エルメスのバッグに憧れる女性が多いわけですが、その中でピコタンはカラフルさが受けてとても多くの女性に支持されています。

決して安いバッグではないのですが、多くの方が買い求めるのには大きな理由があるのです。

では、エルメスのピコタンとは一体どのような魅力のあるバッグなのでしょうか?

ここでは、ピコタンについて詳しく解説します。

わたくしブランドレックス鑑定士千藤と申します。

エルメスについての知識は誰にも負けない自信がございます。

鑑定歴20年以上のベテラン鑑定士の記事になりますので、是非読んでみてください。

 

ピコタンとはどんなバッグ?

まずはじめに、ピコタンとは一体どのような特徴のバッグであるのかについて紹介します。

 

ピコタンの歴史

ピコタンの歴史を紐解く上で、エルメスというブランドの成り立ちにもつながるものがあります。

創業当時のエルメスでは、パリのマドレーヌ寺院の周辺において馬具工房を開設していました。

今でも、馬具につながるようなアイテムが多く存在しているのですが、ピコタンも実は馬などの餌を入れておく袋の名前であったのです。

馬は、主に草食で量としては多めに餌を食べる傾向にあるので、収納力のある袋が必要です。

また、持ち運びやすいという点もテーマとなっていて、その結果ピコタンのような収納力があって持ち運びやすいバッグが誕生したのです。

モデルとして誕生したのは、2003年となりますがまたたく間に人気モデルとして名を馳せて、今に至ります。

 

ピコタンの特徴

ピコタンは、馬などの餌やり用の袋をモチーフにしていることもあって、基本的に正方形で二本のハンドルが付属しているバッグとなります。

但し、ハンドルの付ける位置が横側のパターンと側面のパターンがあったりと、微妙な違いがあります。

サイズとしても、基本的に大きめで一泊程度の荷物を持ち運びできるアイテムが多いのですが、もう少し小さめでデイリーユースが可能なデザインも用意されています。

サイズラインナップをより詳しく解説すると、最も小さなPMから始まり、MM、GM、TGMサイズにまで分類されます。

TGMは、かなり大きめでどちらかと言えばビジネスバッグとして活用されていることもあって、女性だけでなく男性にも人気のサイズとなります。

ピコタンは、底面に小さな足がついており、しっかりとスタンドする点が評価できます。

素材によっては、柔らかすぎて自立できないものもあるのですが、足がついていることもあって自立させやすいというメリットがあります。

また、底面が底上げされていることによって、底面が床などに接触することを防止できる点も特徴です。

少々濡れている場所でも、安心しておくことができますよ。

カラーリングとしては、ポップでとてもかわいく、特に若い女性に愛されています。

 

ピコタンの素材

ピコタンの素材としては、トゴとトリヨンクレマンス、ボックスカーフの3種類を主に用いています。

トゴとは、まだ使われ始めて20年程度の歴史しかない素材となりますが、雄仔牛のレザーを使用してとても柔らかく目も大きめでスタイリッシュに見せることができます。

耐久性が高く傷がつきにくいので、長持ちさせることができる点も評価されています。

トリヨンクレマンスは、非常に柔らかくトゴよりも柔軟性が高い素材となっています。

雄成牛のレザーを使用しており、しっかりとした質感があって使用する度に味わいが出てきます。

よって、数年後には経時変化によりまた違った雰囲気を味わうことができます。

主にカジュアルシーンで使用するのに向いた素材としても注目されています。

最後にボックスカーフは、トリヨンクレマンスとは真逆で主にフォーマルシーンで活躍する素材です。

硬さもあるので、重めの荷物を持ち運んでも型くずれしにくい点が特徴です。

更に、傷もつきにくいという特徴もあるので、多少手荒に持ち運んでも問題なく、良き相棒として活躍間違いありません。

パーティーなどのシーンにおいても使える、汎用性の高さも評価できます。

 

ピコタンロックとの違いは?

ピコタンと似たモデルとして、ピコタンロックというものがあります。

2003年に誕生したピコタンですが、実はすでに廃盤となっていてその流れを汲んでいるのがピコタンロックとなります。

2008年に誕生したピコタンロックですが、基本的にピコタンと同様のスタンスでデザインされていることもあって、ほぼ同じものと考えても構いません。

 

ピコタンの価格帯は?

