世界的な名声を得ているロレックスですが、人気だからこそ偽物も多く出回っているのが実情です。

偽物であるかを判断する一つの要素として、型番やリファレンスナンバーがあります。

これは、購入する側だけでなく買取業者においても同様で、しっかりとチェックしておきたいものです。

では、ロレックスではどのような形で型番やリファレンスナンバー、モデル名を調べればよいのでしょうか?

ここでは、ロレックスで偽物を判別するために必要な情報を紹介します。

ブランドレックス 鑑定士千藤

ロレックス鑑定歴20年以上のブランドレックス千藤がご案内いたします。

ロレックスの型番やモデルがわかれば売りたい時に自分の持っているロレックス相場がどの程度かわかりますし、

ある程度偽物なのか本物なのかもわかります。

ロレックスをお持ちの方であれば為になる情報となりますので是非ご覧くださいませ。

 

ロレックスにはリファレンスナンバーがある

ロレックスでは、リファレンスナンバーがそれぞれの時計に付与されています。

ここで注意したいのが、リファレンスナンバーとシリアルナンバーは異なるという点です。

リファレンスナンバーはあくまでもモデル別に付けられているのに対し、シリアルナンバーは個別の時計毎に付与されているのです。

逆に言えば、同じリファレンスナンバーのロレックスの時計は存在していることになります。

ロレックスにはリファレンスナンバー

※ロレックのリファレンスナンバー※

リファレンスナンバーについては、ロレックスが公式的に表明しているものではありませんので、様々な情報から判断する必要があります。

ここでは、より詳しくリファレンスナンバーについて深堀りしていきます。

 

リファレンスナンバーの構成は?

ロレックスにおけるリファレンスナンバーは、ref.というレファレンスの略語からスタートして、数字で6桁で構成されています。

※ロレックス リファレンスナンバー 6桁※

 

ロレックスにはリファレンスナンバー

※ロレックス リファレンスナンバー 5桁※

 

※ロレックス リファレンスナンバー 4桁※

 

但し、上記画像のようにヴィンテージモデルとなると5桁や4桁構成となっている場合もあるので、単純に桁数だけを見て偽物と判断することができません。

また、一部で数字だけでなくアルファベットが混ざってつけられているケースも存在しています。

例題として、次のリファレンスナンバーがある場合にどのように読み取ればよいのかを解説します。

 

ref.16710LV

16710LV

モデル番号

 

数字が6桁であれば頭から4つ、5桁なら3つの数字で、例で言えば167の部分に該当します。

ロレックスでは、エクスプローラーやサブマリーナなどのモデル名が有名ですが、それぞれのモデル名が数字で表記されているのです。

主なモデル番号は以下のようになっています。

 

 

モデル番号 性別 デイト機能 代表モデル
114・14 男性 なし エアキング
140 男性 なし エアキング、サブマリーナ
142・1142・
2142
男性 なし エクスプローラー1、オイスターパーペチュアル
15 男性 あり パーペチュアルデイト、クロノメーター
116・16 男性 あり デイトジャスト、デイトジャストⅡ、クロノメーター
1164 男性 なし ミルガウス
165・1165・
2165
男性 あり デイトナ、エクスプローラーⅡ
166・1166 男性 あり ヨットマスター、サブマリーナ
2166 男性 あり ヨットマスターⅡ
167・1167 男性 あり GMTマスター、GMTマスターⅡ
1169 男性 なし エアキング
168 男性 あり サブマリーナ
170・17 男性 あり オイスタークオーツ、デイトジャスト
118・18 男性 デイ&デイト デイデイト
218 男性 デイ&デイト デイデイトⅡ
19 男性 デイ&デイト オイスタークオーツデイデイト
68・1686 男性 あり ヨットマスター、デイトジャスト
69・1696 女性 あり ヨットマスター、デイトジャスト
76・176 女性 なし オイスターパーペチュアル
77・177 男性 なし オイスターパーペチュアル
78・178 男性 あり デイトジャスト
79・179 女性 あり デイトジャスト

 

これを見ても明らかな通り、同じモデル名であってもモデル番号は発売されている年代などによって微妙に異なるので要注意です。

 

