ロレックスは箱や保証書無しだと買取価格は幾ら下がる?プロが解説
ロレックスは、精密な腕時計ですので基本壊れにくくなっています。
それでも、中には保証期間中に故障してしまうことがまれにあります。
その場合、保証期間内であれば無償で修理してもらえるのですが、実は買取時にも保証書の有無で大きく価値が下がります。
また、同じく箱も重要なものとなっていますが、具体的にどの程度価格差が生じるものなのでしょうか?
ここでは、ロレックスの腕時計を売る上で重要となる、保証書と箱について解説します。
わたくしブランドレックス 鑑定士千藤と申します。
ロレックスは付属品が無くても高く買取はできますが、ない事で大幅に下がることもございます。
鑑定歴20年以上のプロがしっかり説明させていただきますので、是非参考にしてみてください。
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まるで宝石箱のような箱!
ロレックスを購入すると、箱の中に入って提供されます。
箱だけでも、十分すぎるほどの高級感があり、驚くものです。
どの時代でも、木箱で内部にクッションがあってそこに腕時計が巻かれています。
ただ、箱のデザインは年代によって微妙に異なっています。
2003年頃までは、岩肌をイメージした独特なデザインの箱が用いられていました。
テーマとして自然が取り上げられており、実際には岩肌でも数種類あったのです。
内装としては、マクラタイプとCリングタイプもありました。
その後、ボックスのデザインが変化してよりラグジュアリー感が高い箱に変化しました。
サイズ的にアップしており、保証書も収納できるサイズとなっています。
ワンサイズではなく、ステンレスモデル用とコンビモデル用、金無垢モデル用と3種類が存在していますが、ベースとなるデザインはすべて同じものとなっています。
ロレックスでは、カタログなども同封されていることが多いのですが、カタログまで入れると少々窮屈な点が難点となっていました。
そこで改良が重ねられたのが、現行モデルの箱です。
外箱はクリーム色で内箱は濃い緑色に変更となって、より大人っぽいデザインとなりました。
また、一部モデルを除いてメンズだけでなくレディースモデルも同じデザインに統一化されています。
箱は中古市場でも人気!
ロレックスの箱は、とてもクオリティが高く箱単体でも高く評価されています。
よって、中古市場では箱単体で販売されているということもあります。
特に、過去のモデルで自然をテーマとしたモデルは、美しいデザインが人気で中古市場でも高い人気を誇っています。
場合によっては、箱だけで2万円以上で販売されていることもあります。
保証書の役割は?
ロレックスの腕時計を購入すると、必ず保証書が付属しています。
保証書の主な役割としては、商品の保証を行う証明となるものです。
ロレックス以外でも、商品には保証期間というものがあって、その期間内に自損以外の理由で故障した場合は無償で修理対応を受けることができます。
ロレックスでは、5年間保証がついているのですが、これは他のブランドと比較してもとても長い期間となっています。
なぜそれほどまでに長く設定されているかというと、それだけロレックスが腕時計作りに自信を持っていることの現れであると言えます。
5年は持って当たり前!というスタンスであるのでしょうね。
また、保証書が持つ役割としては本物である証明となる文書であるというものもあります。
保証書が発行されるのは購入時のみであり、保証書があるという時点で本物である証拠となるのです。
通常、中古市場で販売されているロレックスには保証書があるのですが、保証書で本物かどうかを判断するという場合もあります。
保証書はどのように読めばよいの?
ロレックスにおける保証書は、大きく紙タイプと旧カードタイプ、新カードタイプに分類されます。
2006年まで発行されていた紙タイプの保証書は、型番やシリアルナンバーが記載されており、購入店舗も記入できるものとなっていました。
その後、2006年以降に深緑のカードに変更になり、底語浅いグリーンのカラーリングに変更されております。
ただ、いずれも記載内容は同じで、本物であるかの判断材料となります。
購入してすぐに手に入るものではなく、購入店舗で申し込み用紙に必要事項を記入して、後日ロレックスより郵送されるというスタイルを採用しています。
カード裏面の購入店を記載する枠の右上に、3桁の数字が記載されています。
実は、保証書発行国を表す数字となっています。
日本で購入した場合は410が付与されているのですが、日本国内正規店で販売されたものは右下にQRコードが付属しており、QRリーダーで読み取るとシリアルナンバーを読むことが可能です。
確実に、最新テクノロジーを取り入れているのが伺えますね。
箱と保証書でどれだけ買取価格に差が出るの?
では、ロレックスの箱や保証書の有無で、買取価格にどれだけ違いがあるのかについて紹介します。
箱の有無による価格の違いは?
買取してもらう際に箱がないと、もちろん買取価格が低下することになります。
但し、箱はコレクターアイテムの要素が強く、別に箱がなくても使用する上では特に困ることはありません。
よって、買取価格としては最大でも1万円程度の差が生まれる程度となります。
保証書の有無による価格の違いは?
箱とは違い、保証書は製品の保証を行い、更には本物であることも証明できる大切なものです。
もし、まだ保証期間内のロレックスであった場合、保証書がないことは致命的なものとなり、最大で10万円以上の減額も覚悟しなければなりません。
とくに現行モデルのメンズ物やアンティークロレックスのスポーツモデルは~10万円前後減額となります。
比較的レディースロレックスの場合は多少の減額にしかならないケースがあります。
人気機種かどうかで大幅に価格が変動します。
また、買取時にはもちろん保証書以外でも本物であるかの鑑定を行っているのですが、やはり保証書の有無は本物かどうかの判断材料になるので、たとえ本物のロレックスであっても保証書がないことによって、数万円の減額となります。
箱や保証書以外で買取時に影響するものはある?
ロレックスを売る際に、箱と保証書以外で買取金額に影響するものとして、以下があります。
コマなどの付属品
ロレックスのベルトは、基本誰でもはめることができるように大きめに作られています。
これを、自分にちょうど合うようにしてコマ抜きして使用することになります。
また、腕がむくんだり体型が変化することによって、コマを調整したいという時もありますよね。
もし買取する際には、コマの有無も重要な要素となります。
駒があるだけでも、1万円近い金額の違いが生じることもあります。
コマだけでなく、ピンもしっかりと保管しておくことをおすすめします。
取扱説明書
最近は電子化が進み、取扱説明書付属していないものが増えています。
ただ、ロレックスでは簡易的でも説明書が付属しています。
あまり革新的な腕時計が少ないロレックスですので、取扱説明書の有無はさほど買取価格に影響しません。
あればよいというレベルと言えますね。
外袋などの装飾品
内箱はそこそこ買取金額にも影響を及ぼしますが、外袋などの装飾品はさほど買取金額には影響しません。
特に、ロレックスのように主に男性向きなブランドの場合、外袋自体がさほどこだわったデザインではないので、買取ポイントとして重視されていません。
もし所有していれば、同時に査定を受けると多少のプラスとなる可能性はあります。
付属品がないロレックスもブランドレックスにおかませ!
今回は、ロレックスの箱や保証書について解説しました。
特に保証書は、買取する際だけでなく通常に使う上でも重要なものですので、しっかりと保管しておきましょう。
ブランドレックスでは、もし箱や保証書がないロレックスであっても買取対応しております。
技術力の高いスタッフが、親切丁寧に査定させていただいております。
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