ダンヒルとはどのようなブランドなのか?歴史と特徴、人気アイテムを紹介していきます。
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ダンヒルとはどのようなブランドなのか?歴史と特徴、人気アイテムを紹介していきます。
ダンヒルはイギリスのロンドンで創業したメンズラグジュアリーブランドです。
スーツやバッグ、財布、ライター等の男性用アイテムを展開しています。
皆さん一度は聞いたことがあるであろう、「ダンヒル」の歴史と特徴を紹介していきます。
ダンヒルの歴史
ダンヒルの創業は1880年と歴史が深いブランドです。それでは早速、創業者である「アルフレッド・ダンヒル」の生い立ちから見ていきましょう。
アルフレッド・ダンヒル
1872年 イングランドで生まれます。
1890年 割引した車を販売する会社を設立し、通信販売でカーアクセサリーの販売を始めます。
1893年 父親の家業であるモーターアクセサリーを販売する会社を引き継ぎます。
1904年 車の運転中にタバコの灰や火の粉が飛ばないように風防を付けた「フロントガラスパイプ」を開発してパイプ製造事業に参入します。
1907年 イギリス セントジョーンズにタバコ専門店をオープンさせ、個々の顧客に合わせたタバコブレンドを提供します。
1920年 パリとニューヨークに直営店をオープンします。
1928年 会社を息子の「アルフレッド・ヘンリー」に引き継ぎ、健康上の理由で引退します。
ブランドの歴史
創業は1880年ですが、アルフレッド・ダンヒル自身の名を冠した「ダンヒル」ができたのは1893年になります。
1880年 アルフレッド・ダンヒルの父親がイギリス ロンドンに馬具専門製造卸売業として創業します。
1893年 アルフレッド・ダンヒルが21歳の時に、父親の事業を引き継ぎます。
元々馬具を製造販売する会社でしたが、自動車の普及に伴い、自動車関連の小物を製造販売するようになり大成功します。
また、衣類や小物の製造業にも乗り出し、事業を拡大していきます。
取り扱っているアイテムの多さから「エンジン以外なら何でも揃えている」と称されます。
ダンヒルのアイテムの多くは「モートリティーズ」という言葉が1つのキーワードになります。
「モートリティーズ」という言葉は自動車(Motoring)と権威(Authorities)を組み合わせた造語で、コンセプトのような位置づけでした。
また創業当時のブティック名は「ダンヒル モートリティーズ」でした。
1907年 ライターやタバコ販売業にも参入します。
1920年代 タバコの規制に伴いブランドの中心をスーツやレザー製品に戻します。
1930年代 万年筆や化粧品関連の製品販売業に参入し成功します。
この頃には皇室御用達ブランドにまで成長していました。
1967年 タバコ系の企業に買収されます。
1969年 イギリスのエリザベス女王からブランド品の輸出実績が評価されて表彰されます。
1993年 カルティエ、クロエなどを傘下に置くコングロマリット「リシュモン・グループ」に買収されます。
2000年 サッカー日本代表のオフィシャルスーツに提供を開始します。
以後、現在に至るまでスポンサーシップは続いています。
2008-2011年 キム・ジョーンズがクリエイティブディレクターに就任します。
2016年 大阪心斎橋に直営店がオープンします。
2017年 クリエイティブディレクターにマーク・ウェストンが就任します。
ダンヒルの特徴
ダンヒルは世界中で人気のあるメンズファッションブランドの一つで、主にスーツやバッグ、財布、服飾小物を中心に展開しています。
特にスーツは非常に人気があるアイテムで、オーダーメイドすると高額になりますが、使用している生地が素晴らしく、1着持っていれば、どのようなシーンでも見劣りする事はありません。
100年以上も続く老舗ブランドですが、古びず飽きの来ないデザイン性がメンズトップブランドとしての地位を守ってきたのでしょう。
ダンヒル程、紳士やダンディズムを意識したメンズブランドは他にありません。
シンプルで黒を基調としたデザイン性は、様々な年代の男性に受け入れられています。
特に最近は20代30代を意識したデザインにシフトチェンジしています。
スポーティで若々しいエッセンスを加えたモダン・クラシックを提案しています。
サッカー日本代表オフィシャルスーツ
ダンヒルは2000年からサッカー日本代表のオフィシャルスーツを提供しています。
「勝負服」をコンセプトにしており、スーツからアクセサリーまで日本代表のカラーであるブルーを取り入れたデザインが特徴的です。
2018年から日本代表を率いる森保一監督は、試合中も常にダンヒルのスーツを着て指揮しています。
ダンヒルの人気アイテム
ダンヒルの人気アイテムと言えばスーツやシャツなどが挙げられますが、スーツやシャツの場合、オーダーメイドになるので、特定の人気モデルがあるといったことではありません。
スーツの次に人気のアイテムは財布です。
今回は人気の財布を3つのラインから紹介していきます。
ダンヒル ベルグレイヴ
ベルグライヴラインはヴィンテージスタイルを取り入れたビジネスシーンにピッタリのデザインが特徴的です。
素材も柔らかなスモールグレインカーフを使用しており、手馴染も良く使い勝手の良い財布です。
定価:61,600円(税込み)
サイズ:W9×H10,5×D1.5cm
現在の中古市場価格:10,000円~25,000円(2022年4月現在)
現在の買取価格相場:7,000円~20,000円
ダンヒル シグネチャー
シグネチャーラインは1970年代に使われた、ダンヒルのロゴに着想を得ています。
軽く、水気に強く耐久性があるコーティングキャンバスを使用しています。
定価:73,700円(税込み)
容量:カードポケット8つ、札入れ2つ、小銭入れ1つ
現在の中古市場価格:15,000円~35,000円(2022年4月現在)
現在の買取価格相場:10,000円~28,000円
ダンヒル レガシー
レガシーラインは、ロングテールロゴとブランドの発祥地であるロンドンと創業年を示す文字が特徴的です。
2022年の春夏コレクションで、出たばかりのラインです。
定価:45,100円(税込み)
サイズ:W11×H9.5×D2.5cm
現在はまだ発売されたばかりなので、中古市場には出回っていませんが、中古市場価格としてはおそらく2万円前後で販売されると思われます。
買取価格相場はおおよそ1万円前後になると思われます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
高級メンズブランドであるダンヒルは紳士の為のブランドと言っても過言ではありません。
全てのアイテムの素材や質感が素晴らしく、長年持ち続けたくなるブランドですね。
今後、若年層に向けたデザインにも注力していくので、どのようなデザインのアイテムが発表されるのか楽しみです。
今回は、ブランド品鑑定歴13年の田所が「ダンヒル」について紹介させて頂きました。
弊社「ブランドレックス」では、ダンヒルのアイテムを高価買取しています。
ダンヒルのアイテムの売却を検討されている方は、一度お問合せだけでもして頂けましたら幸いです。
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