グランドセイコーを売却する際、「国産だから海外ブランドより安い」「資産価値はあまり期待できない」というイメージを持たれる方も少なくありません。しかし実際の中古市場を見ると、ここ数年でグランドセイコーの評価は大きく変化しており、モデルによっては過去と比べて明確に成立価格が切り上がってきています。特に海外需要の高まりや、ブランド独立以降の評価見直しによって、以前とは前提が異なる相場になっています。当店では、現在の価格だけでなく、過去との比較や成立しているレンジを整理したうえで、誠実な買取をご提案しています。

なぜグランドセイコーの評価はここ数年で変わったのか

グランドセイコーの買取相場が見直されている最大の要因は、2017年のブランド独立以降、世界的な評価が明確に高まったことにあります。スプリングドライブやハイビートといった独自技術が改めて注目され、海外市場でも「日本の高級時計」として認知が進みました。また、限定モデルやデザイン性の高いモデルが増えたことで、コレクター需要も広がっています。これにより、以前は国内中心だった評価が、現在ではグローバルな市場を前提としたものに変わってきています。

数字で見るグランドセイコーの価格推移(1年・5年)

具体的な数字で整理すると、相場の変化がより分かりやすくなります。例えばスプリングドライブ搭載モデル SBGA211(通称スノーフレーク)の場合、5年前の中古販売価格は約350,000円前後が一つの目安でしたが、現在では約550,000円前後で取引されるケースが見られます。金額にすると約+200,000円、率にして約+57%の上昇です。直近1年で見ても、1年前に約520,000円前後だった水準が、現在約550,000円前後で成立しており、約+30,000円、約+5〜6%程度の動きになります。

もう一つ代表的な例として、ハイビートモデル SBGH271などを見ると、5年前に約400,000円前後だった中古相場が、現在では約600,000円前後まで上昇しているケースがあり、約+200,000円、率にして約+50%前後の推移になります。直近1年では、約570,000円だった水準が約600,000円前後となり、約+30,000円、約+5%程度の動きです。これらの数字から分かるのは、グランドセイコーは急激な投機対象ではないものの、評価が積み上がる形で成立レンジが切り上がっているブランドだという点です。

グランドセイコー買取価格を左右する評価ポイント

グランドセイコーの買取では、シリーズやムーブメントの違いが評価に直結します。実務で特に重視されるのは、・ムーブメント(スプリングドライブ、ハイビート、クオーツ)・製造年代(ブランド独立前後)・限定モデルかどうか・付属品の有無(保証書、箱)・外装状態(ケースやブレスの打痕、研磨歴)といった点です。特にスプリングドライブやハイビート系は需要が高く、条件が整っている個体は成立レンジの上側で評価されやすい傾向があります。一方で、付属品が欠けている場合や状態に難がある場合は、相場が高水準でも評価が伸びきらないことがあります。

グランドセイコーを売るタイミングの考え方|評価が定着した今を見る

グランドセイコーの売却タイミングを考える際、「もっと評価が上がるのを待つべきか」と迷われる方もいますが、実務では現在の成立レンジが一つの基準になります。ブランド独立後の評価はすでに市場に定着しており、極端な急騰を狙うよりも、条件が良い状態で売却する方が結果的に納得感につながりやすい傾向があります。特に保証書が揃っている、使用感が少ないといったタイミングは、評価がまとまりやすくなります。

鑑定士としての見解

グランドセイコー買取で大切なのは、「国産だから」という先入観を一度外して、現在の市場評価を正しく見ることです。過去と比べれば、成立価格の前提は大きく変わっており、条件次第では十分に満足度の高い結果が期待できます。当店では、相場の背景と個体条件を丁寧に整理し、成立価格ベースで誠実な査定を行っています。

なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。

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鑑定士 千藤