1. スピードマスターの起源

スピードマスターは、1957年にオメガによって初めて発表されました。
当初はスポーツ時計として設計され、車やモータースポーツにおいて正確な計時を提供することを目指していました。

2. 宇宙への進出

スピードマスターが世間に一気に認知されるようになったのはアポロ計画における宇
宙飛行士たちの公式な時計としての採用です。

1969年には、アポロ11号のミッションでニール・アームストロングが月面に初めて降り立った際に、
スピードマスターが彼の手首に装着されていました。
この歴史的な瞬間からスピードマスターは「ムーンウォッチ」とも呼ばれ、宇宙探査の象徴となりました。

アポロ計画の記念年の時には必ず限定モデルも発表されています。

3. デザインの進化

初期のモデルはシンプルな文字盤と三角のインデックスが特徴でしたが、時が経つにつれて様々なバリエーションが登場しました。
チョコレートダイヤル、パンダダイヤル、ムーンウォッチプロフェッショナルなど、多様なデザインが発表されます。

初代スピードマスター 2915-1

4. コレクターアイテムとしての価値

スピードマスターは、時計コレクターの間で人気のあるアイテムです。
特に限定版や希少なモデルは高い価値を持ち、オークションで高額な取価格で落札されています。

また、スピードマスターは数々の特別なエディションが存在し、そのデザインや背後にあるストーリーに魅了されるコレクターも多いです。

5.日本で高騰した理由

人気があり安定した相場を維持していたスピードマスターですが、
2020年以降日本で急激な相場上昇が見られました。
これには様々な理由が挙げられます。

1.ロレックスの高額化に伴いオメガを購入する人が増えた。

2.2020年東京オリンピックの開催に伴い、公式時計であるオメガの注目度が上がった。

3.現行モデルは定価上昇に伴い中古販売価格も上がった。

以上のような点が高騰した理由と言われています。

日本だけでなく海外での需要も上がっていて、特にアメリカでここ数年人気が上昇し
たことも相場が上昇した理由と言われています。

まとめ

独自のデザイン、宇宙への関与、技術的な優位性など、多くの要素が組み合わさり現
在の高騰につながっています。

一時的な流行かもしれませんので、スピードマスターをお持ちで使用していない方が
いましたら、是非ご売却の検討をしてみてはいかがでしょうか。

お持ちのスピードマスターの相場をまずは知りたいという方も是非当店にご相談ください。


鑑定歴10年の岡田です。査定についてのご相談はお任せください。
皆様からのご連絡お待ちしております。