ピコタンは、すでに廃盤となっていることもあって新品で購入するのは困難となります。

よって、現行モデルも存在しているピコタンロックで販売価格を見てみると、以下のような設定となっています。

 

サイズ 定価
PM 250,000~300,000円程度
MM 340,000~400,000円程度
GM 400,000~440,000円程度
TGM 400,000~450,000円程度

 

高級志向のあるエルメスらしく、最もサイズの小さいPMであっても25万円以上の価格設定となっています。

但し、長持ちさせやすい素材を使用しているバッグですので、長い目で見れば決して高すぎる価格設定というわけではないですね。

また、もし手放すとなった場合でもピコタンは人気モデルですので、高値で買取が成立しやすい傾向にあります。

ピコタンの買取相場はこちら!

中古市場でも人気!

ピコタンは、中古市場という観点で見てもとても高い人気があります。

それは、デザイン的に秀逸な点と飽きが来ないデザイン、そして頑丈性があります。

飽きが来ないという点は非常に重要で、トレンドに左右されにくくいつの時代でも人気なので高値になりやすいのです。

また、素材として頑丈で使い続けることで味が出てくるのもあって、しっかりとメンテナンスしながら使用することで、思わぬ高値の買取も期待できます。

 

ピコタンおすすめモデル

ピコタンは、約5年の歴史しかないわけですが、その中でピコタンロックを含めておすすめのモデルを厳選して紹介します。

 

PM ハンドバッグ ターコイズ

エルメスPM ハンドバッグ 

最も小さなPMサイズのピコタンです。

ヴォーバレニア シェーブルという素材を使用しており、カフェ ターコイズのカラーリングで落ち着きがあるスタイルにまとめています。

ランチバッグとして活用する事もできるサイズ感で、底面のしっかりとした金具で自立させやすいモデルでもあります。

 

ピコタンロック ミクロ

ピコタンロック ミクロ

カデナ・キーが付属しており、デザイン的にキュートな印象があります。

カラーバリエーションとしてピンクがあるのですが、決して派手なだけでなく大人の女性でも持ちやすい落ち着きがあります。

ハンドルがしっかりしているので、重めの荷物でも持ち運びやすいものとなっています。

スイフト素材で、細かい型押しが良いアクセントとなっています。

 

ピコタンロックMM エタン

 

トリヨンクレマンスを用いているこのモデルは、エタン × シルバー金具という配色で落ち着きがあって人気のカラーリングとなっています。

通勤などで使用するにも最適なサイズ感であって、それでいておしゃれ度も秀逸です。

開口部にベルトがあるので、荷物の収納状態によってベルトを調節してサイズ感を調整できます。

 

ピコタンロックTGM ルージュカザック P刻印

ピコタンの中でも最も大きなTGMサイズとなっています。

トリヨンクレマンスを使用していて、デザインとマッチした優しい雰囲気をアピールしています。

サイズに応じて、底面の金具も5箇所となっておりより自立しやすさをサポートしています。

ノートパソコンも余裕で収納できますし、一泊分の服などを収納してスマートに旅行や出張に出かけることも可能です。

重い荷物を収納してもしっかりと持てるハンドルのデザインも評価できます。

ベルトの先端部分にカデナを通す事ができるので、セキュリティ性も高めることも可能です。

 

ピコタンの買取はブランドレックスにおまかせ!

今回は、エルメスのピコタンについて紹介しました。

エルメスらしく、馬に関連したモデルとなりますが、正確には5年間のみしかラインナップしていなかった伝説のモデルと言えます。

今でも、ピコタンロックとして存在していますが、非常に高い人気があるモデルです。

ブランドレックスでは、相場よりも高い金額でピコタンの買取対応させていただいておりますので、ぜひご活用ください。

また、お客様に納得していただけるように査定結果を伝えるという点を重視していますので、もし買取が成立しなくても無料で査定対応しております。

エルメスについて詳しい詳細はこちら!