2026年最新版|パテックフィリップのリセール率ランキング|過去相場と現在価格を円×%で徹底比較(鑑定士解説)
パテックフィリップは「雲上」と呼ばれるだけあって、相場が高い分だけ情報が混ざりやすく、数字だけが一人歩きしやすいブランドです。特に一括査定や写真査定では、成立しない前提の高い数字が出回ることもあり、売る側にとっては判断が難しくなります。だからこそ本記事では、感覚や噂ではなく「現時点の市場推定価格(円)」と「過去からの伸び(%)」をセットで整理し、さらに定価に対してどの程度のリセール率(定価比%)になっているのかまで、モデル別に分かりやすくまとめます。結論から申し上げると、パテックは“全部が高リセール”ではありません。スポーツ系の一部が突出して強く、ドレス系や複雑系は「安定」「値落ち」も普通に起こります。売却を迷われている方が、数字で納得して判断できる内容にしています。
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パテックフィリップの相場が動く理由
パテックの相場は、為替・世界需要・供給の少なさに強く左右されます。特にステンレススポーツ(ノーチラス/アクアノート)は、国際市場の需要が厚いため、国内相場も海外の動きに連動しやすい傾向があります。一方で、金無垢やドレスラインは「ブランド力で安定はするが、プレミアが乗り続けるとは限らない」カテゴリです。売却の判断では、最高値の噂を追うよりも、いま成立している水準を把握し、条件(状態・付属品・年代)を揃えて比較する方が、結果的に一番ブレません。
2026年最新版|パテックフィリップ リセール率が高い人気モデルランキング
第1位 ノーチラス 5711/1A(定価比プレミアが突出)
まず最も象徴的なのが5711/1Aです。市場推定価格は約16,944,708円水準で推移しており、過去5年で+60.4%の上昇が示されています。つまり5年前の推定水準は約10,564,032円で、金額としては約+6,380,000円、伸び率+60.4%という見え方です。さらに定価(当時の正規価格目安)約3,953,200円に対して、市場推定は約4.29倍(=約429%)で、定価比で見ると“約+329%プレミア”が乗っている計算になります。パテックの中でもここまで定価比が飛び抜けるモデルは限られ、だからこそ情報が過熱しやすいのですが、数字で見ても市場が別格なのは事実です。
第2位 アクアノート 5167A(伸び率が大きく、流通も厚い)
次に強いのが5167Aです。市場推定価格は約10,138,885円、過去5年で+79.3%上昇とされており、5年前推定は約5,654,704円です。金額差は約+4,484,000円、伸び率+79.3%と、同じスポーツでも“伸び方”は5711以上の水準になっています。定価(正規)約3,960,000円に対して市場推定は約2.56倍(=約256%)で、定価比では“約+156%プレミア”という計算です。需要が厚く成立が早い傾向があるため、査定でも比較がしやすく、売却判断の納得感が出やすいモデルです。
第3位 ノーチラス 5712/1A(高値安定+伸びも強い)
5712/1Aは市場推定価格が約16,951,271円で、過去5年の上昇率は+61.2%とされています。5年前推定は約10,515,677円で、金額差は約+6,435,000円です。定価(正規)約8,210,000円に対して市場推定は約2.06倍(=約206%)で、定価比では“約+106%プレミア”。5711ほどの定価比ではない一方、実勢は高止まりしやすく、需要の厚さが価格を支える構造です。
第4位 アクアノート トラベルタイム 5164A(実用性×人気で定価比も強い)
5164Aは市場推定価格が約12,711,110円で、過去5年で+48.0%上昇とされています。5年前推定は約8,588,588円で、金額差は約+4,122,000円です。定価(正規)約6,424,000円に対して市場推定は約1.98倍(=約198%)で、定価比では“約+98%プレミア”。複雑系ほど難解ではなく、実用性も高いため、比較の中で強い評価になりやすいモデルです。
第5位(安定枠)カラトラバ 5227J/年次カレンダー 5205G(“高い=高リセール”ではない代表)
ここはあえて“現実”として入れます。5227Jは市場推定価格が約3,782,627円で、過去5年の上昇率は+9.7%とされています。5年前推定は約3,448,156円で、上昇幅は約+334,000円と穏やかです。定価(正規)約6,850,000円に対して市場推定は約55%(=定価比約55%)で、プレミアではなく“定価割れ”が基本線です。同様に5205Gも市場推定約6,489,549円、過去5年で+11.4%上昇(5年前推定約5,825,448円)と安定型ですが、定価約9,760,000円に対して市場推定は約66%(=定価比約66%)で、こちらも定価割れが前提になります。パテックはブランドとしては強い一方、モデルによってリセールははっきり分かれるため、「どのラインのパテックか」を数字で切り分けることが大切です。
査定額を左右するポイント
パテックは条件差で数字が動きます。・保証書/箱/付属品(欠品は減額が大きく出やすい)・外装状態(特にブレス伸び、エッジ、研磨歴)・オーバーホール/修理歴・文字盤や針、夜光の状態・個体の年代と仕様差。特にスポーツ系は“同じ型番でも状態差の評価が厳密”になりやすく、写真だけで高値を言い切る業者ほど、現物で条件が落ちやすい傾向があります。成立ベースの比較を前提にするのが安全です。
より高く売るためのコツ
ポイントは「最高値探し」ではなく「成立条件の見える化」です。まず現物ベースで成立する価格帯を押さえ、次に比較する。この順番がブレません。加えて、付属品の整理と、無理な研磨を避けることが重要です。スポーツ系は特に“研磨で輪郭が落ちる”と評価が崩れることがあります。迷う場合は、売却前提ではなくても、状態と付属品の確認だけで一度査定を取り、数字を揃えてから判断するのが最も納得感が出ます。
鑑定士コメント
パテックは「高いブランド」だからこそ、釣り価格や写真だけの過大評価が混ざりやすい領域です。今回のランキングで分かる通り、5711や5167Aのように“定価比でプレミアが乗るモデル”もあれば、5227Jや5205Gのように“定価割れが基本線のモデル”もあります。だからこそ、売却の判断は感覚ではなく、円と%で整理するのが一番安全です。ご希望があれば、モデル・状態・付属品の条件を揃えたうえで、成立ベースでの現実ラインを誠実にご案内いたします。
なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。
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まとめ
2026年時点でパテックフィリップのリセール率を数字で見ると、スポーツ系(ノーチラス/アクアノート)が“円でも%でも強い”一方、ドレス/複雑系は安定はするが定価割れが普通に起こる、という構造がはっきり見えます。売却を迷われている方は、噂の最高値ではなく、成立水準を円と%で揃えて比較することが、結果的に一番納得感のある判断につながります。ブランドレックス 鑑定士 千藤
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