金・貴金属の売るなら、買取価格を高くしたいですよね?しかし、買取価格は貴金属の種類によって異なります。例えば、金とプラチナでは売ったときの値段が違うのです。
ここでは、現在の貴金属(金・プラチナ・銀)の価格、これまでの価格推移、買取価格が変わる理由を紹介しまいまの貴金属はいくらなの?
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いまの貴金属はいくらなの?
金(ゴールド)
2019年2月26日の金の価格は、約5,000円になります。約1kgあたりの小売・買取価格は、以下のとおりです。
【金の小売価格と買取価格(2019年2月26日現在)】
- 小売価格:5,147円(前日よりも+6円)
- 買取価格:5,061円(前日よりも+5円)
為替の円高・円安によって金の価格が変わるため、110円80円(2019年2月26日)と円安に傾いている現在は、金の相場が上がりました。
ほかにも、アメリカの景気が良いときは下がり、悪いニュースがあると上がりました。アメリカ同時多発テロ(2001年)やリーマンショック(2008年)の価格は、前年より金の価格が上がっています。
【金の上昇と悪いニュースとの関係】
アメリカ同時多発テロ(2001年9月11日)
年度 | 2000年 | 2001年 |
最高値 | 1140円 | 1229円 |
最安値 | 961円 | 1000円 |
1年間の平均価格 | 1014円 | 1105円 |
リーマンショック(2008年9月15日)
年度 | 2007年 | 2008年 |
最高値 | 3070円 | 3339円 |
最安値 | 2371円 | 2240円 |
1年間の平均価格 | 2659円 | 2937円 |
リーマンショックだけは前年の最安値を下回っていますが、アメリカで悪いニュースが起きると、前年の平均価格を上回りました。
プラチナ
プラチナは、約3,300円前後の価格です。2019年2月26日現在の小売と買取価格は、以下のとおり。
【プラチナの小売価格と買取価格(2019年2月26日現在)】
- 小売価格:3,386円 (前日よりも+36円)
- 買取価格:3,248円 (前日よりも+37円)
2010年には、5385円まで上昇したプラチナでしたが、2019年には約2000円近くも下落しているのです。
プラチナが下がった背景には、日本や中国のニーズが低下や2015年9月の欧州自動車メーカーの不正問題(プラチナを使うディーゼル車の比率が減少)だと言われています。(某証券会社調べ)
問題の起きた2015年と2016年を比べると、以下のような結果になりました。
【2015年と2016年のプラチナ価格】
年度 | 2015年 | 2008年 |
最高値 | 4928円 | 3890円 |
最安値 | 3369円 | 3207円 |
1年間の平均価格 | 4205円 | 3535円 |
最高値では約1100円、平均価格では約700円も下がっています。金よりもプラチナの価格の下落は、わかりやすいのではないでしょうか。
銀(シルバー)
銀(シルバー)は、約60円ぐらいの価格です。2019年2月27年現在の小売と買取価格は、以下のとおり。
【プラチナの小売価格と買取価格(2019年2月27日現在)】
- 小売価格:64.15円 (前日よりも-21円)
- 買取価格:60.05円 (前日よりも-22円)
1986年~1991年頃までは、19円~46円(※1最高値)を維持していました。日本のバブル景気が終わった1991年から1995年になると、15円~20円(※1)と動きがありません。銀の買い占めが起こった1996年には、1998年には32円(※1)まで上昇しています。
2004~2005年に30~37円(※1)と高騰していますが、2006年~2010年には57円~82円(※1)と安定していました。1ドル75円まで円高になった2011年は、129円まで上昇。銀も金と同じく円高になると価格が上がります。
2012円~2103年も98円(※1)と100円に近い価格を維持。2014年~2019年までは、59円~98円(※1)と30円の変動となりました。2016年からは、69円→56円と小さな下落を続けています。
貴金属の買取価格が変わる5つのワケ
貴金属の買取価格は、景気の悪化やニーズの低下などさまざまな原因があります。しかし「これが原因で価格が上がる・下がる」とは言えません。
そのため、あくまでも一般的に言われている「貴金属の買取価格が変わる理由」を紹介します。
その1 ニーズ(需要と供給)
貴金属の買取価格は、ニーズ(需要と供給)に影響されています。例えば、プラチナについては、工業用としてのニーズが少なくなって価格が下がりました。
妖怪ウォッチやたまごっち流行り物と同じく、人気がなくなれば価値は下がります。
その2 景気
貴金属の買い取り価格は、景気とも関わりがあります。基本的には、景気が悪くなると株券などは価値がなくなるリスクが高いです。金や銀といった価値がなくならないもの(実物資産)にお金が集まります。
景気が良いときは、株式などの投資にお金が流れます。金や銀に資産が集まらないため上がりません。
1986年~1991年(バブル時代)の金は、1,900円~2,400円台と低いです。2019年2月27日の5,410円と比べたら、50%以下の価格ではないでしょうか。
その3 政府や銀行の売買
貴金属の価格は、銀行の売り・買いも関係しています。例えば、1990年代にはヨーロッパの中央銀行が金を売り続けていました。金の価格も1000円~2000円台と上がらなかったのです。
2008年のリーマンショック以降は、金の売りが抑えられました。さらに、自国通貨に不安のある中国が「金の爆買い」をはじめて、金の価格が上がります。
中国と同じ新興国であるロシアも、ドルやユーロといった外貨に頼りすぎないために、金への投資を進めたのです。
このように政府や銀行が売買によって、貴金属の価格は変わりました。
その4 純度
貴金属の買い取りについては、純度(割合)によっても異なります。例えば、金の純度が多ければ、買取価格も高いです。
【(大きい順)金の純度 一覧】
24K(24金)
- インゴット(金の延べ棒)などの表に「9999」と書かれている商品。
1gあたりの買取価格(インゴット500g)は、4,904円(※22019年2月27日)です。
他の純度よりも高く売りやすいでしょう。
22K (23金)
- ジュエリーやアクセサリーに使われる純度です。
東南アジアでは、濃いめのゴールドが人気を得ています。
1gあたりの買取価格は、4,430円(※2)です。
18k(18金)
- 22Kや24Kよりも加工しやすいのが18kです。使い勝手の良い純度のため、ジュエリー・カメラの材料になっています。
1gあたりの買取価格は、3,789円(※2)です。
その5:鑑定士のスキル
貴金属の価格は、鑑定士のスキルによって変わります。それなら「資格を持った鑑定士を見つけたい」と考えているかもしれません。しかし、貴金属に関わる資格はありません。(宝石鑑定士を除く)
鑑定士のスキルで見極めるには、スタッフの紹介や買取実績を見てください。情報が少ないお店は、スキルの少ない鑑定士が多い可能性もあります。
景気や鑑定士のスキルで買取価格は変わる
金や貴金属の買取価格は、ニーズ・景気・政府の売買・純度・鑑定士のスキルによって変わります。
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