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モデル紹介｜サブマリーナー Ref.16610の歴史と魅力

サブマリーナーは1953年に誕生したロレックスを代表するダイバーズウォッチで、防水性能と視認性、堅牢性を追求したプロフェッショナルモデルとして世界中で支持されてきました。Ref.16610は1988年頃から2010年頃まで長く生産されたロングセラーモデルで、アルミ製ベゼルインサートや軽快な装着感、そして“サブらしい道具感”を残した世代として評価が高い一本です。現行モデルがセラミックベゼルへ移行したことで、16610の持つヴィンテージ寄りの雰囲気や、使い込むほど味が出る質感が魅力として再認識されるようになりました。搭載ムーブメントはCal.3135で、実績と信頼性の面でも評価が高く、メンテナンスをしながら長く付き合える点も人気の理由です。

最新相場動向｜2025年のサブマリーナー Ref.16610市場

2025年現在、サブマリーナー Ref.16610は中古市場で安定した需要が続いており、相場は高水準で推移しています。スポーツロレックス全体が以前ほどの過熱感は落ち着いたものの、16610は“定番の完成形”として国内外で一定数の買い手が存在し、値崩れしにくいのが特徴です。海外市場でもサブマリーナーの需要は強く、特に状態の良い個体や付属品が揃った個体は評価されやすい傾向があります。また為替が円安方向に振れる局面では、海外需要の影響が国内相場に波及しやすく、条件が整えば高水準でのご案内がしやすい環境になります。派手な上昇を狙うというより、堅実に価値が残りやすい“強い定番”として相場が形成されている印象です。

査定額を左右するポイント

サブマリーナー Ref.16610の査定では、以下のポイントが特に重視されます。

• ケースやブレスレットのコンディション（深い打痕・伸び・ヨレ）
• 過度な研磨の有無（ラグ形状やエッジの残り方）
• ベゼル（アルミインサート）の状態と退色・傷の程度
• 夜光・文字盤・針の状態（劣化や変色の有無）
• 付属品（箱・保証書・冊子・タグ・余りコマ）の有無

16610は年式の幅が広いモデルのため、同じ型番でも個体差が出やすく、保証書の年代や仕様、交換パーツの有無なども踏まえて総合判断します。特に外装の“ラインの残り方”は評価に直結しやすく、オリジナルの雰囲気が保たれている個体は安定して高く評価されます。

より高く売るためのコツ

少しでも良い条件で売却したい場合、まず大切なのは“余計なことをしない”ことです。研磨で綺麗に見せたくなるお気持ちはよく分かりますが、過度なポリッシュはケース形状を痩せさせ、評価を落とす原因になります。汚れが気になる場合は乾いた柔らかい布で拭く程度に留め、現状のまま査定に出すのが安心です。次に、付属品がある場合は必ず揃えてください。サブマリーナーは本体だけでも需要がありますが、保証書の有無は査定に影響します。さらに、売却を迷っている段階でも相場確認だけしておくと判断がしやすくなります。相場はゆっくり動くモデルではありますが、為替や世界市場の動きで条件が変わることもあるため、「今の評価」を知っておくことは、後悔しないための準備になります。

今回の査定コメント

今回拝見したサブマリーナー Ref.16610は、年式相応の使用感はありつつも、全体のバランスが良く、実用時計として丁寧に付き合ってこられた印象を受けました。サブマリーナーは“使ってこそ格好いい”モデルですが、その一方でケースラインやブレス状態の差が評価に反映されますので、良い点も気になる点も正直にご説明したうえで、現行相場を踏まえた高水準でのご提案を心がけました。お客様が「思い入れがあるから迷っている」と率直にお話しくださったため、売却を急がせるようなことはせず、相場背景や、次に買い替える場合の資金計画も含めて一緒に整理しながらお話を進めています。

まとめ｜売却を迷われている方へ

サブマリーナー Ref.16610は、ロレックスの中でも価値が安定しやすく、長く付き合える“強い定番”です。だからこそ、売るべきか迷われるのは自然なことだと思います。無理に手放す必要はありませんが、今の相場を知ることで気持ちが整理できる方も多いです。ブランドレックスでは、その場限りの都合ではなく、お客様が納得して判断できるよう誠実にご案内しています。売却を前提としない相場確認でも構いませんので、いつでもお気軽にご相談ください。ブランドレックス 鑑定士 千藤