ピコタン18はなぜ資産扱いされ始めたのか|定価推移と中古相場から見る評価の変化
エルメスの中で、ここ数年で最も評価が変わったモデルの一つがピコタン18です。かつては「可愛いが資産ではない」「実用バッグ」という位置づけでしたが、現在では相場の底が明確に切り上がり、条件次第では“持っていても価値が落ちにくいバッグ”として扱われるようになっています。本記事では、ピコタン18がなぜ資産扱いされ始めたのかを、定価推移と中古相場の変化から整理します。
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ピコタン18の立ち位置が変わった理由
ピコタンはバーキンやケリーと違い、金具やストラップ構造がシンプルで、長らく「カジュアルライン」として見られてきました。しかし、エルメス全体の価格帯引き上げと需要構造の変化により、その評価が大きく変わっています。特に18サイズは、実用性と可愛さのバランスが良く、需要が集中しやすいサイズです。
ピコタン18の定価推移(円)
ピコタン18(トリヨンクレマンス素材)は、過去には定価20万円台前半で販売されていた時期がありました。その後、複数回の価格改定を経て、現在では定価約40万円前後まで引き上げられています。
定価ベースで見ると、差額は+15万円〜20万円前後、上昇率は約60%〜80%に相当します。バーキンやケリーほどの金額ではありませんが、上昇率としては非常に大きい部類です。
中古相場はどう変わったのか
中古市場におけるピコタン18は、かつては20万円前後で取引されることも珍しくありませんでした。しかし現在では、状態・カラー条件が良い個体で45万円〜65万円前後のレンジで成立するケースが増えています。
これは定価を上回る水準であり、「定価以下で買えるバッグ」という位置づけから完全に脱しています。
なぜ中古が定価を超えるのか
理由は明確で、正規店での入手難易度が上がっているためです。ピコタンは比較的購入しやすいモデルとされていましたが、近年は入荷数が絞られ、サイズ・カラー指定での購入が難しくなっています。その結果、中古市場では「今すぐ手に入る価値」に対して価格が乗る構造が生まれています。
資産性が出やすい条件
・サイズ:18
・素材:トリヨンクレマンス、トリヨンモーリス
・カラー:ブラック、ゴールド、エトゥープ、人気限定色
・金具:シルバーまたはゴールド
・状態:使用感が少ないこと
ピコタンは付属品よりも、状態とカラーの影響が大きいモデルです。使用感が強い場合、同じモデルでも評価に差が出ます。
バーキン・ケリーとの決定的な違い
ピコタン18は、バーキンやケリーのように「何十年単位の資産」を狙うモデルではありません。しかし、価格が底割れしにくく、短中期で見た場合に価値を保ちやすいという意味で、資産的な性格を持ち始めています。
今売るべきか、持つべきか
ピコタン18は、相場が急騰した直後ではなく、現在は比較的安定した水準にあります。使用していない場合や、人気カラー・良コンディションであれば、今売却しても十分に成立する水準です。一方で、日常使いしている場合は、無理に資産として考える必要はありません。
今回の鑑定士コメント
ピコタン18は「気づいたら資産扱いされ始めたバッグ」です。定価上昇と需要集中が重なり、以前とは明らかに評価基準が変わっています。ただし、条件による差が大きいため、全てが資産になるわけではありません。
まとめ
ピコタン18は、エルメスの中でも評価が急速に切り替わったモデルです。高額資産ではありませんが、価格が崩れにくいバッグとして成立し始めており、条件次第では十分に価値を保てます。次は、さらに評価が分かれるコンスタンスについて深掘りしていきます。ブランドレックス 鑑定士 千藤
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