オメガ スピードマスターは資産になるのか|型番別の定価推移(円×%)で見る“今売る判断
オメガの資産価値を語るうえで、最初に深掘りすべきなのがスピードマスター(ムーンウォッチ)です。ただし「スピードマスター」という名前だけで判断すると、相場は必ずズレます。理由は簡単で、同じムーンウォッチでも型番(Ref.)と仕様(ヘサライト/サファイア/文字盤色)によって定価帯も中古成立帯も別物だからです。本記事では、ムーンウォッチの相場基準になりやすい3型番を明確に固定し、過去→現在の定価推移(円×%)と、中古相場がなぜ崩れにくくなったのかを、数字を軸に整理します。
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対象型番を最初に固定する(ここがズレると全部ズレます)
本記事はムーンウォッチの中でも、現在の基準として最も参照される以下の3型番に固定します。
・Ref.310.30.42.50.01.001(ヘサライト風防/手巻3861/ブラック文字盤)
・Ref.310.30.42.50.01.002(サファイア風防/手巻3861/ブラック文字盤)
・Ref.310.30.42.50.04.001(ホワイト文字盤/手巻3861)
この3つは同じスピードマスターでも定価帯が異なり、中古市場でも“別の帯”で動きます。ここを混ぜて話すと、定価も中古相場も頭に入りません。
ムーンウォッチの資産性が強くなった理由
結論は「定価が一段上のレンジに移行した」ことです。ムーンウォッチは歴史と需要が世界的に厚い一方、以前は「定価が抑えられている=中古も伸びにくい」という構造でした。しかし近年、ムーブメント更新(Cal.1861→Cal.3861)と定価改定が重なり、ムーンウォッチは“100万円帯”に定着しました。ここが相場の前提を切り替え、中古相場の底を押し上げています。
定価推移(円×%)|まずは基準型番01.001で整理する
Ref.310.30.42.50.01.001(ヘサライト)の定価推移は、数字で追うと理解が一気に楽になります。ローンチ時の定価を737,000円とすると、その後の改定で約880,000円→約935,000円→約1,001,000円と段階的に上がりました。つまりローンチ737,000円→1,001,000円で、差額+264,000円、上昇率は約35.8%です。さらに現在の定価帯を1,123,200円の水準で見る場合、ローンチ737,000円→1,123,200円で差額+386,200円、上昇率は約52.4%になります。ここまで定価が上がると、中古市場の基準線も一段上に移行しやすくなります。
サファイア仕様01.002は“上の帯”が基準になる
Ref.310.30.42.50.01.002(サファイア)は、同世代でも常に01.001より上の定価帯で動きます。ローンチ時の定価を847,000円とすると、その後の改定で約990,000円→約1,067,000円→約1,144,000円と上がり、ローンチ847,000円→1,144,000円で差額+297,000円、上昇率は約35.1%です。つまりムーンウォッチは、ヘサライトとサファイアで“そもそもの基準線が違う”ため、買取相場も別帯で見なければ正しくなりません。
ホワイト文字盤04.001は“別帯”として扱うのが正解
Ref.310.30.42.50.04.001(ホワイト文字盤)は、同じ3861世代でも人気の質が違います。定価帯は1,287,000円という水準で語られ、ブラック文字盤の01.001/01.002とは違う帯に入っています。ここは「同じムーンウォッチだから同じくらい」という見方をするとズレます。ホワイトは“需要の強さが別”なので、相場の帯も別、と理解した方が判断が速くなります。
中古相場の考え方|ムーンウォッチは“定価比”で帯を見ると誤差が減る
ムーンウォッチの中古相場は、かつてのように「買った瞬間に大きく落ちる」という構造ではなくなっています。理由は、定価が100万円帯に移行し、新品との距離感が変わったからです。状態が良好で付属品が揃う個体は、現在定価を基準にした一定の割合で成立しやすく、相場が崩れにくくなっています。一方で、ベゼルやケースの打痕、ブレスの伸び、付属品欠品があると帯が一段下がります。ムーンウォッチは“モデルの強さ”より“個体条件”で帯が動く局面が増えています。
査定額を左右するポイント(ムーンウォッチはここが全て)
・型番(01.001/01.002/04.001で帯が別)
・保証書(カード)と箱の有無(付属品で帯が安定する)
・ブレス状態(伸び、打痕、余りコマ欠品)
・外装状態(ベゼル傷、ケース角の打痕、風防の欠け)
・使用頻度(軽い使用か、日常使用かで印象が変わる)
今売るべきか、持つべきか(結論:型番×状態で決める)
ムーンウォッチは短期で爆上がりを狙うモデルではありません。ただ、定価推移を見ると、01.001はローンチ737,000円→1,001,000円で約35.8%、現在定価帯の見方によっては約52.4%上がっており、相場の前提が切り上がっているのは事実です。つまり、状態が良く付属品が揃っている個体は「今売っても納得感が出やすい」局面にあります。逆に、日常使用で傷が増えそう、付属品が欠けている、ブレスの状態が落ちてきた、という場合は、状態が崩れる前の判断の方が帯を落としにくくなります。
今回の鑑定士コメント
オメガを資産価値で語るなら、まずムーンウォッチを“型番で分けて”理解するのが正解です。01.001(ヘサライト)と01.002(サファイア)は同世代でも定価帯が違い、ホワイトの04.001は別帯として動きます。定価推移も明確で、01.001はローンチから約35%、定価帯によっては約50%超の上昇が見えるため、中古相場の基準線も上がっています。迷う場合は、型番固定→状態→付属品の順に整理すると、判断がブレません。
なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。
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まとめ
ムーンウォッチは「オメガは資産にならない」という見方を覆す代表モデルですが、鍵は“型番固定”です。01.001はローンチ737,000円→1,001,000円で約35.8%上昇し、定価帯によっては約52%超の上昇も見えます。01.002は上の帯、04.001は別帯。売却判断は、型番・状態・付属品を整理し、現在定価を基準線に成立帯で考えることが最も確実です。ブランドレックス 鑑定士 千藤
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