買取速報

店頭にてパテックフィリップ ワールドタイム 5130P-001 を買取させて頂きました。
プラチナを使用した希少性が高い金属を使ったモデルです。
査定ポイントをお伝えいたしますので、参考下さい。

状態

傷

プラチナは磨けばある程度の傷は綺麗に出来ます。
しかし、凹凸が分かる深い傷はプラチナを埋めて直すので大きくコストがかかります。

時計サイドとＤバックルの画像です。
細かな線傷が確認できました。
この傷は磨いて綺麗にできます。
研磨費用として3万円の減額です。

現在プラチナの価格が高騰している事もあり、
埋めて直す場合は5万円以上マイナスになります。

革ベルトの状態

革ベルトは消耗品の為、交換して再販する事になります。
パテックの革ベルトは新品で５万円前後します。

査定品のベルトはほとんど使用していない物でした。
交換対象にはなりませんでした。

刻印の違い

パテックフィリップのムーブメントにはある刻印がされています。
ジュネーブシールとPPシール（パテックフィリップシール）と呼ばれる物です。
年式によってこの２つのどちらかが刻印されています。

ジュネーブシールの方が古く、1886年にスイスのジュネーブ州で制定された12条もの認定規準をクリアした時計にのみ印が許される名誉ある刻印です。
パテックフィリップはこの刻印を全てのモデルに刻印されてきました。

査定品の刻印はジュネーブシールです。

その後、2009年にジュネーブシールをやめ、刻印する為に必要な基準をジュネーブシールよりさらに厳しい基準を掲げたPPシールを自社で刻印するようになり、
現在もその基準をクリアした時計のみ刻印して販売しています。

ＰＰシールサンプル画像

モデルによってはこの切代わりの時期に販売されていた物もあり5130Ｐもそのモデルの1つです。
刻印によって査定額も変わりPPシールの方が評価は高くなります。

付属品の内容

パテックフィリップの付属品にはモデルによって内容が変わりますが、
木箱・保証書・取扱説明書が基本セットです。

他ブランドだと箱はそこまで査定では重要視されませんが、
パテックの場合、箱には高級木箱が使われており中古市場でも箱で3万円～５万円程です。
その為欠品していると大きな減額になります。

保証書に関しては欠品していると数十万円以上変動します。

ワールドタイム5130P-001の相場

廃盤品ですが、製造本数が少なく市場にあまり出回っていないモデルです。
中古販売価格は630万円～750万円前後で販売されています。
※状態や年式、付属品の内容で変動しています※

まとめ

パテックフィリップは超高額品ではありますが、それでも欲しいとファンが多い歴史ある老舗ブランドです。
当店にはパテックフィリップの時計を探されている顧客様が沢山います。
売却を考えている方は是非一度ご相談くださいませ。
条件が合えば高額買取が可能です。

鑑定士：岡田