鑑定士 千藤の原点|質屋に生まれ、査定額にこだわる理由
はじめまして。ブランドレックスで鑑定を担当しております、千藤と申します。

普段はロレックスを中心にブランド時計やバッグの査定コラムをお届けしていますが、今回は少しだけ私自身のことをお話しさせていただきます。
なぜ私がここまで査定額にこだわるのか。その理由は、これまで歩んできた環境にあります。
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質屋に生まれ、査定が日常にあった幼少期
私は質屋の家に生まれ、幼い頃からブランド品や時計が身近にある環境で育ちました。
一般的にはなかなか触れることのない高級時計や宝飾品が日常の中にあり、自然と「価値」というものに触れてきた幼少期だったと思います。
特に印象に残っているのは、幼い頃から業者市場に出入りしていたことです。大人たちが真剣な表情で価格を付け合う光景を間近で見て育った経験は、今の自分の価値観の土台になっています。
当時は深く理解していたわけではありませんが、「本物を見る目」や「相場は生きている」という感覚を、自然と身につけさせてもらっていたのだと思います。
業者市場で学んだ“相場のリアル”
業者市場は、いわばプロ同士が本気で価値を決める場所です。
そこではブランド名だけでなく、状態・流通量・需要・売却ルートなど、あらゆる要素を踏まえて価格が決まります。
机上の知識ではなく、「いま実際にいくらで動いているか」というリアルな相場感覚は、この環境で長く過ごしたからこそ身についたものだと感じています。
現在でも査定の際は、過去のデータだけでなく、その時々の市場の空気感を大切にしています。相場は常に動いているものだからこそ、現場に立ち続ける意味があると考えています。
銀座で20年以上、現場で磨き続けた経験
本格的に鑑定の道に進んでからは、銀座というブランドの中心地で経験を積んできました。
銀座には目の肥えたお客様が多く、査定する側にも確かな知識と説明力が求められます。少しでも曖昧な説明をすれば見抜かれてしまう。そんな緊張感のある環境で、20年以上現場に立ち続けてきました。


数えきれないほどの時計やブランド品に触れてきた中で、知識だけでなく「判断の精度」が磨かれてきたと感じています。
長年この業界にいる方から知識量を評価していただくこともあり、積み重ねてきた経験の重みを実感する瞬間もありますが、同時にまだまだ学び続ける立場だとも思っています。
代表 宮本との共同経営で大切にしている考え方
現在は代表の宮本とともにブランドレックスを運営しています。
私たちが常に考えているのは、「どうすればお客様にとって一番良い形になるか」という視点です。
その中で辿り着いた答えのひとつが、徹底して無駄なコストを削るという考え方でした。
過剰な広告費や見栄えだけの設備にお金をかけるのではなく、その分を査定額に反映させる。シンプルですが、この方針を大切にしています。
買取の世界では、見えないコストが査定額に影響することも少なくありません。だからこそ、構造から見直すことが重要だと考えています。
査定額にこだわる理由
ブランド品の査定は、お客様にとって大切な資産を手放す瞬間でもあります。
だからこそ、「納得できる金額であるかどうか」は非常に重要だと考えています。
最近では一括査定なども増え、便利な時代になりましたが、中には最初の提示額と最終的な買取価格に差が出てしまうケースがあるのも事実です。
実際にそうした経験をされた方からご相談をいただくこともあり、業界の構造を知っている立場として、できる限り誠実な査定をしたいという想いが強くなりました。
私自身、幼い頃から業者市場に出入りしてきた経験があるからこそ、表面の価格だけでなく「本当の価値」を見極める査定を心がけています。
安心してご相談いただくために
査定の際に意識しているのは、できるだけ分かりやすくお伝えすることです。
なぜこの金額になるのか。どこが評価ポイントなのか。逆にマイナス要素は何か。
こうした部分を丁寧にお伝えすることで、安心してご判断いただけるよう心がけています。
売却を急かすようなご案内はしておりませんので、「まずは相場だけ知りたい」という段階でもお気軽にご相談いただければと思います。
これからも現場主義で
ブランドや時計の価値は、時代や市場の動きによって変化していきます。
だからこそ、これからも現場に立ち続け、リアルな相場感覚を磨き続けていきたいと考えています。
今後もコラムでは、実際の査定現場で感じていることや、売却のタイミング、相場の見方などを分かりやすくお伝えしていく予定です。
ブランド品の売却をご検討の際は、ひとつの判断材料としてお役立ていただければ幸いです。
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