ベゼルデザイン

ロレックス ベゼル

数字が6桁であれば頭から5つ目、5桁なら4つ目の数字、例で言えば1の部分に該当するのがベゼルデザインです。

ベゼルとは、フェイスガラスの外周に当たる部分で、以下の構成となっています。

ベセル番号 ベゼル種類
0 ポリッシュドベゼルなどのノーマルなデザイン
1 ファインリーエンジンターンドベゼルなどの全体的につや消し加工が施されているもの
2 エンジンターンドベゼル、タキベゼルなどの1分刻みで鏡面仕上げが施されているもの
3 フルーテッドベゼルなどの山型カットで芸術的な凹凸が見られるもの
4 手彫りベゼルで、ウッド加工といった特殊な彫りとなっていて、特にヴィンテージモデルで頻繁に見られる
5 ピラミッドベゼルなどの三角錐が刻まれたもの
6 回転ベゼルやサンダーバードなどのダイバーズウォッチ向きなデザインのもの

 

こちらも、あくまでも参考であり例外は存在しています。

 

ケース・ブレス素材

ロレックス ケース ブレス

数字の下一桁で、例で言えば0の箇所に該当するのがケース・ブレス素材です。

ロレックスでは、進化の過程とともに様々な素材を使用した時計を製造しています。

このケース・ブレス素材番号を見れば、それもひと目で分かるように工夫しているのです。

ケース・ブレス素材番号は、以下に分類されています。

ケース・ブレス素材番号 素材
0 ステンレススチール
1 ピンクゴールド、ステンレススチール
2 プラチナ、ステンレススチール(ロレジウム)
3 イエローゴールド、ステンレススチール
4 ホワイトゴールド、ステンレススチール
5 ピンクゴールド
6  プラチナ
7
8 イエローゴールド
9 ホワイトゴールド

 

7番は2019年現在では使用されていないのが特徴です。

 

装飾など

ロレックス 装飾

数字以外のアルファベットで、例で言えばLVの部分に該当するのが装飾などを表すコードです。

非常に種類が多いのですが、代表的なもので言えば以下のようなものがあります。

装飾番号 装飾種類
A 8Pダイヤインデックス+2Pバゲットダイヤ
BIC 18KWG+トリドールブレス
LR ダイヤ+ルビーインデックス
LE ダイヤ+エメラルドインデックス
LB 青ベゼル
LN 黒ベゼル
LV 緑ベゼル
NA シェルダイアル+アラビア数字インデックス
NR シェルダイアルとローマ数字インデックス
NG シェルダイアルと10Pダイヤ数字インデックス
NSG シェルダイアルとサファイアとダイヤ
NGR シェルダイアルとルビーとエメラルド
NGS シェルダイアルとサファイアとエメラルド
OPG ピンクオパールダイアルとダイヤインデックス
RG  ルビーとダイヤインデックス
SH サファイヤとダイヤインデックス
LPG ラピスとダイヤインデックス
MG ミリヤード・ダイヤ
M ミリヤード
B バゲットダイヤ
GV グリーンガラス
BIC 18KWGとトリドールブレス

 

このように読み解く!

 

では、先に取り上げたリファレンスナンバーを読み解くと、以下のモデルがヒットします。

ref.16710LV =  GMTマスター、GMTマスターⅡのポリッシュドベゼル、ステンレススティール、緑ベゼル

 

リファレンスナンバーはどこにあるの?

金相場は実際どの程度変動するのか

ロレックスにおいて、リファレンスナンバーは時計本体に刻印されています。

基本的に、ブレスを取り外した状態で12字の方向に刻まれています。

リファレンス 場所

※右画像は2010年以降の刻印※

同時に、シリアルナンバーについても刻印されているのですが、2010年以降に製造されている時計は6時側に、それ以前の場合は文字盤内に刻印されている違いがあります。

ちなみに、シリアルナンバーは2010年G番以前はある法則に従って付与されているのですが、それ以降はランダムシリアルに変更されています。

 

見極めはプロにおまかせ!

ブランドレックス 鑑定士千藤

 

ロレックスのリファレンスナンバーは、まだまだ解明しきれていないレアモデルもあるので、一概に今回紹介した例に該当しないからと言って偽物と判断するのは危険です。

ブランドレックスでは、過去多くのロレックスの買取をしてきた実績があり、リファレンスナンバーに対するノウハウにも長けているのが特徴です。

大事なロレックスの時計を買い取ってもらう場合において、その価値をしっかりと判断してもらうことが重要です。

その点で、ブランドレックスはお客様に安心して貰う形で買取対応しています。

ロレックスに関することはわたくし千藤までお気軽にお問合せくださいませ。

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