アンティークロレックスの買取相場はどのようになっている?【2020年最新】
腕時計の世界では、アンティークアイテムが新品で購入するよりも高い金額で取引されていることがあります。
アンティーク腕時計の中でも、ロレックスの人気は絶大で中古市場でも多く出回っています。
では、ロレックスにおけるアンティークとはどのようなアイテムのことを指すのでしょうか?
ここでは、アンティークロレックスについてや、実際の買取相場について解説します。
わたくしブランドレックス鑑定士千藤と申します。
ロレックスは好きでアンティークロレックスも所有しています。
今後買取を検討されている方や購入を考えている方であれば参考になるかと思いますので、
是非読んでみてください。
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アンティークとは一体何?
アンティークとは、明確な定義がありません。
特に腕時計の場合は、人によってアンティークの定義が異なるのです。
ただ、一般的にはアンティークとは1970年より前に製造されたものを指すことが多いです。
1970年というと中途半端な印象があるかもしれませんが、実はこの時期にちょうどクォーツ時計が誕生した時期と重複します。
つまり、クォーツ時計かどうかがアンティークであるかの境目となることが多いのです。
クォーツ時計とは?
クォーツ時計とは、わかりやすく説明すると電池式の時計のことを指します。
それ以前は機械式時計が手中であり、機械式の中でも自動巻きと手動巻きに分類されています。
クォーツ時計は単純に電池で駆動するだけでなく、そもそもの構造が異なっています。
ロレックスのアンティークは他と異なる?
ロレックスの特徴として、今でも機械式時計に徹底的に拘っているという点があります。
最近では、クォーツ時計を通り越してスマートウォッチが流行しており、高級ブランドでも積極的に導入されています。
ただ、ロレックスでは今でも機械式時計を頑なに作り続けているのです。
それは、高い技術力がないと機械式時計は作る事ができないためです。
機械式時計は、大小様々なパーツで構成されており、その一つとっても精密性が求められます。
ロレックスでは、それぞれのパーツを図面通り作成し、また寸分の狂いもなく組み立てることによって狂いのない時計を作ることができるのです。
これは、他のブランドでは真似できないポイントであり、ロレックスのセールスポイントとなっています。
よって、クォーツ時計に手を出すことはないのが実情です。
それでも、他のブランド同様にロレックスでも一つの定義として1970年以前に製造されたものをアンティークロレックスと呼ぶことが多いです。
アンティークロレックスが高価買取につながる理由は?
ロレックスは、年代を問わず人気のブランドですが、その中であえて古いロレックスがなぜ人気なのでしょうか?
それには、主に次に取り上げるような魅力があるため高価買取となりやすいのです。
今の時代にはないデザインがある!
ロレックスは、高い技術力をベースとして普遍的なデザインが人気です。
ただ、各モデルにおいて微妙にデザインなどが変更になっています。
ロレックスの腕時計は、職人が手作業で作り上げるモデルが多いのですが、中には職人の個性が色濃く反映されているものがあります。
世界に一つのロレックスが楽しめるのが魅力的です。
また、モデルチェンジによって失われたデザインのものも多数あるので、それが手に入るというのもアンティークの良い点であります。
特に大きな違いとなるのが、文字盤です。
文字盤は、時代背景によって大きな違いがあるので、ピンポイントでこの時期の文字盤が好きという方にとっては、アンティークロレックスが視野に入ります。
ヴィンテージならではの味わいがある!
とても頑丈で長持ちする腕時計であるロレックスですが、何十年も使い続けていると徐々に劣化してくるのも事実です。
例えば、文字盤に多少なりともくすみなどが出てくるのですが、それが良い味となって映るものです。
デニムでも、適度な色落ちによって人気が高まるのと似ていますね。
イメージとしては、新聞が日に焼けて茶色くなったような感じで、レトロ感が増しているものが人気です。
また、適度に発生したサビなどもアンティークロレックスにしかない味わいとなって人気です。
サビは腐食にもつながるので一般的には敬遠されるのですが、適度なサビ加減はアンティークロレックスでは高く評価されます。
アンティークロレックスの人気モデル
アンティークロレックスにおいて、特に人気の高いモデルと買取相場について紹介します。
サブマリーナ
サブマリーナは、初代が1953年に誕生しています。
ダイバーズウォッチとして人気となっていて、高い防水性を誇っています。
特に、初代モデルは絶大な人気を誇っており、数千万円で取引されているものもあります。
また、レアモデルが多いことでも知られており、特にSUBMARINERの表記が赤い赤サブと呼ばれるモデルは、激レアで高額取引されています。
防水性が高いということで、過酷な環境で使用されていたことによって適度なくたびれが発生して、それが良い味となって高値になるケースもあります。
[買取例]
サブマリーナ 5513:130万円
サブマリーナ(赤) 1680:300万円
GMTマスター
スポーティースタイルの時計がほしい方に人気なのがGMTマスターです。
第2世代のGMTマスターとして誕生したRef.1675が特にレアモデルとして人気で、ロングセラーとなっていますが時代によって微妙に仕様が異なっているので年代によって価値が大きく異なります。
[買取例]
GMTマスター 黒ベゼル 1675:120万円
GMTマスターⅠ 16700:110万円
エクスプローラー
1953年に誕生したエクスプローラーも、アンティークロレックスとして人気のモデルです。
初代モデルから数世代はあまりに市場に出回ることがないのですが、Ref.1016はアンティークとして多く流通しています。
[買取例]
エクスプローラー1 1016:200万円
エクスプローラーⅠ 6610:250万円
デイトナ
アンティークロレックスの王様と呼ばれているのが、デイトナです。
その中でもRef.6241はとても希少で、1,000万円を超える買取価格となることもあります。
[買取例]
デイトナ 6238:250万円
デイトナ 16520:350万円
アンティークロレックスを売る際のポイントは?
アンティークロレックスを売るとなった場合、どんな点に注意すればよいのでしょうか?
故障していても買い取ってもらえる可能性が高い!
アンティークロレックスは、時計として本来得たい時間を表示させる機能を求める方だけでなく、デザインそのものを気に入って購入される方もいます。
よって、もし故障して動かいないロレックスであっても、買取対応してもらえる可能性があります。
ここで注意したいのは、故障していた場合は修理した方が高値になるかどうかです。
例えば、オーバーホールすることで確かに動くようにはなりますが、部品を交換する可能性もあります。
これによって、オリジナルではなく修理品という判断がされてしまい、価値が下がる恐れがあります。
あえてそのままで査定を受けてみることをおすすめします。
なるべくきれいな状態で査定を受ける
アンティークロレックスは、くすみなどが良い味となって価値が高まる可能性があります。
ただ、単純に手垢で汚れていたり汗まみれで汚れているのは、また訳が違います。
査定を受ける際には、最低限の汚れはしっかりと落として受けるようにしましょう。
乾いた布で軽く拭き取る方法がおすすめです。
逆に、水で洗い流すと防水性に難がある時計の場合は水の侵入を許してしまうことになるので要注意です。
アンティークロレックスの買取もブランドレックスで!
今回は、アンティークロレックスについて紹介しました。
資産価値という観点でもとても魅力的なアンティークロレックスですが、その価値をしっかりと理解したところで売ることが重要です。
その意味でも、ブランドレックスではアンティークロレックスも適正な価値を見出して高値での買取を行っています。
相談料・査定料が無料!
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