2023年9月の価格改定に伴う相場の動きと今後の予想をまとめてみました。

定価が変更される頻度

ロレックスの価格改定の回数が年々増えている事をご存知でしょうか。
近年の価格改定の動きとしては、2015年に1度行い、その後は2019年の10月と4年も空きました。
その後、2020年からは1年に1度価格改定を行うようになり、どの改定も値上げをする動きです。

頻度が増えた原因

これには時計に使われている原材料の上昇や人件費の高騰が主な要因に挙げられます。
2020年以降価格改定が増えたのは世界的感染病のコロナの影響やウクライナとロシア間による戦争の影響が原因とされています。
今回の価格改定後、ほぼ全てのモデルは定価が10%前後上昇しました。
今までは3%〜5%が多かったので思い切った値上げです。

改定後の相場

通常、定価が変わってすぐ相場に反映されることは無いのですが、ロレックスは別です。
変更される前から市場は変動し始めます。
改定=値上げになる事が分かっているからです。

9月の変更時も8月中旬あたりから全体的に相場が上がる動きが見られました。
しばらくは上昇傾向で動くと思われます。

今後のロレックス相場変動予想

基本的には上昇するとみてよいでしょう。
しかし、青天井に上がっていくわけではありません。
昨年と今年では大きく違う点があるからです。
それが、ロレックスの公認中古参入です。
これにより中古販売価格に天井が誕生しました。
現状、公認中古の製品は相場よりも高い価格で販売されているので、影響はそこまで与えていませんが、
今後その価格が下がってくるような動きを見せた場合は、中古価格が全体的に下がっていくでしょう。

現在の相場でもロレックスは全体的に高額ですので、売却を考えている方は早めに
売却される方が良いかもしれません。

まとめ

高級時計ブランドの中でもロレックスの相場は非常に荒い動きをする事で有名です。
度重なる価格改定や公認中古の参入に伴い、今後もさらに動きは激しくなると思われます。
現在、定価の上昇や正規店やブティックで購入できない事が原因でロレックスユーザーがどんどん離れているという話もあります。
需要が減った場合、いきなり大きく相場が下落する事もありますので注意してくださ
い。


鑑定歴10年の岡田です。査定についてのご相談はお任せください。
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