フェンディってどんなブランド?歴史や特徴を解説していきます。
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フェンディってどんなブランド?歴史や特徴を解説していきます。
フェンディは1925年にイタリア ローマで創業したイタリアを代表する世界的ファッションブランドです。
現在はLVMHグループの主力ブランドの一つになっています。
フェンディの歴史
フェンディは1925年にアドーレ・フェンディとエドアルド・フェンディがローマに革製品店を設立したことが始まりのブランドです。
創業当初は皮革製品店としてスタートしましたが、当時アメリカで流行していた毛皮に着目し、ハンドバッグ店とファーの工房からなるフェンディ ブティックの第1号店がプレビシート通りにオープンし、瞬く間に成功をおさめました。
1932年、アデーレとエドアルドは、レザー用品とファーのアトリエを新たに併設したブティックをピアーヴェ通りに開店しました。
ローマの馬具職人から受け継いだ技巧を駆使した、ハンドメイドバッグ「セレリア」の全コレクションを発表します。
「クオイオ ローマ」と呼ばれる柔らかな上質のグレインレザーに、一つひとつ手作業で孔をあけてハンドステッチを施した、フェンディを代表するユニークなバッグが誕生しました。
1946年には、フェンディの5人娘の長女、パオラが15歳で仕事を始め、アンナ、フランカ、カルラ、アルダの4人の妹もそれに続き、「偉大なる母」と呼ばれるアドーレの後を受け継ぎます。
1965年には弱冠27歳の新進デザイナー、「カール ラガーフェルド」を主任デザイナーに迎え入れ、エナメル加工、ステッチ使いなどさまざまな技法を取り入れました。これによりクラシックな毛皮のイメージを一新し、クリエイティブで機能的なものに変えた革新的なデザインが話題を呼ぶ。
1969年には毛皮コートのプレタポルテを発表。
ラガーフェルドはこのときに、40年代からコートやバッグの裏地として使われていた「ダブルF」の柄を表側に使うことを提案。
ここから有名な「ズッカ柄」が誕生した。
フェンディは今も変わらず毛皮の常識を覆す冒険心をみせながらも、品位や優美を保つコンサバティブさも兼ね備えた、ファッション性の高い新しい毛皮を世に出し続けている。
97年にバッグ「バゲット」を発表。
これはスタイルオフィス・ディレクター、シルヴィア・べントゥリーニ・フェンディによるもので、バゲットパンに形が似ていることから名付けられたこのバッグは、現在では350種以上のバリエーションがある大人気商品となっている。
1999年、新作バッグ「ロールバッグ」を発表。
1999年、LVMHグループとプラダが合弁会社を設立し、フェンディに資本参加。
これにより、流通ネットワークを強化、全世界で4店舗から83店舗まで拡大していきます。
2001年、プラダが保有する合弁会社の株のすべてをLVMHグループが買収し、フェンディ株式の51%を所有し完全子会社化しました。
2000年代前半までは女性向けのアイテムが多いイメージでしたが、最近ではメンズアイテムのラインナップも多く、男性からの人気も高まっています。
フェンディの特徴
フェンディといえば、特徴的なブランドアイコンではないでしょうか。
様々なデザインやアイコンが誕生しましたが、ここでは代表的な4つのアイコンを紹介していきます。
バゲット
1997年に誕生したバゲットはシルヴィア・フェンディによって生み出されたバッグです。
フランスパン(バゲット)と同じ名前で、フランスパンのように小脇に抱えて携帯する小型のバッグです。
様々な珍しい素材から定番の素材までたくさんのバリエーションが生まれ、世界各地で人気を博すとともに、またたく間にマストアイテムになりました。
一度は見たことがあるバッグではないでしょうか。
バゲットバッグは現在も色々なバリエーションで展開している人気モデルです。
ズッカ
フェンディのズッカ柄は1965年にカール・ラガーフェルドがデザイナーに就任すると、それまで毛皮の裏地に使用されていた「Fun Furs」(楽しいファー)を意味するFFロゴを表地に使用したことが始まりです。
今やブランドアイコンとなったFFロゴを「ズッカ柄」といい、レトロ感がありながらも上品なデザインは現在でも使用される人気アイコンになりました。
ズッカ柄は、バッグや財布、アパレルまで様々なアイテムに使用されているフェンディの顔ともいえるモチーフで現在でもその人気は健在です。
ペカン
1983年フェンディのデザイナーだったカール・ラガーフェルドとフェンディ姉妹は新たなフェンディのモチーフとなる「ペカン」モチーフを考案しました。
「ロゴでないロゴ」とされる「ペカン」モチーフのダークブラウンとブラウンの縞模様は、主張を抑えたブランドのトレードマークとして何年にもわたって使用されています。
ズッカ柄よりも落ち着いた印象のペカン柄は大人っぽいデザインとして人気があります。
ズッカ柄と並ぶフェンディのアイコンモチーフのペカン柄も様々なアイテムに使われており、現在でもペカン柄のアイテムが続々と登場しています。
バッグバグズ
最後に2013年に登場した、「バッグバグズ」を紹介していきます。
まだ比較的新しいモチーフですが、遊び心あるデザインが10代~20代の若者を中心に人気を集め、瞬く間にフェンディの新しい定番モチーフの仲間入りをしました。
皆さんも一度はモンスターの顔をモチーフとしたフェンディのアイテムを見かけたことがあるのではないでしょうか。
バッグバグズという名前のモチーフで、バッグやチャーム、アパレルなど様々なアイテム展開があります。
ハイブランドでは珍しい遊び心のあるモンスターモチーフですが、バゲットを生み出したデザイナーであるシルヴィア・フェンディにより考案されました。
モンスターの表情やカラーバリエーションも豊富で、他の人とは違ったものを持ちたいという方は、様々なバリエーションがあるモンスターがおススメです。
現在でも展開されているバッグバグズモチーフですが、主に男性用アイテムに使用されています。
フェンディにはまだまだ代表的なモチーフやバッグがありますので、別の記事で詳しく紹介していきたいと思います。
まとめ
フェンディの歴史と特徴をお伝えさせて頂きました。
フェンディには様々なアイテムが存在し、年式の古いモデルでも相場が上昇している物もあります。
今回、ブランド品鑑定歴13年の田所がフェンディについて紹介させて頂きました。
弊社ブランドレックスはフェンディのアイテムも高価買取しております。
フェンディのアイテムの売却を考えられている方は、お問合せだけでも構いませんので、ご連絡お待ちいたしております。
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