サンローラン パリとは?歴史と特徴を紹介
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サンローラン パリとは?歴史と特徴を紹介
サンローラン パリ(イヴ・サンローラン)はフランスで創業した世界的ファッションブランドです。
ファッションに興味がある方なら一度は聞いたことがあるブランドでしょう。
またサンローラン パリとイヴ・サンローランは違うのと思われている方もいらっしゃると思いますが、結論から言うと、サンローラン パリもイヴ・サンローランも同じで、2013年にプレタポルテ部門がサンローラン パリと名称変更したのです。
メイクアップ部門では、変わらずイヴ・サンローランとして商品展開しています。
ブランドの歴史
サンローラン パリは1961年に創業者イヴ・サン=ローランが恋人であるピエール・ベルジュとマック・ロビンソンの出資の元、オートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」を創設したのが始まりです。
イヴ・サンローランのオートクチュールは高額でお金持ちしか購入できない物でしたが、1966年に一般人向けのプレタポルテライン「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」をパリ6区トゥルノン街21番地に開設します。
1978年にはメイクアップライン「イヴ・サンローラン・ポーテ」を開設します。
1987年に会社登録し、1989年にはファッションブランドとして初めて、パリ証券取引所に上場します。
2002年にはイヴ・サン=ローランが引退し、オートクチュールラインを閉鎖しました。
2012年に「イヴ・サンローラン リヴ・ゴーシュ」を「サンローラン パリ」に変更し現在に至ります。
イヴ・サン=ローランとはどのような人物だったのか?
イヴ・サン=ローランは1936年フランス領アルジェリアでフランス人中産階級の両親の元に生まれ、まだ幼い時期にフランス17区へ引っ越します。
1953年イヴ・サン=ローランが17歳の時にファッションデザイナー養成学校である「パリ・クチュール組合学校(エコール・ド・ラ・シャンブル・サンディカル・ド・ラ・クチュール・パリジェンヌ)」に入学しました。
国際羊毛事務局(IWS)のデザインコンクールにカクテルドレスを出品したところ、最優秀賞を獲得したこともあるほど才能あふれる人物でした。
ちなみに同じIWSのデザインコンクールの毛皮部門で最優秀賞を獲得したのが、後にシャネルのデザイナーになる「カール・ラガーフェルド」でした。
審査員であったヴォーグのディレクターミッシェル・デブリュノフは、無名だったイヴのポートフォリオを見て、友人であるクリスチャン・ディオールの新作と同じAラインの線が描かれていることに驚き、すぐさまイヴをクリスチャン・ディオールに紹介しました。
1955年に、クリスチャン・ディオールに就職しアシスタントとして働きます。
1957年に、クリスチャン・ディオールが死去し、その後継者として若干21歳のイヴ・サン=ローランが主任デザイナーに選ばれます。
ところが、1960年にアルジェリア独立戦争が勃発し徴兵され、
徴兵でのいじめなどのストレスで神経衰弱に陥り精神病院施設に収容され、精神医学的な治療を受ました。
神経衰弱完治後、クリスチャン・ディオールを辞め、自身のオートクチュールメゾンを設立します。
それがイヴ・サンローランのブランドにつながっていきます。
その後40年に渡って活躍し、「モードの帝王」と呼ばれます。
2002年にパリでのオートクチュールコレクションを最後に引退。
その後はモロッコのマケラシュの自宅でほとんどの時間を過ごし、2008年享年71歳で癌のため逝去しました。
現在のイヴ・サンローランは、「サンローラン パリ」とブランド名を変え、エディ・スリマンやアンソニー・ヴァカレロなどのデザイナーたちによって引き継がれています。
サンローラン パリの特徴
サンローラン パリの特徴として、クラシカルなジャケットや小物等、かっこよくエレガントなアイテムを発表し続けているということが挙げられます。
また、メンズアイテムでは黒を基調としたコレクションが多く、トレンドに左右されないサンローランのコンセプトを大事にしています。
アパレルでは、どのブランドもビッグシルエットを取り入れていますが、サンローランはスリムなシルエットへのこだわりが強く、スタイルを変えることなくゴージャスでエレガントなスリムシルエットを提案し続けています。
また、サンローランの魅力として、優雅で繊細なファッションアイテムが多いことが挙げられます。
そんなサンローランの人気アイテムとして、バッグ、財布、ブーツ、スニーカーなどがあります。
サンローランの人気アイテムを紹介
サンローランの人気アイテムを3つ紹介していきます。
まずはバッグから。
カサンドラミニ
「カサンドラ」というデザイナーが作ったYSLロゴはサンローランを象徴するシグネチャーロゴでカサンドラと呼ばれています。
その名を冠したバッグはクラシカルですが、流行に左右されないシンプルなデザインが魅力的なバッグです。
また近年はミニバッグが流行しており、ワンショルダーでも斜め掛けでも使用できるバッグです。
定価:295,900円(税込み)
現在の中古市場価格:150,000円~200,000円(2022年1月現在)
現在の買取価格相場:120,000円~170,000円
続いて財布を見ていきます。
モノグラム コンパクト スリーフォールドウォレット
使い勝手の良い3つ折りミニウォレットです。
正面にはカサンドラロゴを配置し一目でサンローランだとわかるデザインが人気です。
また現在、流行のミニウォレットですが、容量はお札入れが1つ、小銭入れが1つ、カードポケットが6つ、その他収納ポケットが4つと収納も多く、メインウォレットとしてもお使いいただける財布です。
定価:75,900円(税込み)
現在の中古市場価格:40,000円~60,000円(2022年1月現在)
現在の買取価格相場:30,000円~50,000円
最後にアパレルを紹介します。
クラシック モーターサイクルジャケット
サンローランのアパレルと言えば、メンズのライダースジャケットが有名です。
シンプルなデザインで長年ラインナップとして販売されている人気アイテムで、ラムスキンを使用しているので柔らかく馴染やすくカッコいいジャケットです。
定価:605,000円(税込み)
現在の中古市場価格:200,000円~400,000円(2022年1月現在)
現在の買取価格相場:150,000円~320,000円
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回のサンローラン パリの歴史と特徴、人気アイテムの紹介をさせて頂きました。
サンローラン パリは性別問わず愛されているアイテムが多く、流行に左右されないデザインが長く続く人気の理由なのではないでしょうか。
今回はブランド品買取歴13年の田所がサンローランについて紹介させて頂きました。
当社ブランドレックスではイヴ・サンローランからサンローラン パリのアイテムを高価買取しています。
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