ジャガー・ルクルトは「時計師のための時計師」と称されるほど技術力に定評があり、派手なプロモーションを行わずとも世界中の時計愛好家から高い評価を受けてきた名門ブランドです。かつてはリセール面で弱いと言われることもありましたが、近年は市場評価が大きく見直され、モデルによっては安定した資産価値を保つケースも増えています。本記事では、国内中古市場の実勢データをもとに、現在リセール率が高いジャガー・ルクルトの人気モデルをランキング形式で整理し、価格推移と評価の背景を鑑定士の視点で解説します。

ジャガー・ルクルト リセール率ランキングTOP5

第1位:マスター・ウルトラスリム・ムーン(Ref.Q1368480)

ブランドを代表するドレスウォッチでありながら、近年は中古市場での評価が安定しています。定価約187万円に対し、国内中古販売価格は130万〜160万円前後で推移しており、買取価格も105万〜125万円水準が見込めます。5年前と比較すると中古価格は緩やかに上昇しており、リセール率は約65〜70%と同ブランド内では高水準です。

第2位:レベルソ・トリビュート・スモールセコンド(Ref.Q3978480)

レベルソシリーズの中でも特に人気が高く、クラシックなデザインが評価されています。定価約102万円に対し、中古販売価格は115万〜145万円前後と、状態次第では定価超えも見られるモデルです。1年推移で約5〜8%の上昇が確認されており、リセール率の面でも注目されています。

第3位:レベルソ・クラシック・ラージ・スモールセコンド(Ref.Q3858522)

定価約169万円に対し、中古市場では110万〜145万円前後で取引されています。過去5年で見ると価格の下落幅が小さく、安定した評価を維持している点が特徴です。買取相場は90万〜112万円前後が目安となります。

第4位:ポラリス・デイト(Ref.Q9068670)

スポーツラインであるポラリスは、近年需要が増加しているモデルです。定価約161万円に対し、中古販売価格は76万〜105万円前後。発売当初と比べると中古価格は底打ちし、直近1〜2年は横ばい〜微増傾向にあります。

第5位:マスター・コントロール・カレンダー(Ref.Q4148480)

定価約168万円に対し、中古市場では120万〜150万円前後で推移しています。派手さはないものの、実用性と機構評価が高く、長期的に見て価格が安定しやすいモデルです。

なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。

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ブランド品全体の買取相場がどのように形成されているかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
ブランド品の買取相場について

査定額を左右するポイント

  • ケースや反転機構(レベルソ)の状態
  • 付属品(箱・保証書)の有無
  • 生産終了モデルか現行モデルか

鑑定士コメント

ジャガー・ルクルトは短期的な値上がりを狙うブランドではありませんが、近年は「価値が落ちにくいブランド」へと評価が変わってきています。特にレベルソやムーンフェイズ搭載モデルは、世界的な再評価の流れもあり、今後も安定した相場が期待できます。

まとめ

ジャガー・ルクルトは通好みの印象が強い一方で、近年は市場評価が明確に改善しています。売却を検討される際は、モデルごとの特性と市場動向を踏まえた判断が重要です。

ブランドレックス
鑑定士 千藤