高級時計 買取相場の見方|販売価格・実際に売れている価格・買取価格の違い
高級時計の買取相場が分かりにくく感じる原因は、ネットで目にする価格がすべて同じ意味だと思ってしまうことにあります。実際には、相場には役割の異なる価格が存在し、それぞれを分けて理解しないと、買取額が低く見えたり、説明が噛み合わなかったりします。本記事では「販売価格」「実際に売れている価格」「買取価格」の違いを、手数料まで含めて整理します。
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結論:買取価格は「実際に売れている価格」から逆算される
買取価格は、店頭やネットに表示されている価格から決まるわけではありません。実際に市場で取引が成立している価格帯を起点に、販売手数料や各種リスクを差し引いて算出されます。この順番を理解するだけで、相場の見方は一気に分かりやすくなります。
相場に出てくる3つの価格を整理する
① 販売価格(表示されている価格)
販売価格とは、ショップやネットに「200万円」などと表示されている価格です。これは“最初に置かれている価格”であり、必ずこの金額で売れているわけではありません。交渉、ポイント還元、キャンペーンなどを前提に設定されていることが多いのが実情です。
② 実際に売れている価格(リアルな取引水準)
実際に売れている価格とは、買い手が付き、取引が成立している価格帯です。例えば販売価格が200万円でも、現実には180万円前後で取引が成立しているケースは珍しくありません。ここが市場の“実力値”になります。
③ 買取価格(業者が提示できる現実ライン)
買取価格は、実際に売れている価格から、販売にかかるコストとリスクを差し引いて決まります。したがって、実際に売れている価格と同額になることは構造上ありません。
なぜ「180万円で売れる=180万円で買い取れる」ではないのか
販売には必ず手数料が発生します。主な目安は以下の通りです。
・メルカリ:約10%
・ヤフオク:約10%前後
・楽天などモール:10〜15%前後
・海外向け販売:15〜20%前後
仮に180万円で売れた場合、手数料10%でも約18万円が差し引かれ、実際に残るのは162万円前後です。さらに返品・値下げ・在庫期間・為替変動といったリスクも考慮されます。
だから買取価格は160〜170万円になる
販売価格200万円、実際に売れている価格180万円の時計であれば、販売手数料とリスクを差し引いた結果、買取価格が160〜170万円前後になるのは合理的です。これは安く買われているのではなく、販売構造上そうならざるを得ないためです。
ロレックスはさらに特殊(利益1〜2%の超薄利)
ロレックスは世界中で相場が完全に共有され、競合が非常に多いため、利益幅は極端に薄くなります。現場ベースでは利益は1〜2%前後、条件が厳しい場合は数万円というケースもあります。高額ですが、儲けやすい商品ではなく、回転前提の超薄利商品という位置づけです。
正しい相場の考え方まとめ
相場を見る順番はシンプルです。販売価格を見るのではなく、実際に売れている価格帯を把握し、そこから販売手数料とリスクを差し引いて買取価格を考える。この順番で考えれば、提示額の理由が理解でき、相場に振り回されにくくなります。
ブランドレックス
鑑定士 千藤
ブランド品全体の買取相場がどのように形成されているかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ ブランド品の買取相場について
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