金は、数千年にわたり人々にとって貴重な資源として重要視されてきました。
その価値は安定性と信頼性に基づいており、経済の変動や地政学的な出来事にも
影響を受けることがあります。
このコラムでは、金の相場が上昇する理由について2023年の事例を踏まえて考察
てみましょう。

1.世界情勢

世界情勢が不安定になる事は金の価格上昇の主要な要因の一つです
政治的な不安定、国際紛争、テロ攻撃、自然災害などの出来事が発生すると、投資家はリスクを回避し、安全な避難先として金を選ぶ傾向があります。
このような不安定要素が増加すると、需要が高まり、金相場が上昇します。
※2023年の事例※
現在ロシアとウクライナの戦争とイスラエルとイランの戦争が勃発しています。
戦争は金相場上昇の原因になっています。

2. インフレーションの懸念

インフレーション(物価上昇)が懸念される場合、金は通貨価値の保護手段として需要が高まります。
インフレが進行すると、現金や他の資産の価値が減少する可能性がありますが、金は物価上昇に対して一定の価値を維持しやすい特性があります。
そのため、投資家はインフレへの対策として金を選ぶことがあり、相場が上昇する要因となります。
※2023年の事例※
物価は毎年上がっていますが、税金の上昇や資源の枯渇による資材の価格上昇がおきています。

3. 中央銀行の購入活動

中央銀行は、金を保有することで通貨の安定性を確保しようとする場合があります。
特に新興国の中央銀行は、外貨準備として金を購入する傾向があります。中央銀行
の大規模な金の購入活動は、需要の急増をもたらし、相場の上昇を促すことがあります。

4. 金融市場の不安

金融市場の不安定要素が高まると、金は避難資産としての役割を果たします。株価の暴落や通貨の急落、金利の上昇などが起こると、投資家はリスクを回避するために金に資金を移す傾向があります。このような市場の不安が高まると、金への需要が増加し、金の相場が上昇する要因となります。

まとめ

金の相場が上昇する理由は多岐にわたりますが、2023年急激に上昇したのは戦争
が主な原因だと思われます。
最近24金が1g/10.000円を超えて世間を賑わせました。
今後もまだ上昇すると思われますが、戦争が終戦するタイミングで一気に反動で下がる可能性もあります。
金をお持ちの方は今が売り時かもしれません。

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