世間では景気が悪くなっていますが、景気悪化の状況下で金の価格が高騰が止まっていないことをご存知でしょうか?日本経済だけでなく世界規模で貿易摩擦や金融緩和などの経済状況下で、金の高騰が止まらなくなっているのです。

 

高騰する理由を知ることで、これから金の収集を検討してみてはいかがでしょうか。それでは、価格高騰の理由、実は大きく関わる仮想通貨と金の関係性についてご説明しましょう。

ブランドレックス 鑑定士千藤

わたくしブランドレックス鑑定士の千藤と申します。

金について詳しく説明いたしますので、是非参考にしてみてください。

 

【金が高騰し続けている理由とは?】

金が高騰する理由

 

現在も金の価格上昇が止まらないのは多くの理由があります。金が高く売れることは知っている人もいるかもしれませんが、なぜ今この時期に金の価格が上がってきているのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。

 

それでは、金の価格が上がり続けている理由についてご説明しましょう。

 

金は世界経済が危ぶまれるにつれて価格が上昇する資産

 

生活する上で景気は良いに越したことはありませんが、あまり詳しくない人でもなんとなく分かるくらい世界情勢は景気が悪化している傾向にあると言っても過言ではありません。「景気が回復するどころかこれからも悪化し続けるのでは」と予想している人も多いため、単に給料を稼ぐだけでは将来的な不安は拭い切れません。

 

世界各国では貿易戦争やデモ、貿易摩擦、国内だけでも増税や受給年齢の引き上げ・受給金額の引き下げが大きく予想されているなど経済に対する不安や不信などが募るばかりです。そこで活用されるのが金の存在です。

 

金は金利こそ生まないものの、価値がゼロにならないので安全な資産運用方法として最も注目を集めています。

 

リスクよりも信用度や安全性が高い金が大人気

 

金はいわゆる無国籍通貨であり、信用リスクがないのが最大のメリットです。資産を増やす方法として他に挙げられるのが株やFX、投資、仮想通貨や証券など多くの方法がありますが、どれも失敗する要素があるので信用リスクがあり、安全性が低いものとしてデメリットが強いのが難点だと言えます。

 

それに比べて金は信用リスクがなく安全性が高く、長期保有していてもデメリットがないのがポイントです。万が一の時に金を持っていることで、安心して資産を運用できるのが金の価格を高騰させていると言えるでしょう。

 

投資に強い

 

金の価格が高騰し続けているのは、投資家がいち早く金に価値があることを察知したからです。以前から金融商品としての金は投資したとしても得られる利益が少ないので、他の投資を行っているケースがほとんどでした。しかし、金は無価値にならないのでどんな状態であっても価値があります。

 

金の価値は株価が上がれば下がり、その反対も然りです。近年ではアメリカが中国を為替操作国に認定したため、リスク回避に集中した結果、世界の株価が下がったことから金の価格が高騰しました。

 

金を保有しておく目的は、金の相場が高騰して相場が確定した時点で売却し、大きな利益を得るのが目的だとされています。

 

米ドルに対する不信感が強まっている

 

世界の基軸となる通貨は米ドルですが、近年ではドル安政策を採用されるのではないかと見て不信感を募らせている人が多くいます。アメリカはこれまでに他国に先駆けて積極的に利上げを行ってきたため、利下げを行う余地が相当にあります。

 

もしもドル安政策が採用されればドル安の影響によって金の価格が高騰するでしょう。特にアメリカを初めとする経済主要国は国債利回りが低水準のまま推移していることから、金の需要量が供給量を上回っています。

 

アメリカ国債は金利が低い推移であり、なおかつ債務膨張を引き起こしています。実際のアメリカ国債は投資家からの人気を集めているものの、このままだと過剰債務やアメリカ国債の格下げ問題などを引き起こす可能性があると見て、アメリカ国債ひいては米ドルに対する不信感が強まりつつあります。

 

【実物資産の金と交換できるかもしれないステーブルコインとは?】

金の価格が上がっているのは上述した理由が挙げられますが、仮想通貨のステーブルコインが注目されていることも価格上昇の要因になっています。仮想通貨といえば昨今の不景気の例に漏れず、価格が不安定で安全性が低いなどデメリットが目立っていました。

 

一般的な仮想通貨は価格変動によって得られる利益が変わるものですが、価格の変動が激しいことから実用に踏み切れないケースが多くあります。今日は価格が高くても明日になれば価格が半分になっていたりと逆もまた然りなので、思うような利益に繋げにくいのが欠点です。

 

しかし、ステーブルコインが注目を集めているのは、これまでの仮想通貨になかった『価格変動がない仮想通貨』とおう最大のメリットがあるからです。価格が一定だからこそ、高い安定性を持った取引が可能になります。

 

それでは、なぜステーブルコインが金の価格を高騰させている要因になっているのかご説明しましょう。

 

ステーブルコインのメリット

 

ステーブルコインのメリットは、なんといっても価格の安定性に貢献していることです。一般的な仮想通貨は価格が不安定なので取引しにくいですが、ステーブルコインは法定通貨を担保にしています。

 

法定通貨とは中央銀行が発行した国の通貨に対し、国や政府が通貨の価値を保証している通貨のことです。この法定通貨を担保にすることで高い安定性が生まれるため、安定した取引ができるようになります。

 

また、一定の安定性があることから法定通貨自体が暴落したとしても、ステーブルコインは資産防衛として役立つのも大きなメリットです。実際に国の経済が不安定になったり紛争などが起こったりすると投資家たちは法定通貨を売る傾向が強まるため、法定通貨の価値が下がりやすくなります。

 

仮想通貨においても、価格が暴落した時の資産の避難先として利用できるのがステーブルコインのメリットです。

 

ステーブルコインは国境をも超える

 

本来であれば法定通貨を他の国で使用する場合、事前に両替する必要性がありました。しかし、ステーブルコインは両替を行う必要性がないので、国境に関係なく決済手段として利用できます。

 

基本的に決済が完了するまで非常に時間がかかり、着金まで最低でも数日かかるSWIFT決済が一般的になっている中で、ステーブルコインのユーザー同士であれば短時間で送金できます。コストも低く、世界中のどこにいても利用できるだけでなく、価格も安定していることから損益が出にくいのもポイントです。

 

2020年からステーブルコインが金と交換できると予想されている

 

2019年6月にFacebookが『リブラ』という仮想通貨をリリースすると発表しました。そして2020年からステーブルコインを提供するとしており、発行するステーブルコインと同じ量の法定通貨を準備金とします。

 

仮想通貨を決められたレートによって法定通貨と交換できるようになれば、仮想通貨自体の安定性や信頼性が増すと予想されています。現段階では法定通貨としか交換できないようですが、さらなる仮想通貨の利用価値を高めるために金と交換できるステーブルコインが登場すると考えられているようです。

 

将来的に資産を確保するためにも、ステーブルコインの実用性が確立されて金と交換できるようになれば、さらに金の価格が高騰することが予想されるでしょう。

 

【まとめ】

ブランドレックス 鑑定士千藤

日本経済だけでなく世界経済も冷え込む中、安定した資産を運用するために金を購入している人が増えています。将来的な経済の不安から安定した資産を確保するために動いている人が増えている傾向にあるため、今後も経済状況が変わらなければさらに金の価格は高騰するでしょう。

 

自分の資産を確保するためにも、将来的に金の購入する選択肢があるのではないでしょうか。

金に関することに関しましてはわたくし千藤までお気軽にお問合せくださいませ。

金に関する詳しい詳細はこちら