ブライトリングは「人気があるのに、相場はモデルで差が出る」ブランドです。ナビタイマーのように指名需要が強い定番は中古市場でも成立しやすい一方、同じクロノグラフでもクロノマットは数字が弱く出やすいなど、リセール率ははっきり分かれます。そこで本記事では、2026年1月時点の市場推定価格を基準に、各モデルの定価(参考上代)と現在の中古相場を“円×%”で整理し、さらに5年推移の情報が確認できるモデルは「過去の水準→現在」の差も具体的に示します。噂の最高値ではなく、成立ベースで判断できる内容を意識しています。

モデル紹介(ブライトリングが評価される理由)

ブライトリングは航空・クロノグラフの文脈が強く、ブランドの“らしさ”が明確です。そのため、ナビタイマー/スーパーオーシャン/プレミアなど、シリーズの顔がはっきりしているモデルほど中古市場で買い手がつきやすく、相場が作られやすい傾向があります。一方で、モデルチェンジのタイミングや流通量によっては定価比で数字が伸びにくいこともあり、「どのシリーズを選ぶか」「どの条件で比較するか」が非常に重要になります。

最新相場(定価→現在相場を円×%で比較)

以下は、WatchChartsのRetail Price(定価目安)とMarket Price(中古市場推定)を基準に、1USD=約157.25円(2026年1月9日近辺)として概算換算し、“円×%”で比較しています。モデルによってはWatchCharts上でJPY表示のものもあり、その場合はその数値を採用します。※相場は状態・付属品・保証書内容で前後しますが、比較軸として「成立水準を数字で揃える」ことを目的にしています。

2026年最新版|ブライトリング リセール率ランキング

第1位 プレミア B01 クロノグラフ 42(AB0118)

定価(参考上代):991,300円/現在相場(市場推定):695,703円。差額は-295,597円で、定価比リセール率は約70.2%(=695,703円÷991,300円)です。さらにこのモデルは「過去5年で市場価格が-14.5%」とされており、5年前の市場推定を逆算すると約813,700円前後(=695,703円÷0.855)となります。つまり、5年で約-118,000円(約-14.5%)という下落はあるものの、ブランド内では定価比が比較的高く、成立が組み立てやすい“堅いモデル”に入りやすいのが特徴です。

第2位 クロノマット 40 GMT(A32398)

定価(参考上代):857,100円/現在相場(市場推定):636,820円。差額は-220,280円で、定価比リセール率は約74.3%(=636,820円÷857,100円)です。GMTの実用性とサイズ感のバランスが良く、比較検討の中でも残りやすいモデルです。ブライトリングの中では“定価比の数字がきれいに出やすい”側に入るため、売却時にも説明がしやすいカテゴリです。

第3位 ナビタイマー B01 クロノグラフ 46(AB0137)

定価(Retail):$9,200(概算1,446,700円)/現在相場(Market):$5,938(概算933,750円)。差額は概算-512,950円で、定価比リセール率は約64.5%(=5,938÷9,200)です。ナビタイマーは指名需要が非常に強く、流動性(売れやすさ)という意味では強いのですが、「定価比」だけで見ると数字は冷静に落ち着きます。つまり、“売りやすいが、定価比の伸びは万能ではない”タイプです。ここを誤解すると、写真査定の釣り価格に振り回されやすいので、成立ベースで比較するのが安全です。

第4位 スーパーオーシャン ヘリテージ II B20 42(UB2010)

定価(Retail):$6,700(概算1,053,575円)/現在相場(Market):$3,816(概算600,066円)。差額は概算-453,509円で、定価比リセール率は約56.9%(=3,816÷6,700)です。ダイバー系の中でもヘリテージは人気が安定していますが、定価比では落ち着きやすいカテゴリです。売却では「状態が良い」「付属品が揃っている」個体ほど評価が安定し、成立水準が読みやすくなります。

第5位 クロノマット B01 クロノグラフ 42(AB0134)

定価(Retail):$9,800(概算1,541,050円)/現在相場(Market):$4,550(概算715,488円)。差額は概算-825,562円で、定価比リセール率は約46.4%(=4,550÷9,800)です。さらにこのモデルは「過去5年で-27.2%」とされており、5年前の市場推定を逆算すると約$6,250(概算982,812円)前後(=4,550÷0.728)となります。つまり、5年で約-267,000円(約-27.2%)程度の下落が見え、数字としては厳しめです。ただし人気自体がないわけではなく、比較の仕方(状態・付属品・保証書内容の揃え方)で成立ラインは変わります。“高く言う業者”ではなく“成立させる業者”で比較することが重要になります。

査定額を左右するポイント

・保証書/箱/付属品の有無(欠品は減額が大きく出やすい)・外装状態(研磨歴、ケースエッジ、ブレスの伸び)・文字盤と針の状態(傷、汚れ、夜光の劣化)・オーバーホール/修理歴(内容と時期)・同型番内の仕様差(ダイヤル色、ストラップ/ブレス、限定要素)。ブライトリングは“同じモデルでも条件差の説明がしやすい”反面、状態が悪い個体は数字がきっちり下がります。写真だけの高値より、現物ベースの成立価格で揃えて比較するのが安全です。

より高く売るためのコツ

結論は「条件を揃えて比較する」です。付属品を揃え、無理な研磨は避け、同条件で成立する水準を見た上で比較する。これだけで、釣り価格や条件落ちに巻き込まれる確率が下がります。迷われている場合でも、売却前提ではなく“今の数字(円×%)を把握するだけ”でも判断が一気に楽になります。

鑑定士コメント

ブライトリングは、モデル選びでリセールの数字が大きく変わります。今回のように円×%で揃えて見ると、プレミアの世界ではなく「成立しやすい強さ(プレミア)」「売れやすい強さ(流動性)」「定価比の弱さ(下落)」が切り分けられます。私は“いくらまで言えるか”ではなく“その条件で成立するか”を基準に、現実ラインを誠実に整理してご案内することを大切にしています。

なお、実際の買取価格がどの水準で成立しているのかを知りたい方は、直近でお取扱いした買取事例も参考になります。モデルごとの評価のされ方や、査定時に重視されたポイントが分かりやすい内容です。

買取速報はこちら

まとめ

2026年時点のブライトリングは、定価比リセール率が約46%〜74%程度まで幅があり、同じ人気シリーズでも数字の出方が異なります。売却を迷われている方は、噂の最高値ではなく、成立水準を円×%で揃え、同条件で比較することが結果的に一番納得できる判断につながります。ブランドレックス 鑑定士 千藤