買取速報

モデル紹介｜ロレックス シードゥエラー Ref.16600の成り立ちと魅力

シードゥエラー Ref.16600は1989年に登場し、2008年まで長期間にわたり生産されたプロフェッショナルダイバーズモデルです。最大の特徴は、サブマリーナにはないヘリウムエスケープバルブを搭載し、深海潜水という過酷な環境を想定して設計されている点にあります。防水性能は1,220mと非常に高く、視認性に優れたブラックダイヤルと実用本位のデザインが評価されています。ケースサイズは40mmと現代基準では控えめですが、厚みと重厚感があり、着用した際の存在感は十分です。ムーブメントにはCal.3135を搭載し、耐久性・精度ともに信頼性が高く、まさに“道具として完成されたロレックス”といえるモデルです。

最新相場｜2025年のシードゥエラー Ref.16600市場動向

2025年現在、シードゥエラー Ref.16600の相場は堅調に推移しています。後継モデルが大型化したことで、40mmサイズの最終世代としての評価が定着しつつあり、海外市場でも需要が高まっています。特にアメリカやヨーロッパでは「クラシックサイズの本格ダイバーズ」として人気があり、円安局面では国内買取相場にもプラスに作用しやすい状況です。急激な高騰モデルではありませんが、供給数が徐々に減っていることから、今後も大きな値崩れは起きにくいと見られています。

査定額を左右するポイント

シードゥエラー Ref.16600の査定では、以下の点が特に重要になります。

• ケース・ラグのエッジの残り具合
• 過度な研磨の有無
• ダイヤル・針の夜光状態
• ベゼルの摩耗や欠けの有無
• ブレスレットの伸び
• 付属品（箱・保証書・コマ）の有無

プロフェッショナルモデルであるため、使用に伴う小傷は大きなマイナスになりにくい一方で、ケースラインが失われている個体は評価が下がりやすい傾向があります。

より高く売るためのコツ

Ref.16600を高く売却するためには、状態を無理に良く見せようとしないことが重要です。研磨や部品交換は査定前に行わず、現状のまま相談する方が結果的に評価が高くなるケースが多く見られます。また、保証書の有無は査定額に影響しやすいため、付属品が残っている場合は必ず一緒に持ち込むことをおすすめします。相場は為替や海外需要と連動するため、売却時期についても専門家の意見を聞きながら判断すると安心です。

今回の査定コメント

今回拝見したシードゥエラー Ref.16600は、実用時計として使用されていたものの、ケースのエッジがしっかりと残っており、全体的に非常にバランスの良いコンディションでした。市場での評価も安定しているモデルであったため、現在の相場を踏まえたうえで高水準でのご提案が可能でした。お客様が「使ってきた時計だからこそ、きちんと価値を見てほしい」とお話しされていた点が印象的で、そのお気持ちを大切にしながら査定を進めさせていただきました。

まとめ｜売却を迷われている方へ

ロレックス シードゥエラー Ref.16600は、流行に左右されにくく、長期的に評価され続けるモデルです。売却を急ぐ必要はありませんが、相場が安定している今のうちに価値を確認しておくことは大きな意味があります。ブランドレックスでは、一点一点の背景を大切にしながら誠実な査定を行っております。売るかどうかを含めて、ぜひ一度ご相談ください。ブランドレックス 鑑定士 千藤