インヂュニアが最初に発表されたのは1955年で発表された当初から80000A/mというその当時からしたら強い耐磁性がある時計を発表しました。
なまえのインヂュニアはエンジニアのドイツ語だと冒頭で説明しましたが、このエンジニアの職人たちは電子機器に囲まれて仕事をしている為、どうしても磁力がある環境での仕事になってしまうので耐磁性のある時計でなくては機械式時計を使うことはできませんでした。微弱な磁力でも積み重なる事で時計内のムーブメントやゼンマイが磁石化してしまい制度が狂ったり止まったりしてしまうからです。
そんなエンジニアの人にも時計を使ってほしいという願いも込められています。
大きなデザイン変更もありましたが2001年でインヂュニアは一度生産終了してしまいます。
その後2005年にケースサイズを34mmから42.5mmとケース計を大きくして再登場して現行のモデルになっています。
現在はインヂュニアでも耐磁性が付いていないモデルもありますので、耐磁性の物が欲しい方は定員に聞いて耐磁性があるか確認してから購入するようにしてください。
鑑定士からのコメント
鑑定士コメント
IWCのインジュニアを買取させて頂きました!
買取方法は宅配買取ですね!
インヂュニアはエンジニアをドイツ語で表した言葉で、エンジニアと言われる職業が息づいた1950年代へのオマージュとパイロットウォッチのマーク11を民間用時計として開発された時計で、機械が多い場所で働くエンジニアの為という事もあり高い耐磁性もある非常に使いやすい時計でも有名ですね!
査定ポイントを含めて見ていきましょう。
査定ポイントは全部で3つです。
ひとつ目は状態です。
今回買取させて頂いたインヂュニアは、使用感が目立つものでした。
使用傷はもちろんなのですが、深い当たり傷が多数あり、
特に目立ったのはベゼル部分で、ガラスを守る為にあるベゼルとしては役目は果たしているのですが、買取となるとマイナスになってしまいます。
腕時計で、一番傷つきやすいのがこのベゼルの部分で、
時計の中で飛び出ている部分になるので、傷が付きやすくなってしまいます。
本人が気づかないうちに傷ついていたり、アクセサリーと一緒に腕時計をつける方は特に傷が付きやすくなりますので、バングルなどのアクセサリーと一緒に着けるのはあまりお勧めしないです。
今回の時計は、大分ベゼル部分に傷があったのでガラスの傷も心配でしたが、ガラスは無傷でした。
ベゼルがきちんと守ってくれたみたいです!
アクセサリーだけでなく、洋服の袖口のボタンや装飾品によって傷つくこともあり、私が良く言う使用傷というのは使用していれば付いてしまうという意味も込めて使用傷と言っています。
ベゼルだけでなく、アクセサリーを付けていると今回のモデルのようなブレスタイプの物はブレスにももちろん傷がついてしまいます。
革モデルはあまりダメージを受けませんが、つけてるアクセサリーによっては傷が付き切れ目が入ってしまう事もあり、つけている途中でベルトが切れてしまうというようなアクシデントが起きる可能性もあります。
今回はステンレスのブレスモデルですが、これが金のモデルなどになるとステンレス以上に柔らかい素材の為より傷つきやすくなりますし、コスト面も金の方が高くなるので査定が大幅にマイナスされてしまう事もありますので注意しましょう!
今回の時計は傷の深さ的にも磨きをしても傷が残ってしまう傷があったのでBランクと言ったところでしょうか。
2つ目は付属品です。
IWCの付属品は基本的に箱、保証書、説明書です。
特に保証書は大事になります。
メーカー保証が切れていても買取での査定では保証書も大事な査定要素になりますので、
捨てないようにしてください。
今回の時計は付属品はすべて揃っていて、コマ調整した際のあまりコマもきちんと全てありました。
まとめ
機械の動作も問題ありませんでしたので買取金額としては相場の真ん中より少し上で買取させて頂きました!