高級時計の売却相談を受ける中で、「結局いま評価が高いのはどのブランドなのか」「ランキングで見るとどの位置なのか」という質問を非常に多くいただきます。実際の買取現場では、単純な定価や知名度だけでなく、世界市場での需要、流通量、再販のしやすさといった複数の要素が重なって評価が決まります。ここでは、現在の買取現場で“実際に評価されやすい順”という視点から、高級時計の相場ランキングを整理します。

第1位:ロレックス

現在の買取市場において、最も安定して高評価を維持しているのがロレックスです。スポーツモデルからドレスモデルまで需要の幅が広く、国内外を問わず再販ルートが明確な点が最大の強みです。相場が大きく動く局面でも値崩れしにくく、「いつ売っても一定水準の評価が出やすい」という安心感があります。特定モデルに限らず、ブランド全体として評価されている点が他と大きく異なります。

第2位:パテック フィリップ

絶対的なブランド価値を持つパテック フィリップは、モデルによって評価差はあるものの、希少性と歴史に裏付けされた強さがあります。特に流通量が限られたモデルは、市場環境に左右されにくく、高水準の査定につながりやすい傾向があります。ただし、モデルや状態による振れ幅が大きいため、専門的な査定が重要になります。

第3位:オーデマ ピゲ

オーデマ ピゲは、特定モデルへの需要が非常に集中しているブランドです。人気モデルについては海外市場を含めた需要が強く、条件が揃えば高い評価が期待できます。一方で、モデル選別が明確なブランドでもあるため、「どれでも高い」というわけではなく、売却時には市場動向の見極めが重要になります。

第4位:リシャール・ミル

リシャール・ミルは流通量が少なく、富裕層マーケットを中心に独自の需要を持つブランドです。モデルによっては非常に高い評価が出る反面、市場の動きに左右されやすい側面もあります。販売先との相性が査定額に大きく影響するため、一般的な相場表では判断しにくいブランドと言えます。

第5位:オメガ

オメガは知名度・実用性ともに高く、特定モデルを中心に安定した需要があります。ロレックスほどの相場耐性はないものの、「売りにくい時計になりにくい」という点で評価されやすいブランドです。状態やモデルによっては、想像以上にしっかりとした査定が出るケースもあります。

ランキングを見る際の注意点

このランキングは、あくまで「現在の買取現場で評価されやすい傾向」を整理したものです。実際の査定では、同じブランド・同じモデルであっても、状態、付属品、売却タイミング、販売ルートによって評価は大きく変わります。ランキング上位だから必ず高い、下位だから安いという単純な話ではありません。

鑑定士としての見解

高級時計の価値は、ランキングよりも「今その時計を欲しがっている市場があるかどうか」で決まります。査定では、表に出ている相場だけでなく、その時計が今どこで、どのように評価されているのかを重視しています。数字だけで判断せず、納得できる理由を持って売却することが、後悔しない選択につながります。

まとめ

高級時計の買取相場ランキングは、売却を考えるうえでの参考情報にはなりますが、最終的な判断材料はご自身の時計そのものです。価値を正しく知り、納得したうえで動きたい方は、ぜひ一度ご相談ください。誠実な査定を大切にするブランドレックス、鑑定士 千藤