ロレックスは資産運用になるのか?実物資産として成立する条件とモデル別実例【鑑定士解説】
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ロレックスは資産運用として成立するのか
ロレックスは単なる高級時計ではなく、実物資産として資産運用の対象になり得る数少ないブランドの一つです。その理由は、世界的な知名度と需要の厚さ、計画的な供給制限による希少性、そして中古市場における圧倒的な流動性にあります。ただし、鑑定の現場では「ロレックスなら何でも資産になる」という考え方は成立しません。資産運用として成立するのは、あくまで条件を満たした“型番と個体”に限られます。本記事では、2026年以降を見据えた国内市場を前提に、ロレックスを資産運用として考える際の判断軸、具体的なモデルと数字、注意点までを鑑定士の視点で整理します。
資産運用としてロレックスが選ばれる理由
世界的なブランド価値と需要の厚さ
ロレックスは世界で最も認知度の高い高級時計ブランドであり、国や地域を問わず買い手が存在します。鑑定現場では「国内で売れなくても海外で成立する」「一時的に相場が弱含んでも出口が複数ある」という点が、他ブランドとの決定的な差になります。これは資産運用において非常に重要で、売却タイミングの選択肢が広がる=リスクが抑えられることを意味します。
計画的な供給制限と定価改定
ロレックスは意図的に供給量を絞り、正規店で簡単に購入できない状況を維持しています。さらに2024年〜2026年にかけて複数回の定価改定(値上げ)が行われており、これが中古相場の底上げ要因となっています。供給制限と定価改定が同時に作用することで、人気モデルは「時間が経つほど取得コストが上がる」構造になりやすく、資産運用として成立しやすい環境が続いています。
実物資産としての安定性と換金性
株式や暗号資産と異なり、ロレックスは実物として保有できる資産です。急激なゼロ価値化のリスクが低く、世界中に買取店・コレクター・バイヤーが存在するため換金性も高いのが特徴です。鑑定現場では「現金化までのスピード」が評価に直結しますが、ロレックスはその点で常に上位に位置します。
資産運用向きロレックスの具体モデルと数字
コスモグラフ デイトナ|資産運用の中核モデル
デイトナはロレックスの中でも最も資産性が高いモデルです。現行のステンレスモデルであるRef.126500LNは、2026年時点の定価が約2,499,200円とされています。これに対し、国内買取相場は状態・付属品完備を前提に約4,800,000円〜5,800,000円前後で成立するケースが多く、定価比は約190〜230%という水準です。生産数が限られ、世界的に需要が集中しているため、相場調整局面でも下落幅が比較的小さい点が資産運用向きとされる理由です。
サブマリーナー デイト|安定性重視の資産モデル
サブマリーナー デイトRef.126610LNは、資産運用における「安定枠」として評価されます。2026年時点の定価は約1,683,000円前後ですが、買取相場は約2,100,000円〜2,600,000円前後で推移しています。定価比は125〜155%程度で、爆発力はデイトナに及ばないものの、流動性が高く価格のブレが比較的小さいのが特徴です。中長期保有を前提にした資産運用では、こうしたモデルの存在がポートフォリオを安定させます。
GMTマスターII|需給が最もタイトなモデル群
GMTマスターIIは複数の人気バリエーションを抱えるシリーズで、特にRef.126710BLRO(ペプシ)は資産運用対象として非常に強い評価を受けています。2026年時点の定価は約1,747,900円前後ですが、買取相場は約3,200,000円〜4,200,000円程度が一つの成立ゾーンです。定価比は180〜240%に達することもあり、供給の薄さと海外需要の強さが価格を下支えしています。
エクスプローラー|低価格帯での資産運用
エクスプローラーRef.124270は、派手さはないものの資産価値の下限が切り上がりやすいモデルです。定価は約1,006,500円前後、買取相場は約1,050,000円〜1,300,000円前後で推移し、定価比は105〜130%程度です。投資効率だけで見ると見劣りしますが、初期投資額を抑えつつ資産性を確保したい層には現実的な選択肢となります。
ロレックス資産運用で意識すべきリスクと注意点
売却タイミングと相場の読み違い
ロレックスは長期的には安定していますが、短期的な相場変動は存在します。特に相場が過熱した直後に購入すると、一時的な調整局面で含み損を抱える可能性があります。資産運用として考える場合、「いつ売るか」だけでなく「どの水準で買うか」を重視する必要があります。
為替リスクと国内相場への影響
ロレックスはスイスフラン建ての価格体系を持つため、円安局面では国内相場が上がりやすく、円高局面では伸びが鈍化します。ただし、デイトナやGMTのような需給が極端にタイトなモデルは、為替が動いても下落しにくい傾向があります。資産運用では、為替に左右されにくい“芯のモデル”を選ぶことが重要です。
個体条件と付属品の重要性
同じ型番でも、保証書・箱・余りコマの有無で買取価格は大きく変わります。資産運用を前提とするなら、必ず付属品完備の個体を選ぶべきです。また、過度な研磨や外装ダメージは将来の売却時に評価を落とす要因となります。
ロレックス資産運用の結論と鑑定士の視点
ロレックスは、正しく選べば資産運用として十分に成立する数少ない高級時計ブランドです。ただし成功の条件は明確で、「相場の芯にいる型番」「需給が世界規模で厚いモデル」「付属品と状態が揃った個体」に限定されます。ブランド名だけで判断すると失敗しやすく、型番・条件・購入水準まで落とし込んで初めて資産運用になります。身につけながら保有でき、最終的に現金化しやすいという特性は、他の金融資産にはない魅力です。ロレックスを資産として考える場合は、価格の上下に振り回されるのではなく、成立点がどこにあるかを冷静に見極めることが何より重要です。
ブランドレックス
鑑定士 千藤
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