セリーヌってどんなブランド？歴史と特徴　人気アイテムを紹介

セリーヌとは1945年にフランス パリで創業した世界的に有名なファッションブランドです。

 

今回はセリーヌの歴史とブランドの特徴、人気アイテムを紹介していきます。

 

セリーヌの歴史

フランスで誕生したセリーヌは1945年にセリーヌ・ヴィピアナと夫のリチャードとパリ 11区マルトゥ通り52番地で創業しました。

創業当初は子供向けの高級靴を主に製造していました。

セリーヌの子供靴はパリの革職人の技術を生かしたもので､上流階級を中心に人気を集めました。

顧客の増加とともにアイテムも増加してゆき、1959年にはレディースの靴を製造開始。

 

1965年には香水とスカーフを、1966年にハンドバックの製造を始めます。

 

ハンドバッグの製造が開始された1960年代後半に馬車の柄とバックルのバック「サルキー」や馬具金具をモチーフにしたモカシンが大ヒットします。

このバッグのヒットで一気に人気ブランドにまで上り詰めました。

 

1967年にはプレタポルテ・コレクションを発表し、ベーシックなデザインと上品な雰囲気でトータルファッションを提唱し、パリのB.C.B.G(良い趣味・良い階級の意味、上流階級の服装で、フレンチカジュアルの一種)の代名詞になります。

オートクチュールとは違ったカジュアルな雰囲気が受けたことで、上流階級の普段着として定着していったのです。

しかし、徐々にB.C.B.Gが廃れていき、セリーヌは高齢者層のブランドイメージが定着してしまいブランドとしての勢いを失ってしまうのでした。

 

その後、1987年に現在のLVMHによる買収によって傘下に入ります。

経営、組織等の改革に入り、セリーヌは徐々に力を取り戻していき、ラグジュアリーブランドとしての地位を確立していきます

 

1997年にはチーフデザイナーとしてマイケル・コースを迎え入れ、これ以降世界的名門ブランドとして認知されていきます。

 

※プレタポルテはオートクチュールと違って、個人のお客様ではなく、一般のお客様向けに工場で一括して生産された服を販売店が売ります。

そういった過程で作られる既製服をプレタポルテと呼びます。

 

※オートクチュールとは高級仕立服を意味し、顧客から注文を受けた服を章句人が手作業で製作し、完成した服を注文した顧客に提供する事を言います。

 

セリーヌの特徴、ブランドイメージ

セリーヌというブランドはどのような特徴、ブランドイメージを持っているのでしょうか。

セリーヌのブランドイメージはやはり上品でシンプルな大人の女性というイメージを持たれている方が多いと思います。

“女性らしくありつつも自立しているアクティブな女性”というのがセリーヌのブランドコンセプトです。

 

特徴としては、セリーヌはハイブランドを前面に押し出しすぎない、控えめなラグジュアリー感が人気のブランドです。

エレガントからカジュアルなスタイルまで、どんな系統の方でも合わせやすいところが魅力です。

セリーヌと言えば女性用アイテムが中心のブランドでしたが、2019年にエディ・スリマンがチーフデザイナーに就任してから「セリーヌ・オム」というメンズラインが誕生し、女性だけでなく男性からの注目を集める存在になっています。

またセリーヌは高級ブランドのイメージがあり、購買層が高いイメージですが、最近は20代の女性からの支持も高いです。

20代後半から40代に愛用者が多いブランドで、上品で都会的な洗練されたデザインは、さまざまなシーンで活躍する20代から40代の女性にピッタリなブランドです。

 

セリーヌの人気アイテム

ではセリーヌの人気アイテムを３つ紹介していきたいと思います。

ラゲージ

セリーヌと言えばだれもが思い浮かべるのがこの「ラゲージ」です。

セリーヌのアイコンともいえるバッグで2009年に発表され、抜群の収納力と、選りすぐりの柔らかな高品質レザーを使用ています。、発表後、軽さや使いやすさが徐々に知れ渡り、現在ではセレブをはじめとする多くの女性たちが愛用するバッグになりました。

ラゲージには現在４種類のサイズ展開があります。

小さいものから

・ラゲージ ナノショッパー　W20×H20×D8cm　　定価318,600円（税込み）

・ラゲージ　マイクロショッパー W25×H25×D13cm　 定価396,000円（税込み）

・ラゲージ　ミニショッパー　　 W30×H28.5×D17cm  定価405,000円（税込み）

・ラゲージ　ファントムショッパー　W30×H28.5×D25cm　定価405,000円（税込み）

 

ラゲージ マイクロショッパー

今回は下から2番目のサイズのラゲージ　マイクロショッパーを見ていきます。

マイクロショッパーは横幅が25cmとナノショッパーより5cm大きくミニショッパーより5cm小さいサイズになります。

長財布も入り、女性には欠かせないポーチなども収納できるので日本人女性には1番使いやすいサイズではないでしょうか。

定価とサイズは先述した通りになります。

現在の中古市場価格：200,000円～300,000円（2022年1月現在）

現在の買取価格相場：150,000円～250,000円

 

ミニ バーティカル カバ

続いてミニ バーティカル カバを見ていきます。

このバッグが登場し、一気に若い世代の女性支持が高まったのではないでしょうか。

定価もそれほど高くなく、手が届きやすいのも人気の一つです。

また、キャンバス素材とレザー素材でカジュアルかつ高級感も損なわない万能バッグです。

ショルダーストラップを付けて斜め掛けするのも可愛いですね。

定価：154,000円（税込み）

現在の中古市場価格：120,000円～150,000円（2022年1月現在）

現在の買取価格相場：100,000円～130,000円

定価近くで販売されている物もあるほど人気が高いバッグで、当分はこの人気が維持されるでしょう。

 

ベルトバッグ マイクロ

最後にベルトバッグ マイクロを見ていきます。

セリーヌのネクストアイコンバッグとして人気のベルトバッグです。

フラップの左右から伸びるレザーストラップが特徴的なバッグで、セリーヌの基本形ともいえる台形のフォルムもしっかりと継承されています。

セリーヌらしい上品でラグジュアリーな印象のバッグですね。

長財布の収納が可能で手ごろなサイズ感が高い人気を誇っています。

定価：297,000円（税込み）

サイズ：W24×H20×D13cm

現在の中古市場価格：150,000円～220,000円（2022年1月現在）

現在の買取価格相場：120,000円～190,000円

ベルトバッグにも4種類のサイズ展開があります。

今はミニバッグが人気な影響で小さいサイズの相場が上がりやすい傾向です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、ブランド品鑑定歴13年の田所がセリーヌの歴史と特徴、人気アイテムを紹介させて頂きました。

セリーヌのバッグと言っても様々なデザイン、素材が使われています。

またカラーバリエーションも豊富なので同じモデルでも素材とカラーが変わるとガラッと印象が変わります。

買取相場もカラーや素材で変動してきますので、セリーヌのアイテムの売却を考えられている方は一度弊社ブランドレックスまでお問合せ下さいませ。