ヴェルサーチェとはどのようなブランドなのか?歴史と特徴、展開アイテムを紹介していきます。
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ヴェルサーチェとはどのようなブランドなのか?歴史と特徴、展開アイテムを紹介していきます。
ヴェルサーチェというブランドを一度は耳にしたことがある方も多いと思います。
どのようなブランドで、どのような歴史のあるブランドなのか知らないという方もいらっしゃると思います。
今回はヴェルサーチェの歴史と特徴から、どのようなブランドなのかお伝えできたらと思います。
ヴェルサーチェはイタリアのラグジュアリーブランドで、歴史はまだ浅く1978年に創業しました。
衣服以外にもアクセサリーや時計、クッションやキャンドルなどの日用品の展開もしており、ホテル運営もしているトータルファッションブランドです。
ではヴェルサーチェの歴史からみていきましょう。
ヴェルサーチェの歴史
ヴェルサーチェは1978年にイタリア ミラノで設立されたラグジュアリーファッションブランドです。
創業者である「ジャンニ・ヴェルサーチェ」の生い立ちから見ていきます。
ジャンニ・ヴェルサーチェ
1946年 イタリア レッジョ・カラブリアで生まれます。
母親がドレスメーカーのブティックを経営していた影響で、早い時期からファッションに興味を持つようになります。
1972年 母親の元で働いた後、26歳でミラノに移住してファッション業界で働き始めます。
1973年 「ジェニー」のデザイナーにスカウトされ、デザイナーに就任します。
その後、「マリオ・ヴァレンティノ」の皮革部門のデザイナーを経て、
1975年に「コンプリーチェ」レザーウェアのデザインを手掛けるようになります。
1978年 自身の名を冠した「ヴェルサーチェ」をミラノのスピーガ通りにオープンし、女性向けコレクションを発表します。
1981年 香水の販売を開始します。
1982年 ジャンニ・ヴェルサーチェはビジネスの拡大の為、ジュエリーと日用品のデザインに乗り出します。
1989年 パリのサンディカ(労働組合)に加盟し、オートクチュール分野に進出します。
同年 メインラインよりも価格帯を抑えたディフュージョンライン「ヴェルサス」をスタートさせます。
1990年 パリで初のオートクチュールコレクションを発表します。
1994年 イギリス人女優「エリザベス・ハーレイ」が着用した黒いドレスが話題となり有名になります。
1995年 映画「ジャッジドレッド」の衣装を手掛けます。
1997年7月 マイアミのサウスビーチにある別荘の入り口で連続殺人犯「アンドリュー・ククナン」に射殺されます。享年50歳
ジャンニ・ヴェルサーチェ死去後
1997年に悲劇的な最期を遂げた際、彼の会社の価値は807万ドルに達し、世界中に130店舗以上を展開するまでになっていました。
ジャンニ・ヴェルサーチェの死後は、実の妹である「ドナテラ・ヴェルサーチェ」がヘッドデアイナーとしてブランドを運営しています。
またブランド名を「ジャンニ・ヴェルサーチェ」から「ヴェルサーチェ」に変更しました。
2000年 オーストラリアのゴールドコーストにパラッツォ・ヴェルサーチェ・ホテルをオープンします。
腕時計業界にも参入します。
2009年 世界不況の煽りを受けて、東京紀尾井町の本店、百貨店内の2店舗、アウトレット1店舗の国内4店舗全てを閉店し、日本から一時撤退しました。
2011年 秋冬シーズンから経営体制を新しくし、再上陸します。
2011年 H&Mとのコラボレーション「VERSACE for H&M」を発表します。
2013年 レディー・ガガを2014年春夏コレクションのキャンペーンモデルに起用します。
2014年 マドンナを2015年春夏コレクションのキャンペーンモデルに起用します。
2015年 東京銀座に旗艦店をオープンします。
同年 日本初となる「VERSACE HOME」を銀座にオープンします。
2018年 マイケルコースがヴェルサーチェを買収し、長年に渡る家族経営から体制が変わる事になりました。
ヴェルサーチェの特徴
ヴェルサーチェの特徴を見ていきます。
1980年代の創業当初は贅沢な最高級素材を使い、シンプルで巧みなカッティング、完成度の高い縫製などで、特にセレブからの人気を集めます。
ファションショーにはオペラを取り入れるなど、クラシカルでゴージャスなイメージでした。
1990年代になり、徐々に色彩が派手になっていき、少しやりすぎ感のあるデザインになりますが、レニー・クラヴィッツやシェリル・クロウ、エリザベス・ハーレイを顧客に持つなど、セレブ層の人気は衰えることはありませんでした。
ジャンニ・ヴェルサーチェ死後、ドナテラ・ヴェルサーチェはファッションショーのBGMにロックミュージックを流す事が多く、ジャンニ・ヴェルサーチェのデザインにより官能的な要素を取り入れました。
メドゥーサとギリシャ雷文
ヴェルサーチェのロゴにはメドゥーサが使われており、デザインにギリシャ雷文を取り入れている事が多いです。
メドゥーサはギリシャ神話に出てくる怪物で、英雄ペルセウスに倒されます。
メドゥーサの首は死後も石化の能力が失われる事が無く、古代ギリシャでは魔除けとして用いられたようです。
ジャンニ・ヴェルサーチェは自身のアイデンティティでもあり、古代ギリシャ・ローマなど様々な影響を受けた南イタリアのことを、誇りとしていました。
そうしたことは、彼のデザインにおけるモチーフの中にも反映されていて、ブランドのロゴであるメドゥーサの頭、ギリシャ雷文などが挙げられます。
ヴェルサーチェというブランドはその派手なデザインの為、日本ではバブルを象徴するブランドで、海外でもゴージャスな大人向けラグジュアリーブランドというイメージでしたが、2011年にファストファッションブランドのH&Mとのコラボレーションで、従来のヴェルサーチェのイメージを変えました。
ファストファッションであるH&Mとのコラボレーションで、今までヴェルサーチェに触れる事の無かった若者層にもブランドが浸透していきます。
その後も、精力的にコラボレーションを展開しています。
ヴェルサーチェの人気アイテム
ヴェルサーチェは衣服から靴、アクセサリー、時計、日用品まで様々なアイテムを展開しています。
ヴェルサーチェの人気アイテムを3つ紹介していきます。
チェーン リアクション スニーカー
定価:126,500円(税込み)
現在の中古市場価格:20,000円~70,000円(2022年4月現在)
現在の買取価格相場:10,000円~50,000円
ラ メドゥーサ スモールトートバッグ
定価:236,500円(税込み)
サイズ:W22×H18×D10cm
現在の中古市場価格:100,000円~150,000円(2022年4月現在)
現在の買取価格相場:70,000円~120,000円
メドゥーサ ガーラ プリント クッション
定価:42,900円(税込み)
サイズ:45×45cm
現在の中古市場価格:10,000円~30,000円(2022年4月現在)
現在の買取価格相場:5,000円~20,000円
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ヴェルサーチェの歴史と特徴、人気アイテムを紹介させて頂きました。
バブルのイメージがあるヴェルサーチェですが、最近ではストリートファッションも取り入れて、若い世代にも人気が広がっています。
今後も様々な新作やコラボレーションが行われると思うので、これからのヴェルサーチェの動向が楽しみですね。
今回はブランド品鑑定歴13年の田所が「ヴェルサーチェ」について紹介させて頂きました。
弊社「ブランドレックス」では、ヴェルサーチェのアイテムを買取しております。
ヴェルサーチェのアイテムの売却を考えられている方は、是非一度お問合せだけでもして頂けましたら幸いです。
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