金や貴金属を売る人なら、どこに買取価格が載っているのかわからないですよね?

 

ここでは、2つの買取相場を調べる方法を紹介します。

 

買取店のホームページ

買取相場を調べるなら、買取店のホームページを見てください。「金 買取価格」とグーグルで検索すれば、買取専門店や買取販売店の買取価格がわかります。

 

金(ゴールド)・銀(シルバー)・プラチナ・パラジウム・ダイヤモンドなどの価格は掲載されているため、売りたい価格を見つけられます。

 

しかし、ホームページに価格表がない店舗もあるため、電話・メール・ラインでの問い合わせも必要です。

 

貴金属メーカーのホームページ

貴金属メーカーのホームページでも、金(ゴールド)・銀(シルバー)・プラチナの価格相場が見られます。

 

例えば、明治に設立されたA社では、朝09:30分から金(ゴールド)・銀(シルバー)・プラチナの相場やメイプルリーフ(カナダ)やウィーン(オーストラリア)といったコインの価格を紹介しています。

 

買取専門店よりも30分ぐらい更新が早いため、最新の買取相場を知りたい人におすすめです。

 

金や貴金属の高価買取は「タイミング」が大切

 

金や貴金属の買取相場は、以下のような特徴があります。

 

  • 業者によって買取金額が違う
  • 貴金属の純度によって査定額が異なる
  • 相場の変動によって、買取金額も違う
  • 不況と円安基調になると

金の価格が上がりやすい(19988:146.40円)

 

金の純度が少なければ買取金額が上がりません。24金(K24|24K)と18金(K18|18K)では、1gあたり数千円の価格差がありました。

 

純度が同じでも、買取店ごとに買取金額が異なります。店舗のホームページをチェックしたり、一括見積サイトを使った相見積もりもおすすめです。

 

また、買取価格は景気や相場の影響を受けるため、証券会社(楽天・SBI・野村証券など)が提供している金の動向もチェックしながら、高価買取になりやすい「円安(円の価値が下がり、ドルの価値は上がる)」を見つけましょう。

 

1円でも高く売るためには、1日ごとの値動きを監視してくださいね。