ロレックスは保証書なしでも買取可能?【プロが解説】2020年最新
ロレックスを査定する際のポイントとして、年式や商品の状態、付属品や保証書の有無、人気などが挙げられます。
人気という点では、エクスプローラー、サブマリーナ、デイトナ、GMTマスターなどのスポーツモデルの方がドレスウォッチより人気が高く、買取価格も高値が期待できます。
付属品や保証書などが全て揃っていると、その商品を次に販売する際の「売れやすさ」に影響しますので、必然的に買取価格も高くなるという関係にあります。
今回はロレックス買取の際の「保証書」の有無についてご紹介したいと思います。
わたくしブランドレックス鑑定士の千藤です。
ロレックスの鑑定歴は20年以上となりますので、
ロレックスをお持ちの方であれば参考になる記事なるかと思いますので読んでみてください。
ページコンテンツ
ロレックス買取における「保証書」の意味
近年、買取店やリサイクルショップ以外にも、フリマアプリを経由したC2C(消費者間の取引)が盛んになり、リユース市場はますます拡大傾向にあります。
こうした個人間の売買は、中間マージンが発生しないという買い手側・売り手側双方にメリットがありますが、反面、いわゆるコピー商品流通の温床となっていることもまた事実です。
ブランド品などの高額商品はこうしたコピー商品のターゲットになりやすい存在とも言えます。
その中でも「ロレックス」はブランド力も高く、中古市場において高額で取引されているアイテムの一つです。
買う側の立場で言えば「このロレックス、本当に本物?」という点が最大のポイントであることは言うまでもありません。
そんな不安を一気に払拭してくれる存在、それが「保証書(保証カード)」です。
正規品ロレックスの保証カードには以下の項目が記載されています。
・型番
・シリアルナンバー
・ロレックス正規店名
・購入者
・購入日
・保証書を発行した国名
こちらは旧タイプの保証カードです。
上から順に
・国番号
・型番
・シリアルナンバー
・モデル名
といった内容です。
以前は紙の保証書が発行されていましたが、2006年からプラスチックの保証カードに変更となり、
ブラックライトを照射すると「ROLEX」の文字が浮かび上がるという偽造防止措置が施されています。
基本的に保証書はメーカー保証期間を記載したものではありますが、同時に「そのロレックスが本物であることの証」であり、
個人間売買のみならず、買取専門店に売る場合においても「真贋判定に要する時間を省略させる効力」を持っている、ということを意味しています。
ちなみにROLEX公式FAQには「紛失しても二度と再発行しない」と明記されておりますので、大切に保管しておくことが重要です。
保証書が無いと買取できない?
前述の通り、ロレックスの買取において「保証書(保証カード)」が重要な要素であることは事実です。
そこで「保証書がないと買取できないのか」という素朴な疑問を持たれる方もいらっしゃるかと思います。
普段私たち鑑定士は、買取でロレックスなどの高級腕時計が持ち込まれた際、外装の状態やタイムグラファーによる動作チェック、
付属品の有無の確認、裏蓋を開けて内装部品の状態チェックなどを行いますが、こうした工程と同時に真贋判定も行っています。
この真贋判定の精度は経験値による部分が大きく、担当者によって個人差があります。
経験の浅い鑑定士が担当するケース、あるいは鑑定そのものができない買取店も少なからず存在するため、
そうしたお店では保証書の有無が非常に重要であることは言うまでもありません。
裏を返せば「保証書がないと買取しない」のは真贋判定のスキルに不安がある買取店であると解釈することができます。
当社では保証書がなくとも積極的にロレックスを買取しております。
経験豊富な鑑定士が査定を担当しておりますので、その真贋判定には絶対の自信を持っており、保証書の有無で買取の可否が変わるということはございません。
こちらは保証書なしロレックスの当社買取実績の一例
ロレックス GMTマスター2 126710BLNR ランダム
買取価格136万円
保証書有の場合155万円
ロレックス サブマリーナデイト 116610LN ランダム
買取価格105万円
保証書有の場合120万円
ロレックス GMTマスターII 126711CHNR ランダム
買取価格200万円
保証書有の場合175万円
ロレックス エクスプローラー2 16570 ランダム
買取価格80万円
保証書有の場合90万円
ロレックス オイスターパーペチュアルデイトジャスト 116233G Z番
買取価格75万円
保証書有の場合82万円
保証書が無いと買取は安くなる?
私たち買取専門店でお買取させていただく商品は、古物市場などの流通ルートを経て、
最終的には小売店やインターネットで販売されることになります。
付属品や保証書が揃った商品は欠品があるものに比べ総じて売れやすい状況にありますので、
小売の観点では不良在庫のリスクが低い商品と分類することができます。
こうした一連の流れを考慮すれば、完品という条件が査定において優位に作用することがお分かりいただけるかと思います。
それでは「保証書の有無で買取価格はどのくらい違うのか?」という点が気になるところですが、
ロレックスのモデルによって5,000円~10,000円ほど差がつくことが多い言われています。
差分はその買取店が持つ流通ルートや販路による、ということになります。
また、保証書が無い場合でも「オーバーホール証明書」などが残っていれば、お買取の際に有利なるケースがありますので、こうした書類も大切に保管しておくことをお薦めします。
ちなみに当社ロレックス買取では、付属品や保証書の有無による買取価格の変動はおおむね以下の通りです。
ランダム品番や新型モデルの場合は10万円は変動します。
つまり2010年以降のモデルは保証書がない場合は大幅に買取価格が下がるということです。
2010年以前の場合は約5万円前後となります。
こうした付属品や保証書の欠品、あるいは外装のキズ・汚れの状態によって買取価格は変動しますが、
多様性のある販売ルートを持つ買取店では、こうした価格の変動を最小限に抑えて買取することが可能です。
例えば、海外への販路を活用すれば為替レートの変動を利用することが可能となります。
事実、ロレックスは日本以外のアジア圏でも非常に人気が高く、中古市場も盛況を呈しています。
ロレックスを売りたい、売却をお考えのお客さまへ
高級腕時計は数多く存在しますが、中古市場という観点でみれば、定価に対して安定的な相場が存在しているがロレックスであるとも言えます。
それは、これまでロレックスが歩んできた歴史、多数の人気モデルを世に送り続けてきたという実績が、揺ぎ無いブランド力となって世界中に定着した結果です。
世界中のロレックスファンや愛好家の存在が、安定的な買取相場の源となっており、資産価値としてロレックス購入を考える方もいらっしゃるほど、その認知度と存在感は圧倒的です。
私たち鑑定士も、買取専門店という立ち場で「ロレックス」流通の一端を担うことができることに誇りを感じ、日々鑑定を行っております。
まとめ
保証書の有無で買取価格に差がつくことは事実、一方で、買取できないのは鑑定力の問題、ということになります。
事実、保証書なしでもロレックスを買取する業者も多数存在します。
当社では保証書が無いロレックスも積極的に買取しておりますので、他店で断られたお客さまもぜひ一度お問い合わせください。
相談料・査定料が無料!
はじめての方でもお気軽にご連絡ください!
お電話でお問い合わせ
0120-038-581