直近で相場の変動が激しいモデルを2つお伝えいたします。

現行のデイトジャスト

デイトジャストは元々そこまで高騰するモデルではありませんでした。
近年高騰していた理由としては、スポーツモデルが極端に購入できなかったことがあげられます。
スポーツモデルは元々正規店やブティックで購入する事が難しいモデルでしたが、
コロナによるロックダウンの影響で生産数が極端に落ち購入できなくなりました。

それでもロレックス製品を購入したいユーザーたちは店頭で購入できる物に焦点を移し、それがデイトジャストでした。
この動きによって供給よりも需要が大幅に増え、相場が一気に上昇しました。
しかし、コロナも落ち着き生産が安定している現在、以前のようにスポーツモデルも購入できる確率が高くなってきました。
このことによりデイトジャストに流れていたユーザーが離れてきており、需要が少しずつではありますが下がっています。

一時期は定価よりも市場価格が数十万単位で高くなった時期もありましたが、現在は定価が上がった事もあり価格差は無くなってきています。

サブマリーナ

人気スポーツモデルのひとつであるサブマリーナシリーズですが、マンネリ化が起きています。
これは新作がでてもデザインが大幅に変更されない事が原因です。
ケースサイズや内部パーツの変更はしていますが、デザインは大きく変わることなく約20年間同じようなデザインです。
新作が発表されてもデザインに大きな変更がなければユーザーはがっかりしてしまいます。
特に現行の126610LNは前モデルの116610LNと大きな変更点は無く、相場も大きな差はありません。
今後も変更が無かった場合は相場が下がる可能性もあります。

変更があって相場の差が生まれているのはグリーンサブこと116610LVと現行品の126610LVでしょう。
文字盤の色が変更されていて、116610LVはグリーン、 126610LVはブラックです。
このモデルは現行品の方が相場は低いという特徴があります。
これはグリーン文字盤に希少価値が付いたためです。
グリーンサブは全部で3モデル存在しますが、グリーン文字盤は116610LVだけです。
ここ1年ほどで相場が現行品より高くなりました。

まとめ

ロレックスはどのモデルも相場の変動が激しいですが、特に動きが大きいモデルをピックアップしました。

デイトジャストはコロナの影響で一時的に上がりましたが、今後は定価より下の相場に落ち込むと予想しています。
2024年になったらまた新作が発表されます。
その新作によってはまた相場は大きく動く事になりますので、注目しましょう。

鑑定歴10年の岡田です。査定についてのご相談はお任せください。
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