オメガは「実用時計」という評価に加え、ここ数年でリセール面の安定感がはっきりと評価されるようになってきました。特にスピードマスターとシーマスターを中心に、中古市場では数年前と比べて販売価格・買取価格ともに上昇、もしくは高水準を維持しているモデルが増えています。分かりやすい例として、2000年前後に流通していたスピードマスター プロフェッショナル 3570.50は、当時の中古販売価格が10万円前後だった時期もありましたが、現在では中古の売れ筋価格が約63万円前後、状態や付属品次第では70万円近くで取引されるケースも見られます。おおよそ6倍前後の水準まで上がっており、その流れに伴って買取価格も大きく底上げされています。すべてのオメガが同じ動きをしているわけではありませんが、「どのモデルが落ちにくく、どのモデルが評価されやすいか」を把握しておくことで、購入時も売却時も判断の精度が大きく変わります。ここでは2026年時点の実勢相場をもとに、リセール率が高く人気のあるオメガのモデルをランキング形式でまとめます。

リセール率の考え方とランキング基準

本記事では、正規定価に対して現在の中古市場価格がどの程度の水準で推移しているか、また実際に買い手がつきやすいかどうかという現場視点を重視しています。付属品の有無や状態によって個別差は出ますが、同条件で比較した際に「値崩れしにくい」「査定レンジが安定している」モデルほど、結果的にリセール率が高くなります。

2026年 最新|オメガ リセール率が高い人気モデルランキング

第1位 スピードマスター シルバー・スヌーピー・アワード

オメガの中で最も分かりやすくリセールが強いのが、スヌーピー系のスピードマスターです。定価を大きく上回る中古価格で取引される状態が続いており、希少性とストーリー性が価格を強く支えています。売却時も買い手が見えやすく、短期的な相場変動があっても評価が大きく崩れにくいモデルです。

第2位 スピードマスター プロフェッショナル ムーンウォッチ(Cal.3861)

現行のムーンウォッチは、流通量が多いにもかかわらず中古相場が安定しており、リセール面では非常に優秀です。定価に対して一定水準の中古価格を維持しやすく、指名買いが多いことが特徴です。付属品完備で状態が良い個体は、査定額のブレも小さくなります。

第3位 スピードマスター ファースト・オメガ・イン・スペース(FOIS)

FOISは派手さはありませんが、熱量の高いファンが多く、結果としてリセールが安定しています。中古市場では定価に対して高い水準を保ちやすく、スピードマスターの中でも「分かっている人が選ぶモデル」として評価されています。

第4位 シーマスター ダイバー300M

ダイバー300Mは、オメガの中でも特に実用性と知名度が高く、需要が途切れにくいモデルです。中古市場では定価に対して安定した価格帯で推移しており、初めてのオメガとして選ばれることも多いため、売却時の出口が広い点が強みです。

第5位 スピードマスター プロフェッショナル 3570.50(旧ムーンウォッチ)

2000年前後には中古10万円前後で流通していた3570.50は、現在では平均販売価格が約63万円前後まで上昇しています。その分、買取価格も当時とは比較にならない水準となっており、長期的に見て価値が大きく伸びた代表的なモデルです。状態や付属品の差が価格に反映されやすい点には注意が必要です。

第6位 スピードマスター Reduced 3510.50

Reducedは一時期評価が落ち着いていましたが、生産終了後に再評価が進み、現在は安定した需要があります。サイズ感と価格帯のバランスが良く、状態の良い個体は指名買いが入りやすいモデルです。

第7位 シーマスター アクアテラ

アクアテラは突出した高騰はないものの、人気仕様やカラーでは値崩れしにくく、堅実なリセールを見せています。使いやすさと上品さを兼ね備えたモデルとして、一定の需要を維持しています。

リセール率を左右する査定ポイント

オメガの査定では、付属品の有無、外装コンディション、ブレスレットの状態、過度な研磨の有無などが評価に直結します。特にスピードマスター系は箱・保証書・余りコマの有無によって数万円単位で差が出ることも珍しくありません。

鑑定士コメント

オメガの魅力は、急激な高騰ではなく「買い手が途切れにくい安定感」にあります。相場が荒れた局面でも戻りが出やすく、売却時に説明がしやすいモデルが多いのが現場での実感です。まずは現在の評価を知るだけでも、売却の判断材料として十分価値があります。

なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。

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まとめ

2026年時点でリセール率が高いオメガは、スピードマスターを中心にシーマスターの定番モデルが上位を占めています。価格が落ちにくいモデルを把握しておくことで、売却時の納得感は大きく変わります。大切な時計を次につなぐ際は、モデルごとの特性を理解したうえで判断されることをおすすめします。ブランドレックス 鑑定士 千藤